ロンドンオリンピックでの中国、韓国によるバトミントンの八百長は記憶に新しい。スポーツネタ、目次へ
個人的には「同じ国同士が準決勝で当たるのは避けたい」という中国の八百長は心情的に理解の範疇だ。が、もう少し上手くやれよ。WBC台湾ラウンド、最低5点差をつけて勝たなければならない韓国は8回裏、1点差で勝っての攻撃を終えた時点でリーグ戦敗退が決まり実に後味が悪かっただろう。が、もしこれが4点差だったら、と考えてみた。
9回表だけ八百長をする。2アウトをとって4人連続堂々と敬遠する。9回裏の攻撃が欲しいからだ。そして裏、タイムリー相当の安打が出ても3塁ランナーは帰還しない。
「満塁ホームランで4点差をつけて勝つ」
以外の結末は全て負けに等しいからだ。
だからここは「明らかな敬遠で1点あげる」じゃないとダメよ。絶対に9回裏4点とって勝つ!って気迫を示すのだよ。1球ごとに士気が高まるような敬遠球を投げられる投手というと、日本でも前田(健)くらいしか思いつかないが。これくらいの根性を見せてくれるとそれなりにしびれる。第2回WBC決勝戦では「ここは自分が決める。タイムリーヒット以外は負け」とフォアボールを拒否し、ボール球をファールして自らを追い詰めたイチローにはしびれさせてもらいました。こういう部分的八百長なら許す、というか見たい。ここでの敬遠はプレイする権利を奪うわけではないし、八百長としてもプレイする権利を放棄するわけではない。逆に獲得するための捨て身の行為だ。それにしてもあんだけ半流ドラマをやる日本のテレビ局はなぜWBCの韓国戦を中継しないのだろう。
でも4点差としても、あいつらはそんなことしないだろうなあ。8回裏が終わったところで「どうやって自分のせいではないと説明しよう」と一生懸命考えていたのだろう。
亜熱帯の台湾で「寒いのが悪い」ですって。
スポーツを愛する人間は「ドクトはわが領土」を間違ってももう一度見たくはあるまいから、韓国の敗退は世界的にはよいことだったのだろう。
でもさ、やっちゃうならこのタイミングでもよかったんだけどね。IOCは「条件とした教育がやはり出来ていない」という理由で、改めて処分が出来る。するとワールドカップの「マルビナスはわが領土」が未然に防止できる。いつだって、打開策を考えているのだ。こっちは。
新たな処分は銅メダルを剥奪してもどうせ返しはしないから、韓国代表自身が2試合の出場停止、くらいでいいんじゃないかな。個人へのレッドカード相当の処分がチーム全体へのレッドカード処分になったって感じだ。これなら受け入れざるを得ないと思う。もっとも出場停止対象となる2試合が存在するためには、試合を行うことが前提だが、実は誰も出場できず、つまりいつまでたっても処分は明けず、国際試合永久停止と同義になるってことに気がつかなければ、だが。