オリンピックの「団体」競技

 オリンピックの種目を減らそうとする動きがある一方で、中身を細分化しようという動きがある。今まで男子の競技しかなかったところに女子が入るのは当然としても、妙に「団体」化されてしまうのは違和感ありありである。
 特に複数人の得点合計で競うだけの団体、というのは「無理に増やさなくても、どうせ出る人かぶるんだし」なる感想しか出てこない。そりゃさあ、突出した人はいないけど自分の国はスケート盛んだよ、をアピールしたい気持ちは分かるけどさ。

 これが「リレー」とかいうなら、人がかぶったとしても「コーナーワークの得意な人を生かす」とか「バトンワークでチームワークを魅せる」などと団体ならではの楽しみがある。水泳だってメドレーリレーだから各人の特色が出て面白いのだ。自転車なら「誰が牽引するか」なんて切り替えがあって楽しい。ところが単に飛距離や得点を合計したのでは「なんでそこまでしてメダルの数を増やすのよ」としか思えない。「マラソン団体」を作ってタイムを単純に合計してみてよ、なんか興ざめでしょ。

 たしかに僕が評価した「団体競技」はある程度玄人っぽい見方が必要で敷居が高いかもというのはある。ならば「団体だからこそ」の競技を作って、誰の目にもわかりやすくしよう。かといってアイスホッケーのような団体でしかできないものではなく、個人でもできるものだ。なにがいいか。もちろん「レスリング・フリースタイル団体」だ。
 柔道のように、先鋒、次鋒、中堅・・・でもいいけど、ここは思い切って「バトルロイヤル」としたい。見てても面白いです。プロレスならたまにありますが、アマレスならではの展開は、想像もつかないワクワク感。
 もちろん競技自体をオリンピックから外そうとしたIOCへの皮肉こもってます。テコンドー団体なら、ひたすら醜くなるだけだろうなあ。。。

 とか何とか言って「マラソン団体」はいいかなと思っている。以前、今やマラソンは冬の競技になっているのだから、冬季オリンピックでやればいいのでは、と書いたことがある。開会式と閉会式にしか使われないメインスタジアムも盛り上がる。
 しかし同じ種目があると夏のオリンピックとの棲み分けをどうするかという懸念はたしかにあるのだ。冬のほうが記録がいいのは十分予想できるが、夏のオリンピックにもメンツがある。だから冬は「マラソン団体」をやる、ということにすればどうだろう。夏にマラソン個人と団体を両方やるのは無理があるからね。冬は個人競技の「団体」が多いので違和感も少なかろう。特に今回行われたソチは絶好だった。黒海沿岸リゾート地。冬の気温は東京より高いと聞く。マラソンをやるに全く問題はないではないか。
 そもそもオリンピックの象徴、マラソンが競技としてないほうがおかしい。マラソンを採用しないことが冬のオリンピックの輪の数を減らしている理由なのではないか。アフリカ、オーストラリア、南アメリカからもどんどん参加できる。ではなぜ行われなかったのか?
 ロシアが弱いから。。。

 しかし、驚嘆しましたですわ。こちらの記事によりますと
《会見が終わった際、自分が座っていた椅子をテーブルの下に戻していたのも彼女だけだった。》
ですって。高梨沙羅さんをほめているのですが、それ以外の方、まるで礼儀がなってございませんわ。スポーツ選手ってしつけがなってませんのね。どうりで本番に弱いはずですわ。そーいった人らの思い出づくりに税金をかけていては消費税をいくら上げてもおっつかないのではなくって?
 以前書きましたけど「金メダルへ、高くジャンプ!消費税もジャンプ!」と浅田真央は宣伝するべきですわ。補助金を要請したのなら、それなりの協力はしませんとね。

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