2018年、冬季オリンピックが再びソチで行われることになるのでは、と予測した。その方が競技者にも観客にもいいというのは分かりきっているが(IOC委員の懐は知らん)、ウクライナ情勢を見る限り、そんな牧歌的なことは言っておれんようだ。スポーツネタ、目次へ
というわけで予定通り長時間バスに揺られてきた選手が氷で上げ底した韓国のスキー場を滑ることになるのだろう。約束違反の交通・競技場整備状況、続出するであろうおかしな判定、確実に破綻する運営は取り上げないとしても、大きな問題はその後にあるんだった。あいつらがパラリンピックまで気を回してきっちり終えられるとは思えない。当然、元気ではあれど障碍のある選手をケアしなければならないわけだ。こまやかな気配りが必要になる。オリンピック期間中はそれでも維持してきた競技施設は、もはやボロボロだろう。屋内はまだいいとして、アルペンスキーやクロスカントリーのコースを維持するだけの雪は備蓄されるのだろうか。ジャンプやハーフパイプは使われないとはいえ。
ん?ジャンプ台は使わない。そうだ。競技数はぐっと減るのだった。
アルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリー、アイスホッケー、カーリング。ソチ・パラリンピックの倍以上の選手団を1998年にもてなした長野。
できるよね。平昌でアルペンスキーができないから新潟でやってくれ、と打診してきたはいいが、譲ってやるんだから金をよこせ、と言ってきた国なんだから、じゃあやりましょうか、とこちらから申し出るわけにはいかない。世界のメディアが「これじゃやれないよ」と騒ぎ出すのを待つことになる。それから着手してオリンピックが開けるのはソチだけだが、パラリンピックなら長野でもできる。
残念ながら気が付いてしまった。ヒューマニズム的に否定するわけにはいかない。代替開催をロシアと日本で分担する、というのはイメージ悪くないしね。今回いろいろあったウクライナの選手たちにもパラリンピックでは伸び伸びと競技してもらいたい。日本を仲介に和平を、ってところまで持っていければすごいよね。
開催地の土壇場変更。IOCとどう交渉するかは、JFAにも頑張ってもらわないといけないのだが、やってもいいんじゃないかという気になった。多くの観客動員は見込めないから収支的には赤字かもしれなくても、その辺は何とかしてください。消費税はちゃんと8%払ってあげますから。