剛腕(という噂の)佐々木の起用法

 野球界のスタンレースチーマー(見た人が少ないのではっきりとしたことがいえないという意味)、超剛球投手であるロッテの佐々木、まずは先発して1イニング抑えるというオープナーとして中三日なり中四日で使うというのはどうだろう。
 球数を投げられないのは、甲子園をあきらめたり、U-18でも早々に降板したことから明らか。かといって人気を考えると早く使いたいよね。しかしいきなり守護神は荷が重いし、中継ぎならついつい連投させたくなる。ならば計算の立ちやすい先発ではあるが、長いイニングは投げさせられないので、最近大リーグでも流行っているオープナーと銘打って初回を力づくで押さえる、役回りがいいのではないかと考えた次第。
 球道からみて大谷よりもカットしずらそうなので全力投球なら通用するんじゃないかな。

 そういえばシーズンオフのテレビ番組で「投手大谷対打者大谷」でエミュレートされた投げる球を大谷本人が打つ、というシーンがあったが、大谷のセリフが印象的だった。
「カットならできるんだな。」
あれはグイーンと伸びるきっかけになってもよかったのだが、卑怯な高校球児、千葉君(岩手君と改名しろ)の行った学校だけあってあまり頭はよくないということがやがてわかった。
(というか、東北の高校は一塁手を蹴とばした仙台育英といい、決勝戦わざと負けといわれてしかるべきの大船渡といい、レギュラー全員県外人の青森代表や、福島は聖光学院しか出てこない、といいあまりよい印象がない。)

 期待しているのは次のシーンである。
 先発佐々木が予告された相手チームは、どうせ初回は点が取れないとあきらめてしまい、結果、打順を3つずらし、四番に本来の一番打者をおくことが通常となった。セントラルリーグ主催の交流戦ではスターティングメンバーが「三番、ピッチャー」となるかもしれない。残念ながら大谷と違ってリアル二刀流とは言えないのだが。

 東日本大震災のあと、校庭が仮設住宅に割り当てられ、細々と校舎裏で素振りをしている小学生を見たボランティアが、この子たちに野球をやる場を、とリアスリーグ、と銘打った大会を立ち上げQVCマリンで決勝、その中に佐々木がいた、というのはできすぎとはいえ、応援はしているのよ。(リアスリーグはその後も継続的に千葉で行われており、ZOZOになるまで決勝はマリン。)ぜひ交流戦「東京湾ダービー(命名私)」の横浜戦で土門と壮絶な投げ合いをしてほしいものだ。

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