注目されていた2020年のセンバツが中止になった。妥当な判断であろう。スポーツネタ、目次へ
豚インフルが流行った時も、ほかのスポーツの大会がどんどん中止になる中、夏の甲子園だけはやっていたことを考えると違和感があるかもしれないが、これが当然なのだ。しかし、球児たちは気の毒である。甲子園出場の記録は残るから、などと見当はずれの慰め方をされているが逆に本人たちは納得できまい。賛否ある「21世紀枠」の皆さんは特にである。だって「21世紀枠で出場済み」ということで、来年からしばらくの間不利な扱いを受けるからね。選考要件として「出場からより遠ざかっている学校」というのがある以上仕方がない。「次年度は若干優先的に考慮する」の一言はほしいよね。
というわけで何が何でも21世紀枠の皆さんには今のメンバーで出場してほしい。というわけで記念大会を開いてはどうかと考えた。すでに高野連が甲子園を押さえてあるからそんなに難しいことではない。
夏の甲子園の休養日、つまり準々決勝の翌日、準決勝の翌日に彼らに試合をしてもらうのだ。宿舎だってすでに敗退した高校のそれを使ってもらえるから「確保済」。
初出場5校と、初出場とかぶっていない21世紀枠1校の計6校。よかった、偶数だ。3試合だから1日で済むかな。(奇数になったら神宮大会優勝校を呼ぶつもりであった。その地方に出場枠を一つ多く持ってきた功績は無視できない。)
ついでと言ってはなんだが、幻の出場校の野球部員を呼んで「開会式」。そして校歌の大合唱大会だ。悪いアイディアではないような気がしてきた。むしろ問題は、それまで翻っていた朝日新聞の旭日旗が、1日だけとはいえ、毎日新聞の社旗に変わることにお偉方が納得するかということだろう。組み合わせ抽選会も同日、同じ会場でやったほうが球児たちはうれしいだろうし、その辺はむしろあいまいにしておいてほしいものだ。おそらくは、いや確実に夏の甲子園のどの1日よりも、センバツ記念のその1日のほうが盛り上がるのだ。