9:55 間々田駅
目的地まであと8マス
しかし、欲を出すとうまく行かなくなるものでして、
間々田駅で出たカードが
「ゆで卵カード」
初めてバカなカードが出ました。
これはゆで卵を買うまで動けないというものなのです。
近所に売っているのだろうか。駅の中には数人しか人がいない。
不安になりながら駅を出る。
駅前の様子
どうしよう、と思ったのですが、
ちょうどセブンイレブンが1件見つかりました。
そこに無ければ、諦めてペナルティーの逆戻りをして
出直すしかなさそうです。
セブンイレブンのお弁当コーナーへ直行。
「ゆで卵、ゆで卵」と心の中で呟きながら棚をぐわーっと見回す。
ないのか!?
店員さんに聞く。興奮して思わず声が大きくなる
「ゆで卵、ありますか!?」
入ってきて早々、ゆで卵だけ買って出ていくのも変かと思ったが、
ゆで卵代63円を支払って間々田駅前に戻る。
ゆで卵購入
この写真を撮って、殻を剥いて食べようとした時でした。
遠くから電車の音が近づいてくるではないか。
おお!あの電車に乗らないと、しばらく電車がないのです。
慌ててサイコロを振って
を出すと、ゆで卵を手に直に持ったまま、
階段を駆け上りました。
改札で「青春18きっぷ」を駅員さんに見せました。
(僕は青春でも18でもないのだが)
駅員さんは切符を受け取るとすぐに、判子を押したのです。
いや、判子は1日1個なので、
駅員さんが押した判子は間違いなのです。
「あっ、今日の判子はもう押されているのですが」
「えっ、そうなの!?なんだぁー、そうならそうと早く言ってよー]
これが世に言う「逆ギレ」というものなのか。
そして続けて駅員さんはこう言った。
「切符渡されたら条件反射で押しちゃうんだよ、私たちはね」
私たちはって、
あんただけだよ
しかし、条件反射なら仕方がないのです。
電車が入って来ました。
ブツブツ言いながら、訂正印を押す駅員さん。
「すみません」
と僕が言うと、
「気を付けようね、お互いに」
すぐにホームへ出て電車に滑り込む。
車内の席はほとんど埋まっており、座席の人たちが、
はぁはぁと息を切らして汗だくの僕を見る。
なんだよ!じろじろ見んなよ!キエーッ!!
と思ったが、
手に直にゆで卵を持って駆け込んできたら
そりゃ、見ますよね、ごめんなさい。
小山駅で両毛線に乗り換え。
11:00 大平下(おおひらした)駅
目的地まであと4マス
小山駅で乗り換えて大平下駅に到着。
無人駅でした。お客さんもいません。
堂々と、サイコロを振ってカードを引く。
そうなのです、これまで駅については、
うろうろホームを歩いて、きょろきょろと駅名の看板を探して撮影。
かと思うと突然、しゃがみこんで
こそこそとサイコロを振っていた。
そんな男がいたら、それは僕です!
しかし、大平下には誰もいない、駅員さんもいない。
堂々と、これでもかっというオーバーアクションで
カードを引くためのサイコロを振る。
あと4マスなので、こんなところで
サイコロを5回振る「リニアカード」が出たら、おしまいです。
あと「ゆで卵カード」、プリンを買う「プリンカード」も絶対に無理です。
出たのは、
「記念撮影カード」
駅や駅前のシンボルの前で記念撮影をしなくてはいけない。
はははっ、まあ、よいでしょう、よいでしょう。
誰もいませんから。
記念撮影
三脚を立てて、記念撮影完了。
さて、と時刻表を見ると大変なことに。
大平下の時刻表
1時間に1、2本しか電車が来ない駅だったのです。
とりあえず、移動のためのサイコロを振る。
4が出たら目的地に到着です。
出ちゃいました。
申し訳ないほどうまく行き過ぎます。
強烈な暑さの中、30分ほど待ち、
いよいよ目的地の足利へ!
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