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簡単なサンプル sample1.wma WMA8 (77Kバイト) |
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//古今和歌集・巻十六・哀傷歌より 泣く涙,雨と降らなむ,わたり川,水まさりなば,かへりくるがに 血の涙,落ちてぞたぎつ,白川は,君が世までの,名にこそありけれ |
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上記の3行を以下の設定でWavファイルに出力し、 それをMicrosoft Media 8 Encording Utilityで32kbps-44kHz-monoのWMAファイルに変換した。 |
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SpchWの設定:
全般 |
・本文とコメント行の区別をする ・本文とコメント行を両方読む ・行番号を読む ・EOF通知をする ・辞書登録なし |
本文 |
・NEC Female Robot / 22kHz 16bit Mono / Volume=100 / Rate=-8 ・TTS XMLを解釈しない |
コメント行 |
・NEC Male / 22kHz 16bit Mono / Volume=80 / Rate=0 ・コメント行の条件=先頭に//のある行 ・TTS XMLを解釈しない |
行番号 |
・NEC Male Robot / 22kHz 16bit Mono / Volume=80 / Rate=-6 ・pitch=-6 ・行の読み方=nnn行目 |
EOF通知 |
・NEC FeMale / 22kHz 16bit Mono / Volume=100 / Rate=0 ・pitch=0 ・メッセージ=「以上でサンプルの読み上げを終了します」 |
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TTS XMLを使ったサンプル sample2.wma WMA8 (106Kバイト) |
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<voice required="NAME=NEC Male Elderly"><rate absspeed="2">これは<pron sym="イソップ">伊曽保</pron>物語のお話です。</rate></voice><silence msec="1000"/>A Traveler about to set out on a journey saw his Dog stand at the door stretching himself. He asked him sharply: <voice required="NAME=Microsoft Sam">"Why do you standthere gaping? Everything is ready but you, so come with me instantly." </voice>The Dog, wagging his tail, replied: <voice required="NAME=Microsoft Mike">"O, master! I am quite ready;<silence msec="500"/><emph> it is you</emph> for whom I am waiting." </voice></font> |
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WMAファイルの形式は上のサンプルと同じ32kbps-44kHz-mono。SpchWの設定は以下の通り。 (ちなみに英文の部分はProject Gutenbergの"Aesop's Fables"からの引用であり、"伊曽保"と書いてあるのはあくまで発音表記タグの例を示すためである。天草本などの「伊曽保物語(いそほものがたり)」を指しているわけではない。) |
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SpchWの設定:
全般 |
・本文とコメント行の区別をしない ・行番号を読まない ・EOF通知をしない ・辞書登録なし |
本文 |
・Micorsoft Mary / 22kHz 16bit Mono / Volume=80 / Rate=0 ・TTS XMLを解釈する |
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SpchWでは行単位に処理を行うため、タグは行内で完結する必要があるので見た目が煩雑になるが、このように地のVoiceを固定したままデータ側でVoiceを変えられるのはSAPI 5.1の面白いところである。
どのようなタグが使用できるかはMicrosoft Speech SDKのヘルプファイルに記載されているが、毎回それを参照するのも手間なので、SpchWのメニュー「情報」->「TTS XML」から概要を見ることもできる。 |