一言メモ3.1 取り扱い説明書

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2.大まかな概要

2-1.「一言」について

 「一言メモ」は、普段忘れがちなちょっとした「一言」を記録するためのソフトです。しかし「一言」といっても、別にその文字数に制限がある訳ではありません。このソフトでは、題名がついたテキスト文章というくらいの意味で「一言」という用語を使っています。

 「一言」の内容は様々です。今日しなければならないこと、自分がふと疑問に思ったこと、ちょっと気に入った歌詞などなど、どんな「一言」を記録するかはあなたのアイデア次第です。あなたの生活の様々な場面に、この「一言メモ」を役立ててください。

2-2.「フォルダ」について

 「一言メモ」では、様々な「一言」を「フォルダ」という場所に保存し管理しています。この「フォルダ」はWINDOWS の「フォルダ」、MS-DOS の「ディレクトリ」と全く同じ感覚のもので、USERは「フォルダ」を階層的に、たくさん作成することができます。フォルダ間で一言の移動や削除もできますので、「一言」の種類ごとにフォルダを作るなど、自分の使いやすいように「フォルダ」を活用してください。

 なお「一言メモ」では、例えば「仕事関係」の中の「企画」というフォルダの中を表すのに、[\仕事関係\企画]という表示をしています。様々な場面でこのような表示形式が行われていますので、ご注意ください。([\]のみの場合はルートフォルダ(一番上の階層)を意味します。ルートフォルダの直下には一言を保存することはできません。)

2-3.「データセット」について

 USERが作成した一言は、基本的には_datという拡張子がついたテーブルに保存されます。同様にフォルダも、_fldという拡張子がついたテーブルに保存されます。データセットはこの_datと_fldの2つのテーブルをセットにした概念で、自分が作成した一言とフォルダ構造全体を表す概念になります。

 このデータセットの最大の利点は、それをテキストファイル形式で外部に出力したり、または逆に内部にインポートすることができる点です。この機能を利用すると、自分が作成した一言のバックアップをとったり、または他人の一言メモの内容を自分の一言メモにインポートしたりすることができるのです。

 なお「一言メモ」のアクセスファイル(mdb)の中には複数のデータセットを保存することができますが、そのうち一言を保存したりフォルダを作成したりできるデータセットは一度に一つだけです。このデータセットのことをメインデータセット(MainDataSet=MDS)と呼びます。MDS以外のデータセットを編集するには、そのデータセットをMDSに設定する必要があります。

*MDSのフォルダ情報は「一言分類」テーブルに、一言情報は「一言メモ」テーブルにそれぞれ保管されます。例えばMDS設定が[A]から[B]へ変わると、現在の「一言分類」「一言メモ」テーブルの内容はA_fld,A_datに保存され、B_fld,B_datの内容が新しく「一言分類」「一言メモ」に置き換えられます。そのため各フォームがデータのソースにしているのは常に「一言分類」「一言メモ」の2つのテーブルだけで、様々な変更もこの2つに対してのみ行われることになります。

 最後に今までに出てきた「一言」「フォルダ」「データセット」、そして「一言メモ」本体の関係を示すと以下のようになるでしょう。

[一言メモA(A.mdb)] [一言メモB(B.mdb)]
[データセット(A_dat & A_fld)] ⇔  [データセットB(B_dat & B_fld)]
In/Export
[フォルダ(A_fld)] [フォルダ(B_fld)]
[一言(A_dat)] [一言(B_fld)]


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