Last update:2005/02/05 / ENVY24HTS-PCIをいじる

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■ 玄人志向ENVY24HTS-PCIをいじってみる ■


 ENVY24HT-S搭載製品の中では最低価格帯の玄人志向ENVY24HTS-PCIを改造してみました。

 ■ 概要 ■
 ■ 改造後 ■
 ■ 総括 ■

(2005/02/05)
リクエストにお答えして写真追加。

(2004/09/28)
仲間内で制作した記事を元に再編しました。
とりあえずアウトラインだけ書いています。

■ 概要 ■

改造前
(改造前)
 ENVY24HT-Sを搭載しているサウンドカードは結構多いのですが、 玄人志向のENVY24HT-Sはその中でも最低価格帯に属するものです。
 ENVY24HT-Sのチップ自体は、もともとオーディオカード用のコントローラであることもあり、 それなりに性能は悪くないと思いますので、 価格が低い分は基板の作りと実装部品の質に影響しているのではないかと勝手に(^^;)推測しました。
 そこで、ENVY24HTS-PCIに対して部品交換を主とした改造を行ってみました。
 いかんせん素人なもので、どれだけ効果があるのか微妙です(^_^;


■ 改造後 ■

改造後
(改造後)
 途中をすっ飛ばして、とりあえず改造後の写真です。
 ICの電源系のパスコンとして、三洋のOS-CONとシーメンスの積層フィルムコンデンサをパラで使用しました。
 また、アナログ出力部の電解コンデンサはニチコンのMUSEに交換しました。
 ストック部品の都合で一部BPのMUSEを使用しています。
 こちらは手持ちの部品で容量と耐圧が合うものを適当に間に合わせました。最適かどうかは不明(^_^;
 なお、手を入れたのは24bit 96KHz対応の2chだけで、他は放置しています。

出力部
もともと電解コンがあった部分にMUSEを。
電源部
電源周りも多少変更。

 結果ですが、ノイズの多さ、みたいなものは大きくは変わったようには感じませんでしたが、
中音域から高域にかけてのスピード感というか、滑らかさが向上したような気がします。
 参考までにRMAAの結果は、Noise levelとDynamic rangeの値が約1.5 dBほど向上していました。(於 16bit 44.1KHz)
 (Noise Levelで-84.0→-85.6dB程度、数値自体はあんまり良くないです(^_^;)


■ 総括 ■

音質的な改善はあまり果たせたのかどうか微妙ですが、少なくとも音作りが変わったような気がします。
音質改善というよりは、音の味付けという意味で楽しめるのではないでしょうか。
ただ、音量の増幅にオペアンプではなく簡易的にトランジスタを使用しているあたり、 どうも音の細やかな再現性が失われているようで、 その点は他のENVY24 HT-S搭載カードと比較して損をしているのかな、と思ったりします。



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