Last update:2004/10/05 / USB-AUDIOキットを組み立ててみる

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■ USB-AUDIOキットを組み立ててみる ■


 impress watchのレビューなどで話題の、VICSのUSB-AUDIOキットを組み立ててみました。

 ■ 概要 ■
 ■ 組み立て ■
 ■ 感想 ■

(2004/10/05)
とりあえず組み立てて動いたのでアップします。

■ 概要 ■

基板
(基板)
 株式会社VICS(→■)が通販で販売しているUSBオーディオキットを注文、というか、仲間内での共同購入に一口乗せて貰いました(megane氏、ありがとです)。 送料は定額なのでまとめて購入したほうがお得です。 複数注文しても組み立て説明書は一部しか付いて来ないので、適宜コピーする必要があります(^-^;
 基板以外に実装するのに必要な部品はすべて揃っています。要であるUSB-AUDIO ICはバーブラウンのPCM2704で、足が0.5mmピッチなのですが、これだけは基板に実装済みになっているので助かります。

 標準のUSBクラスドライバで認識しますので、WinMe/2k以降であれば特にドライバ不要なのでありがたいです。


■ 組み立て ■

完成写真
(完成写真)
 完成後の写真です。ゴムシートを切るのに激しく失敗していますが、そこは突っ込まないでください(^_^;
 普通に組み立てても面白くないので、適宜部品を交換しています。はじめは一度ノーマルで組み立てようとも思ったのですが、後からまた外すのも面倒なのでやめました。
 電源系に関しては、電解コンデンサ×2を三洋OS-CON 20V47uF、PCM2704周辺のパスコンの積層セラコン0.1uFをシーメンスの積層フィルムコンデンサ0.1uFおよび0.15uFに変更しました。手持ちのOS-CONは元々のニチコンKMEと比べて直径が大きいので、実装場所の確保に手間取ります。
 アナログ信号周りはオペアンプ出力側の22Ωと4.7KΩの金皮抵抗を進工業のプレート抵抗に、カップリングコンデンサをニチコンのMUSE BP 16V10uFに変更しました。MUSEを選んだのは、単にストックがある無極性のコンデンサがこれしかなかったからです(あとMUSEはオーディオ向けコンデンサの割にサイズが小さいのも良いですね)。
 また、基板にステレオミニジャックのコネクタを直接付けました。

 組み立てている時に気づいてすぐ直したのですが、一度10kΩと20kΩとを間違えました。水色の地に茶色と赤色ってパッと見ただけだと一瞬同じに見えるみたいです(^^; カーボン抵抗なら間違えないと思うんですが。


※注)本Webページは標準部品からの交換を推奨するものではありません。あくまで一例として載せているだけです。 ご自身で試される場合は必ず自己責任でお願いします。 何か問題が起きたりPC本体が燃えたりしても、筆者は責任を負いかねます。


■ 感想 ■

 ちゃんと一発目で音が出ました。よかったよかった(^_^;
 音質は、けっこう悪くないと思います。 ノイズも殆どないので、安物のサウンドカードやノートPCの怪しいオンボードサウンドより良いかもしれません。 クリアで伸びのある音だと思います。 MP3の圧縮ノイズも割合よく聞き取ることが出来ます(^^;
 反面、少し乾いた感じの音で、また複数の音が重なった時に個々の音がちょっと聞き取りにくいかなーと思いました。 それと、ボリュームを最大にすると、レベルの大きな音の再生は多少苦しそうでした(気のせいかも)。部品の選定や接続機器にもよると思います。
 少し苦言は呈しましたが、この値段の製品でこれだけの音が出るのならかなり良いなと思いました。

 あと、これはUSBコントローラやドライバ側の責任もあるのですが、CPU負荷率がちと高めで、 DVD再生中にInternetExolorerでホイールでスクロールしたりすると、音切れすることがありました。 私のPCがショボイという可能性が大ですが(^^; 少し古めのノートPCに繋ぐときは、もしかしたら少し苦しいかも知れません。 一般的にはどんな感じなのか良く知らないのですが。

ともかく、自分で工作するのが好きな人には良いキットだと思います。 VICSさんには次期キット製品にも期待したいです。ぜひ今のままの安価なままで(^_^;





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