Challenge Libretto ff | . | |
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Librettoff 1050CS の特徴
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私がLibrettoff を選んだ理由。
この大きさでWindows98がちゃんと走ること。もっと言えば、DOSが走ること。WindowsCEだとどうしても清書はデスクトップPCで行なわないとならないが、全ての作業を行なうことが出来るのは魅力だと思います。 逆にいうと、WinCE機と比べた場合、HDDを搭載しているのが欠点かもしれません(その分壊れやすいので)。どうしても起動と終了に時間がかかります。ここら辺はWin98が動くことによる諸刃の剣なのでまあ良しとします(IBMのノートみたいに、PCカードブートが出来れば面白いのだが)。 加えて、Win98が走ることにより、開発環境も走るのが美味しいところです。私はBorland C++ 5.5を使っていますが、そこそこ使えています。 あと、大きさと軽さ。VAIO−C1シリーズより一回り小さいので持ち歩きには有利です。重さも1kgを切っているので、あまり負担になりません。 次に、Librettoff としての長所、短所。 まずなにより、CPUパワーに余裕があること。メモリもそこそこ積めること。ノートとは言え、Windows98みたいなOS自体重いものを動かす以上、基本部分が非力なのは困りますが、MMX Pentium 233MHzそこそこ余裕があります(但し。2ndキャッシュは無い)。あと、ちゃんと本体にUSBコネクタが付いているのも良いです。他のLibrettoはI/Oアダプタ側にしかUSBがないモデルがあるので注意したいところです。 残念なのは、Librettoの割にはサイズが若干大きいこと。従来機の中で一番無駄にでかい感じがします。多機種よりは小さいですが残念です。加えて、I/Oアダプタが接続できないこと。このため拡張は1基しかないPCカードスロットとUSBに頼ることになります。あと、蓋の材質が若干安っぽいこと。LibrettoSS みたいな耐久性のある材質にして欲しかったものです。 個人的に、「カメラなんていらん」派なので、その分サイズを小さくして欲しいものです。とくにLibrettoff 1050CSはカメラ非搭載なので、その分スペースを開けて欲しかったりします。 |
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Librettoff 1050CS を使った感想を言ってみたりする
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とりあえず、使った感想。 まずは長所から。 動作は別に速くはないものの、そこそこ遅くないレベルです。グラフィックも、Neomagic NM128XDを搭載しており、決して高速ではないものの遅さを感じさせない程度にはまともです。実は自宅のPCでは一番速い(^^; 密かにDOS上でVESA2.0の画面モードが普通に使えたりして「やるなNeomagic」とか感心してしまいました。VRAMもちゃんと2MB載っているので外部モニタを繋いでも安心です(NM128ZV+は1.1MBしか載ってないので)。 DSTN液晶も、DSTNとしてはそこそこ綺麗なほうです。反応速度はやっぱり遅いですが、動画を見なければ実用範囲でしょう。黒は綺麗にでませんが・・・。 サイズ的には、Librettoの中では大きいほうですが、他のミニノートPCと比べると小さいほうなので、電車内とかでも座れれば余裕で使えるようです。立ったままでは無理ですが・・・。 キーボードはかなり打ちやすいです。小さくてもちゃんとブラインドタッチできます。リブポイントも結構使いやすいと思います。あと、省電力設定がかなり細かく出来るのも良いところです。また、ハイバネーションがわりと速いのも嬉しい点です。 短所は、まず、発熱がものすごいこと。しかも暖まってくるとファンが回り出すのですが、結構うるさいのが困ります。その割には冷えないし(^^; もう少し放熱構造を検討して欲しいです。アルミ合金製とかならよかったのに・・・。PCカードスロットの直下にCPUがあるらしく、これもすさまじい温度になります。 DSTN液晶なので、画面はあまり良くないのは仕方ないのですが、もう少し明るくてもいいんじゃないかと思います。天気が良いと屋外では使えません。まあ液晶共通の問題ではありますが。 それと、ハイバネーションですが、たまに復帰に失敗します(^^; どちらかというと、Windowsのせいという気もしないではないです。 あと、音が悪いこと。内蔵スピーカだと、音を鳴らしてなくても「さーさー」言ってます。外部スピーカを繋げると割とまともなので、内蔵オーディオ回路が良くないのでしょう。Libretto ff 1100にヘッドフォンが付いているのはこの為でしょうか?(^^; 重要な点として、USBホストコントローラがNEC製だという点があります。Librettoff の場合、I/Oアダプタが接続できないので拡張はUSBに頼ることになるのですが、NEC製USBコントローラは相性が出過ぎです。Intel製のものにして欲しかったものです。次期モデルでは一考願いたいです。 標準の32MBだと、Win98を起動したらほとんど物理メモリが残ってないようで、最低限64MBに増設しておく必要がありそうです。できればMAX96MBで使いたいですね。 あと、これはお店の人に教えてもらったのですが、HDDに正常にアクセスできる状態でないとFDDからブートできないそうです。つまり、HDDがクラッシュするとFDDからもブートできません。別にFDDのみで使うことはないと思いますが、妙な仕様だと思います。 |
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Librettoff をカスタマイズしてみたりする
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とりあえず、買ったらカスタマイズします。 いかにWindows98が走るとはいえ、絶対的に画面が手狭です。最初にデスクトップ上のショートカットを、全てスタートメニューにフォルダを掘って叩き込みます。これだけでだいぶ画面が広く使えます。スタートメニュー自身も結構場所を取るので、タスクバーのプロパティから「スタートメニューに小さいアイコンを表示」を選択して、メニューの表示の隙間を詰めます。 スタートメニューに入れたアプリは、良く使うものだけショートカットキーを設定しました。各アプリのショートカットファイルのプロパティを開いて、「ショートカットキー」の項目で設定したいキーを入力するだけでOKです。これで、いつでも[CTRL]+[ALT]+各キーで任意アプリが呼び出せます。 HDDもそんなに余裕があるわけではないので、不要なアプリをガンガン削除します。特にインターネット翻訳系のアプリは私は使わないので、ガンガン削除します。Outlook ExpressやFrontPage ExpressなどのMS系アプリも未来永劫使わないので、消しまくります。 メモリも余裕が無いので、キャッシュ系の設定を軒並み消します。お勧めは↓くらいです。
最後に、「東芝省電力ユーティリティ」で自分専用のバッテリ動作設定とAC電源動作設定を追加すれば万全でしょう。少なくとも、サウンドは「オート2」に設定するとだいぶ静かです。CPU速度は、「中速」にするとかろうじてMP3が音飛びせずに再生できるようです。 ↑省電力ユーティリティ画面。ここまで細かく設定出来るのが嬉しいところ。 |
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Librettoff を持ち運びやすくしたりする
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実際に持ち運べるように、各アイテムを手配します。 まず、入れ物。そのまま持ち運ぶと傷だらけになってしまうし、普通のエアキャップの袋では味気ないので、市販のノートPCケースから選んでみました。本当は自分で作るのが一番なのですが。お勧めは、ロアス製のノートPCケース。若干のショック吸収能力を持った素材で出来ているので、良い感じです。実際、これのおかげで何度か助かってます。 次に、液晶保護シート。ノートPCたるもの、液晶が命です。液晶が傷つかないように、液晶保護シートを付けておくのは保険の意味で重要だと思います。モノによって見え方が違うので、現在試行錯誤中。今使用しているのは、サンワサプライ製の液晶保護シートで、B5ノートPC用のものから2枚取れました。もっとクリアだと良いのですが。あと、どっちが剥離紙でどっちが保護シートだか、見た目では分からないのも困り者です。とりあえず、液晶面を細かい傷とかから守ってくれるので、液晶保護シートは必須だと思います。 キーボードカバーは、あってもなくても良いような気がします。打ちずらくなったり、長期間使用しているとベタついてきます。コーヒーをこぼす可能性がある場合に保険にはなるかもしれません。 |
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Librettoff でDOSからPCカードを使う
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Libretto ff にはPCカードスロットがあるので、当然Flash ATAのPCカードが使えます。私はSmartmediaのATA変換アダプタを挿して使っています。 ただ、普通に使えるのはWindows98上だけで、DOSから起動するとアクセスできませんが、Librettoには当然のごとくDOS用ドライバなんて添付されていません。どうにかならないかと、いろいろやってみたところ、IBM-PC用のIBM Play-At-Willが使用可能であるようなので試してみました。 フルセットのPlay-At-Will 3.0をインストールしようと思い、付属のチェックプログラムを走らせると、DOS上からはPCIC互換のPCカードコントローラとして認識しているようです。ですが、途中でインストーラに弾かれてしまったので、必要なファイルが不明なため、別の方法を用いることにしました。 IBMのPC-110というPCには、Play-At-Willのサブセット版が添付されています。それで、これを試しにconfig.sys手動書き換えで組み込んでみると、見事にFlash ATAカードの読み書きが出来ました。 以下にこのconfig.sysを示します。 普通にPlay-At-Willを組み込んでしまうと、Windows98上からはPCカードがドライブとしてしか使えなくなってしまうので、あえてマルチコンフィグを使ってみました。EMM386の除外領域を追加するのがミソ(^^;[menu] menuitem=Winboot,Microsoft Windows 98 menuitem=Dos,MS-DOS/V 7.00 Compatible menudefault=Winboot,2 [common] DEVICE=C:\WINDOWS\Panning.SYS device=c:\windows\himem.sys switches=/f [Dos] DEVICE=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM X=C800-CFFF X=EC00-EFFF [Winboot] device=c:\windows\emm386.exe RAM X=EC00-EFFF [common] devicehigh=c:\windows\biling.sys devicehigh=c:\windows\jfont.sys /p=c:\windows devicehigh=c:\windows\jdisp.sys devicehigh=c:\windows\jkeyb.sys /106 c:\windows\jkeybrd.sys devicehigh=c:\windows\kkcfunc.sys devicehigh=c:\windows\COMMAND\ansi.sys [Dos] device=c:\dosdrv\pccibm\rmudosat.sys /ma=c800-cfff /ix5,10 device=c:\dosdrv\pccibm\ssdpcic1.sys device=c:\dosdrv\pccibm\ibmdoscs.sys device=c:\dosdrv\pccibm\pawatas.sys device=c:\dosdrv\pccibm\autodrv.sys [common] FILES=40 DOS=HIGH,UMB メリットは、DOS起動してもPC-Cardの読み書きができるので、UNDELETEがかけられること。いざとようときに重宝します。というか、UNDELETEする為にわざわざDOSから読めるようにしようと思ったんですね(^^; |
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Librettoff を修理に出してみる
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Librettoff を修理に出してみました。 買って4ヶ月になりますが、リブポイントの左ボタンが押しっぱなしになる現象が起きました。まだ保証期間内なので、修理に出してみることにしました。 東芝ホームページを見たところ、東京・秋葉原に「東芝PC工房」なるサポートセンターがあるこのこと。既に手足の一部と化している(^^;)Librettoが使えないと困るため早く修理が終わってほしいので、直接に修理を依頼することにしました。 必要なものは保証書と本体のみ。一応、個人データを全て削除して持っていきました。故障状況を聞かれ、その場でチェックしてもらいます。1週間〜2週間くらいで修理完了するそうです。 これから1週間もLibrettoが使えないのは不便だな、と思ったものの、意外と早く修理完了の電話が来ました。というか、めちゃめちゃ修理が早かったです。なにしろ、土曜日夕方に持ちこんで、火曜日中には修理完了の電話が来た位です。水曜日は東芝PC工房は定休日なので、木曜日に取りに行きました。 修理明細によると、ボタン部品交換とのこと。たしかにクリック感が良くなっており、ボタン押しっぱなし現象もちゃんと無くなっていました。めでたしめでたし。 なお、保証期間外だと技術料\10,000程度+部品代がかかるようです。別に秋葉原の専門店チチブデンキでもある程度の部品は手に入るので、保証期間が切れたら利用したいと思っています。 |
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Librettoff 半年後。
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Librettoff を購入し、持ち歩いて半年が過ぎました。半年して見えてきたLibrettoの特性について考えてみたいと思います。 まず、小さいということ。VAIO-C1だと持ち運ぶにはまだ手に余るのですが、Libなら片手に持って人に見せながらでも使えます。このちょっとの大きさの差は、重要だと思います。旧モデルに比べれば大きいですが、まだ許容範囲内です。デジカメと一緒に持っていけば、容量ほぼ無制限で撮影できます。 ただ、やはり上蓋の材質に剛性が無いのは気になります。鞄に入れる場合、中身が少なければ問題ありませんが、ある程度詰め込む場合どうしても、入れる場所が問題となります。Libretto SSのような上蓋の材質であれば良いと思います。 リブポイントは慣れると最高に使いやすいと思います。キーボードから手を離すのがイヤと言う人がいるかもしれませんが、大抵ショートカットで済ませることになるので気になりません。入力は全てキーボード、閲覧はリブポイントと分業すれば、非常に操作感覚が良いと思います。 ノートのせいか、L2キャッシュがないせいか、起動速度は若干気になります。特にWindowsログオンしてからディスクを読み終わるまでが、他機種と比べて異常に長いような気がします。この時、東芝独自の管理プログラムを読みこんでいるのですが、変に時間がかかっているような気がします。ハイバネーションやスタンバイの併用でカバーするのが良いと思うのですが、ハイバネーションはたまに戻って来なかったりするので困ります。 |
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大容量バッテリを使ってみた、の巻
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先日、秋葉原の某JUNK店にて、Libretto ff用の大容量バッテリを入手しました。何しろJUNKなので動くのかどうか心配でしたが、今のところ問題無く動いているようです。 さて、その大容量バッテリですが、稼働時間が大幅に伸びて実に素晴らしいです。それまでは、どんなに省電力を効かせても2時間半くらいまでしか使えませんでしたが、大容量バッテリでは普通に使って4時間以上使えます。省電力を調整すれば4時間半くらいは普通にいけます。いやあ、素晴らしい(笑)。重量的には若干重くなってしまいますが、稼働時間を考えれば全然気になりません。今まで出かけ先でACアダプタを繋いで充電していましたが、これで1日は充電しないでいられます。 但し、Libretto ffの大容量バッテリは東芝サテライトなどのノートPCと共用オプションなので、デザイン的に統一感が無いのが残念ですね。なにしろ色と材質が全然違うし、微妙に隙間が出来ます。これだけは困ったものです。 結局のところ、大容量バッテリは非常にお勧めです。ショップで在庫処分か何かしていたら、ぜひ入手しておくことをお勧めします。Librettoの機動力がかなり変わります。 |
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USB-RS232C変換アダプタを使ってみる、の巻
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先日、前々から探していたUSB-Serial変換アダプタを友人のRUNSLOT氏がGET! なんでもSofmapで在庫処分していたらしいのですが、すぐに完売してしまったらしく私は入手できませんでした。 せっかくなので「貸〜し〜て〜、試〜さ〜せ〜て〜」と迫ったところ、快く貸してくれたので、動作確認してみました(^^; さて、このUSB-Serial変換アダプタはIO-DATA製のUSB-RSAという製品で、モデム・TAしか使用できないということで、あっという間に消滅した製品です。IO-DATAの製品は、IO-DATA製のUSB-I/FボードがNEC製USBコントローラを搭載していることもあり、同じNEC製USB OpenHostControlerを搭載するLibretto ffでの動作確率が高いのです。もちろん、後継機種のUSB-RSAQなら、モデム・TA以外も公式サポートされているので、安全であることは言うまでもありません。 インストールは、先に専用のシリアルポートドライバをインストールしてから、USB-RSAを挿してPnPで認識させてドライバをインストールします。これでCOM3として認識されます。 後日、別ルートから私もUSB-RSAを入手しました。モデムは正常に動作しますし、PICライタなどのイリーガルなデバイスも動作しました。これでモバイルでPICが焼けます。 |