IT業界は幅広く、大きく分けて、
1には、コンサルタント、システムアナリスト、システムアドミニストレーターといった人たちがいます。
2には、プログラマーやネットワークエンジニアがいます。
3には、システム管理者、オペレータ、ユーザがいます。
4には、プロジェクトマネージャや、人をアサインする営業がいます。
5には、営業がいます。4の営業は単に人を回すだけなので大したIT知識が必要ないですが、5は売り込むために、ある程度はITの知識が必要になります。特にIT知識が必要な場合は、技術営業と呼ばれる人が一緒に行くことになります。
ここで、SE(システムエンジニア)はどこに入る?と思うかもしれません。大体1か2に属するのですが、SEの守備範囲は広いので1〜4までSEともいえます。こういうSEという言葉の持つ曖昧さはある意味便利ですが、ある意味誤解を招きます。人によっては、SEとは業務知識を持ち、アプリケーションの設計を行う人で、プログラムは作らない人を意味していたりします。プロジェクトの規模が大きい場合はそうなります。なお社内SEは1に入ります。
実際SEでもプログラマを兼任する人は多く、またプログラマでも設計書等のドキュメントは作成するように求められることが多いのです。通常、プログラムを作らないSEでない限り、SEとプログラマの境目はありません。ただ、プログラミングするSEは、プログラマよりも幅広い知識と経験を持っています。
アプリケーションを取り巻く人々は以下のようになっています。
このアプリケーションの部分は多階層になっています
業務アプリケーションの作成は、通常、以下のようになります。
経営方針
↓
要求定義
↓
設計
↓
開発
↓
テスト
↓
運用
これらの階層のそれぞれにおいて、担当する人間は変わります。
自分がどこから入りどこに向かっていくのか、それによって何を学ばなければならないかの比重が変わります。非常に難しい選択ですが、将来的なヴィジョンを持っている場合、しっかりと検討した方がいいでしょう。