[ホームへ戻る] [前へ] [上へ] [次へ]

SEが身に着けなければならない知識

SEがマスターしなければならないことはたくさんあります。どの領域を専門にするかにもよるので、どれが必須項目とはいえませんが、ここではオープン系を念頭において考えたいと思います。これらの知識は一朝一夕に身に付くものではないし、どこまで行っても十分ということはありません。したがって必要最小限の知識というものもないですし、どこでも通用するという基準になれば、いつまで経っても必要最小限には至りません。とはいっても、やはりある程度のレベルまでの、必要最小限はあります。

当初、このサイトで、入門的なことも紹介したいと思ったのですが、あまりにも膨大な量となる上、すでに他の人が優れた入門書を提供しているので、それらを紹介し、私はコメントするだけにとめたいと思います。[学習ガイドへ]

SEが身に着けなければならない知識および技能は以下のようなものです。

■知識
 コンピュータ基礎
  情報処理試験に載っているような内容。
  最初に勉強してもほとんど意味がないので、
  経験1年ぐらいしてから勉強するのがいい。
 言語
  どの言語を身につけるか。
   C,C++,Java,VB,Delphi,Perl,PHP,
   スクリプト:バッチ,shell,javascript,vbscript
   表現:html,xml,
  その言語の文法・制御文・クラス・API等
  入出力、ソケット、GUI、イベント、
 データベース
  SQL、論理設計、物理設計、チューニング
 OS/ネットワーク
  Windows,Linux, 基本操作・コマンド・シェル
  Switch,Router,FireWall,LoadBalancer
  サーバー(Web, Mail, FTP, DNS, .etc)
 業務知識
  必須というわけではないが、仕事を取る際に、経験があれば取りやすい。
  金融・保険・医療・在庫・受発注・顧客管理・ERPなど。

■技能
・アルゴリズム作成 プログラミング能力
 文字列処理
 検索
 計算
 ソート
 データ構造
 SQL

・仕様理解・整理

・最適な設計
 共有、正規化、抽象化、分類
 システム設計、DB設計、クラス設計

・統一性のあるコーディング
 開発規約・フレームワーク
  適切な命名・統一された命名規則
  統一されたフォーマット
  簡潔な制御構造・わかりやすいアルゴリズム
  モジュール化(疎結合、適切な分類)
  適切な例外処理・異常系対処、初期状態対処
  ログ(トレース、エラー)
  テストしやすさ・テストケース
  テストの自動化

・同期処理制御
・パフォーマンス・チューニング
・障害分析
・ドキュメント作成、UML

・プロジェクト進行管理
 要件のスコープの明確化
 不明確技術・修正可能性の把握
 スケジューリング(開発工程管理)
 開発環境と運用環境の整備
 要員の獲得と配置
 チーム分担(ソース共有)
 規格統一(コーディング規約)
 エラー許容範囲




この内容についてご意見をください

 
   役に立った    まあまあ    つまらない    難しい    疑問がある

コメント(質問・指摘・要望なんでもどうぞ)
  
メールアドレス: 

  

Copyright Happie All rights reserved. Last Update: 2004.08.31