付録：CSS対応状況表

フォント

font-family

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
<family-name>	1-2	○	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
serif	1-2	○	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
sans-serif	1-2	△	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
cursive	1-2	△	○	○	○	○	○	×	○	○	○	○	○
fantasy	1-2	△	○	○	○	○	○	×	○	○	○	○	○
monospace	1-2	○	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
上記複数指定	1-2	△	△	△	△	△	○	△	○	○	○	△	△

Win版 MSIE 3

「フォント設定」の言語の標準が欧文の場合にのみ適用される。

Win版 MSIE 5

Windows 9x系では，総称ファミリの 'cursive' か 'fantasy' を指定すると，かなや漢字などが文字化けすることがある。

Win版 MSIE 5〜6

欧文フォントや 'sans-serif' などの総称ファミリを指定した場合，かなや漢字などが文字化けすることがある。要素のlang属性などで 'ja' を設定することである程度は回避可能だけれども，完全に回避することはできない。

Win版 MSIE 5〜6，Win版 Opera 6〜7

ひとつの要素につき，ひとつのフォントファミリが採用される。

そのファミリにないグリフはブラウザの標準フォントなどで表示される。

Mac版 MSIE 5

基本的にひとつの要素につき，ひとつの和文フォントが採用される。

ただし，要素の内容が欧文で，かつlang属性で 'en' などの欧米系の言語コードを設定すれば，欧文フォントも採用される。

Win版 Opera 6〜7

フォントセットのうち，欧文フォントが先にマッチングした場合（いわゆる和欧混植になった場合），ラテン文字などとCJK文字とのベースライン揃えの調整が適切に行われないために，欧文の部分が下がって見える。しかも和文の部分は，フォント設定のデフォルトにもならず適当に割り当てられる。

Netscape 4

日本語を含む規則は宣言ブロックごと無視され，日本語の文書では欧文フォントは殆ど採用されない。

関連バグ情報：

• フォントの総称ファミリに不適切なフォントが割り当てられる(WinIE5.x/6.0)
• OpenTypeフォントを用いて2バイト文字を表示することができない(WinIE6.0)
• sans-serifフォント使用時に文字が上方へずれて表示される(MacIE5)
• lang属性を明示しなければ欧文フォント指定が反映されない(MacIE5)
• フォントファミリ指定で1フォントしか認識しない(Opera6.0/7.0)
• 等幅フォントで表示した文字列の末尾が欠ける(N7.x)
• フォント名に2バイト文字が含まれるフォントを指定するとスタイルが無効になる(N4.x)

font-style

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
normal	1-2	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
italic	1-2	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
oblique	1-2	×	○	○	○	○	○	×	○	○	○	○	○

font-variant

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
共通	1-2	×	△	△	△	○	○	×	○	△	○	△	△

Win版 MSIE 5〜5.5

単に普通の大文字で表示される。

かなや漢字にまで影響してしまう。

Netscape 7.0，Win版 Opera 6〜7

かなや漢字にまで影響してしまう。

font-weight

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
100〜900	1-2	×	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
normal	1-2	×	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
bold	1-2	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○
lighter	1-2	×	△	△	△	△	○	○	○	○	○	△	△
bolder	1-2	×	△	△	△	△	○	○	○	○	○	△	△

Win版 MSIE，Win版 Opera 6〜7

'lighter' と 'bolder' は，100〜900 の範囲で正しく段階的に処理されない。

関連バグ情報：

• ボールド体の文字列が前後の文字列と重なる(N6.x/N7.x)

font-stretch

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
共通	2	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×

font-size

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
<length>	1-2	△	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
<percentage>	1-2	△	○	○	○	○	○	△	○	○	○	△	○
キーワード	1-2	△	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○

Win版 MSIE 3

'larger' と 'smaller' はサポートされていない。

長さの単位として 'em' または 'ex' を指定した場合，ピクセル値として解釈される。

Win版 Opera 6

font-size: 100% と指定した場合，子孫要素に継承されると文字サイズが小さくなってしまう。

Win版 MSIE 4〜5.5，Win版 Opera 6，Netscape 4，（MSIE，Opera 7 の互換モード）

初期値が 'medium' ではなく 'small' になっている。

'medium' が '100%' に対応していない。'small' のときが '100%' になる。

Netscape 4 では，'smaller' を指定すると極端に文字が小さくなる。

関連バグ情報：

• フォントサイズの指定が表要素に継承されない(WinIE5)
• キーワードで文字サイズを指定すると標準モードと互換モードで文字サイズが変わる(WinIE6)
• 見出し要素でfont-sizeを算出する際に親要素の値を参照しない(WinIE6)
• キーワードで文字サイズを指定すると標準モードと互換モードで文字サイズが変わる(MacIE5)
• font-sizeプロパティにmiddle値を指定すると算出値が非常に小さくなる(MacIE5.0)
• フォーム関連要素のフォントサイズを%値で指定するとボックスサイズが不安定になる(N6)
• font-size:100%; が継承されると文字サイズが小さくなる(Opera6.0)
• h4要素以外の見出し要素でfont-sizeを算出する際に親要素の値を参照しない(Opera7.0)
• font-sizeの%値指定で算出値が正しくない(Opera6.0)
• 改行を挟まない連続した要素で直前の要素のfont-size値がfont-size算出に用いられる(N4.x)

font-size-adjust

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
共通	2	×	×	×	×	×	×	×	×	○	○	×	×

font

値	版	IE3 Win	IE4 Win	IE5 Win	IE5.5 Win	IE6 Win	IE5 Mac	N4 Win	N6 Win	N7 Win	N7.1 Win	O6 Win	O7 Win
一括指定	-	△	○	○	○	○	○	△	○	○	○	○	○
システムフォント	2	×	△	△	△	○	×	×	○	○	○	○	○

Win版 MSIE 4〜5.5

システムフォントの 'message-box'，'small-caption'，'status-bar' はサポートされていない。

関連バグ情報：

• fontプロパティで文法違反をするとブロック全体のスタイル指定が無視される(N4.x)

この文書の情報

Katsu <katsu@ea.mbn.or.jp>
最終改訂日：2004年05月18日