最終更新日: 2003年05月29日(木)23時52分
MiniZip
DOS窓の中でZIP書庫を作成するためのプログラムです。
ZIP32J.DLLのコマンド体系に準拠しています。
拙作Zippyのベースとなっています。
動作環境
日本語Windows98,Windows2000で動作します。
(未確認ですが、Windows95やWindowsNT4.0でも動作すると思います。)
- ZIP32.DLL(Ver2.3)がインストールされている必要があります。
- 自己解凍書庫に変換する際は、別途、ZIPの自己解凍部ファイルが必要になります。
ZIP32.DLLの配布元
簡単な説明
-r <archive file> <source file> ...
とすると、ディレクトリ付きで再帰的に圧縮できます。
Note
- テストしていないオプションなんかもあります。(^^;
- @FILENAMEによるレスポンスファイルの利用もできます。
- コマンドラインの展開はUNRAR32.DLLと同等です。ZIP32J.DLLとは若干、異なるかもしれません。
- オプション(--で始まるオプションは除く)は、TAR32.DLLのように書くこともできます。
例: -bPttllff dir pass mmddyyyy xxxx.zip abc.txt
- オプションは大文字小文字を区別します。
- ファイル名に[が含まれている場合、[を[[]と置き換えて指示してください。(xx[xxxx.txt⇒xx[[]xxxx.txt)
- ファイル名の一文字目が-となっている場合、-を[-]と置き換えて指示してください。(-xxxx.txt⇒[-]xxxx.txt)
- レスポンスファイルを使用してファイルを指示するほうがよいです。
コマンドラインの形式
[-<options>...] <archive_file_name>[.zip] [<directory_name>\] [<filespec>...]
オプション
- -b dir
- 作業ディレクトリを指定する。
- -e
- -P password
- 暗号化する。
- -S
- システム属性や隠し属性のファイルも対象とする。
- -$
- ボリュームラベルも格納する。
- -X
- UnixやOS/2等で用いる(拡張)属性は保存しない。
- -D
- ディレクトリ名を格納しない。
- -tt mmddyyyy
- 指定日時以前に更新されたファイルを対象とする。
- -t mmddyyyy
- 指定日時以降に更新されたファイルを対象とする。
- -v
- メッセージを詳細表示する。
- -q
- 処理を静かにする。
- -ll
- CR/LFをLFに変換する(MS-DOS→Unix)。
- -l
- LFをCR/LFに変換する(Unix→MS-DOS)。
- -j
- ファイル名のパスを保存しない。
- -g
- Allow appending to a zip file
- -k
- ファイル名をMS-DOS形式で保存する。
- -m
- 書庫にファイルを移動する。
- -d
- 格納ファイルを削除する。
- -u
- 書庫にファイルを追加・更新する。
- -f
- 格納ファイルを更新する。
- -J
- 自己解凍書庫を通常の書庫にする。
- -o
- 書庫の更新日時を、最新の格納ファイルに合わせる。
- -z
- 書庫に注釈を入れる。
- -A
- Update offsets for SFX prefix
- -!
- Use privileges
- -r
- 再帰的検索。
- -R
- 再帰的検索(PKZIP互換)。
- -F
- 書庫の修復。
- -FF
- 書庫の修復(書庫サイズを信用しない)。
- -# (0-9 number)
- 圧縮率、スピードの設定。
(-0: 圧縮しない / -1: 一番速い (圧縮率最小) / -9: 一番遅い (圧縮率最大))
- デフォルトは-6
- --sfx
- WIN32/GUI用自己解凍書庫に変換する。
--sfx=sfx32gui.datと同じ。
- 例: --sfx arcfile.zip
- --sfx=<sfxdata>
-
WINDOWS\SYSTEMフォルダの下のZIPの自己解凍部ファイル<sfxdata>
を使用して自己解凍書庫に変換する。
- 例: --sfx=sfx32gui.dat arcfile.zip (WIN32/GUI)
- 例: --sfx=sfx16.dat arcfile.zip (DOS用)
注意事項
MiniZipの使用中にたびたび不具合が発生するようなときは、ただちに使用を中止してください。
MiniZipを使用したことによる、いかなる損害も作者は責任を取りません。
再配布/連絡先
MiniZipはフリーソフトウェアです。
再配布は自由です。メールにて転載先をお知らせ下さい。
変更履歴
- 2000-05-14 : Ver0.01
- 公開した。
- 2000-07-01 : Ver0.01a
- 終了コードとしてZIP32.DLLの処理結果を返すようにした。
- 2000-10-29 : Ver0.02 (ソースのみ公開)
- Zippy(Ver0.02)のために書き直した。
- 200?-??-?? : Ver0.02a (未公開)
- MiniZip(Ver0.01)相当の機能を搭載した。
- 2001-03-04 : Ver0.02b
- MiniZip(Ver0.01a)相当の機能を搭載した。
- ドキュメントを修正した。(2001-10-11)
- 2002-04-01 : Ver0.02c
- ZIP32.DLL(Ver2.4β)仮対応のためにバージョンチェックを緩くした。
- ※日本語を含むファイル名の処理が正しくできないようなのでZIP32.DLL(Ver2.4β)の使用は控えたほうがよいです。