2011/05/05 CentOS5.5





VirtualBoxへCentOSをインストールする

VirtualBoxへCentOSをインストールするのは容易です。
追加機能をインストールする場合の手順を説明します。

追加機能のファイルVBoxLinuxAddition.binを一旦ローカルにコピーし、実行権限を与えます。

普通に追加機能を追加すると、こういう画面が表示されることが多いです。
kernel modulesの部分で失敗となっています。


エラー吐いてるのはわかりますが、原因はわかりません。表示の通りエラーログを読んでみても、よく分かりません。
ようはログには「カーネルソースがないですよ」と出力されています。
デフォルトでインストールした場合はカーネルソースが入ってませんから、よく出力されるエラーです。

でもカーネルソースをインストールしただけでは、同じエラー画面が出ます。
今度はエラーログを見ると「コンパイル環境」がありません。と出ます。
この二つをインストールしてから、VirtualBoxのモジュールをインストールしましょう。

「ソフトウェアの追加と削除」を選択し、[開発]から開発ツールと開発ライブラリをインストールします。


DVDを求められたり、Keyの承認など途中でゴチャゴチャ言われますが了承します。

次にカーネルソースをインストールします。
現在使用しているカーネルバージョンを調べます。

#uname -a
Linux localhost.localdomain 2.6.18-194.el5 #1 SMP Fri Apr 2 14:58:35 EDT 2010 i686 i686 i386 GNU/Linux

ここではCentOS5.5のデフォルトカーネルである2.6.18-194.el5を使用しています。
デフォルトのカーネルソースはCentOS5.5のインストールメディアに入っています。

もし別のカーネルバージョンを使用している場合は、対応したカーネルソースを拾ってきます
CentOS5.5の場合は、次の場所にあります。
http://mirror.centos.org/centos/5/updates/SRPMS/

※デフォルトのカーネルソースを使用していれば、インストールメディアに入っていますし、意図的にカーネルのバージョンをあげているのなら、カーネルソースがすでにインストールされているはずです。
それでもだめなら、使用しているカーネルのバージョンと、カーネルソースの「linux」シンボリックリンクが間違っています。以下のシンボリックリンクの手順を参照してください。

インストールメディアを読み込ませ以下のコマンドでカーネルソースをインストールします。

#cd /media/CentOS_5.5_Final/CentOS
#rpm -ivh kernel-devel-2.6.18-194.el5.i686.rpm

インストールすると、/usr/srcにディレクトリができます。
そこへシンボリックリンクを作成します。

#cd /usr/src/kernels
#ln -s 2.6.18-194.el5-i686 linux

再度VirtualBoxの追加機能をインストールします。


今度は無事、全ての機能がインストールできました。
VirutalBoxのリモートディスプレイで接続するとマウスカーソルがズレてしまう症状も改善されます。





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