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前提条件OSとしては無償のディストリビューションであるopenSUSEを利用します。無償のLinuxはopenSUSEに限らずAdobeReaderや特定のコーデックなどプロプラエタリなソフトは標準では収録されていないことがほとんどです。(パッケージなどサポートのついた有償Linuxならばその限りではありませんが) つまりそれらプロプラエタリで無償公開されているソフトについては自分で集めてインストールする必要があります。 業界にいないとどんなソフトがメジャーなのかもよく分からず、それがPC勉強には手間をかけたくなうユーザにとって敷居が高い理由です。 SUSEをチョイスした理由は、デスクトップ利用が強く意識されていること、パッケージ管理が優秀であること、GUIの設定画面が統一的に提供されていること、標準で使えるソフトが多いこと、キャラクタがカメレオンであること。 構築に必要なものは、言うまでもなくまずPC本体が必要です。ホストに十分なスペックがあればVirtualPCやVMWareのような仮想環境でも良いでしょう。 このコンテンツで検証に使用している端末のハード構成は以下の通りになっています。 ※09/09/08以降のコンテンツでは検証にGigaByte GA-965P-DS3を使用しています。
いきなりですがインストールの手順は割愛します。 SUSEはインストールが簡単であることと、すでにあちこちで丁寧なインストール手順が紹介されているので、そちらを参照されたほうがいいでしょう。 openSUSE例文辞典 http://www.openspc2.org/reibun/Linux/openSUSE/10.2/ IT Pro インストール完全ガイド openSUSE 10.2 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061228/257971/ P965チップセットはLocalAPICの動作に問題があり、LinuxはLocalAPICを無効にしないと起動しません。おかげでせっかくのCore2Duoなのにシングルコアしか認識しません。これはもう別のチップセットをチョイスするほかないでしょう。 P965は他にもJMicronに由来するIDEコントローラの問題もあり、カーネルオプションを指定する必要があります。 あとグラフィックは完全動作ではありませんでした。画面は表示されているものの、画面の端が黒く切れていて気になりま す。何度調整しても、ディスプレイ一杯に表示されません。 今回使用したグラフィックカードのドライバはopenSUSEに標準では収録されていません。これはATIやnVidiaのドライバが先の通り「プロプラエタリなソフト」に当たるからです。 ですがLinux用のドライバはメーカーサイトで提供されているのでダウンロードすることで解決します。(それは後述します) なのでインターネット接続は極力あったほうがいいでしょう。 |
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