Compizを動作させる

Compizとはデスクトップを未来的に装飾するウィンドウマネージャです。
 具体的にはウィンドウが波打ったり、砕けて消えたり、デスクトップが回転したりします。
 http://ja.opensuse.org/Compiz

   

 無駄な機能満載です。すぐにでも使用したくなりますね。

 思えば家庭用デスクトップOSは時が経つにつれて、透明感のある色使いと装飾に彩られてきました。
 デスクトップが愛想の良い表示を見せることは、それだけで使用者に安心感を与えます。
 というわけでopenSUSEでもこのCompizを使用できるようにしましょう。

 ですがこのCompiz、一筋縄ではいきません。そもそも3D動作するため、高性能のグラフィックカードを要求します。
 Windowsもそうですが、OSを使うためだけに高度なグラフィック処理を要求するなんて納得いきません。
 でもチャラチャラしたデスクトップのためには我慢しなくてはなりません。
 このコンテンツで使用されているPCはグラフィックにATI X300SEを使用しています。
 これでは性能不足なので、近所で限定格安販売していたnVidia GeForce8600GTを買ってきました。
 Compizを動作させたいのなら、動作するカードを選んだほうが無難です。

 ここ一年ほどさんざん動作に苦労したCompizですが、1クリックインストールに対応したカードを使用していれば簡単に動作してくれそうです。
 何度もトライしたところ、なんとかCompizが動きました。とりあえず新しいnVidiaで動かしてみました。
 とりあえずグラフィックカードのドライバを入れる必要があります。
 1クリックインストールでドライバを入れることが出来ます。自分の使っているカードが新しいか、レガシーかを選びます。

 nVidia用の1クリックインストール
 http://en.opensuse.org/Nvidia#openSUSE_10.3

 ATI用の1クリックインストール
 http://en.opensuse.org/Ati

 nvidia .ympをインストール
 http://en.opensuse.org/Nvidia#openSUSE_10.3
 

 compiz-fusion.ympもインストールしましょう。使用しているOSのバージョン、ウィンドウマネージャを選びます。
 http://en.opensuse.org/Compiz_Fusion
 

 コマンドでxgl.confを編集します。

 $ su
 # nvidia-xconfig --composite
 # nvidia-xconfig --allow-glx-with-composite
 # nvidia-xconfig --render-accel
 # nvidia-xconfig --add-argb-glx-visuals -d 24
 # reboot


 Xを再起動します。ですが面倒なのでシステム再起動します。

 メニューで「Desktop Effects」を選択、「Enable deesktop effets」にチェックします。
 
 

 そして「Compiz Icon」を選択してCompizを有効にします。
 

 これだけで動作します。
 ウィンドウを動かしたり、閉じたりすると効果が出てます。
 


 効果を変更したいのなら「Desktop Effects」のアニメーションタブや、「CompizConfig SettingsManager」「Emerald Theme Manager」などテーママネージャからデスクトップエフェクトが変更できます。
 Compiz以外にもこの手のウィンドウマネージャあります。試してみるのもいいかもしれません。





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