Adobe Reader for Linuxをインストールする

 PDFファイルを閲覧するためのソフトである、Adobe Reader for Linuxをインストールします。
 なぜAcrobat Readerからインストールするのかと言うと、YaSTからソフトウェアをインストールする練習のためです。
 このページの趣旨として、デスクトップの設定は楽に行いたいもの。これからもYaSTは多用します。
 加えて「リポジトリの追加」のページでも紹介したように、CDには収録されていないプロプラエタリなソフトのインストールを確認するためでもあります。
 あらかじめYaSTの「インストールソースの変更」で非オープンソースのリポジトリを追加しておかないと、ここでAcrobatReaderをインストールすることは出来ません。

 ところでopenSUSEのKDEデスクトップには標準で「KPDF」と「KGhostview」いうPDFビューアがインストールされています。つまりインストール直後からPDFファイルは普通に閲覧できます。
 なのになぜわざわざAdobeReaderをインストールするのかと言えば、なにしろそれが世界の標準的なPDFビューアだからです。
 このコンテンツのテーマは「軟弱で低俗」ですので、みんなと同じソフトを使っていないと不安になって死にそうです。

 AcrobatReaderをインストールして、早くこの不安から逃れましょう。

 1.スタートメニューからYaSTを起動します。
  別のページにある「リポジトリの追加」を参照して、非OSSのリポジトリが追加されているかを確認しておきます。

 2.ソフトウェアの追加を選択します。
 

 3.検索項目に「Adobe reader」を入力して検索すると、検索結果にまさに「AdobeReader」という項目が現れるので、それにインストールチェックを付けます。
 

 4.インストールをクリックして、インストールを開始します。

 5.インストールが終了したら、スタートメニューの「オフィス」「ドキュメントビューア」「AcrobatReader」が追加されていて、起動できることを確認します。


 本来はAdobeのAcrobatダウンロードページへ行ってインストール用RPMをダウンロードしてきて、それを管理者権限でコマンドラインからインストールするのがメジャーな方法です。

 コマンドコンソール
 >su
 #rpm -ivh AdobeReader_jpn-x.x.x-x.i386.rpm

 ですがYaSTで楽にインストールできるならそれに越したことはありません。


 PDFファイルをクリックすると自動でAdobeReaderで開くようにするには、Windowsで言うところの関連付けにあたります。
 KDEではPDF形式は標準でKPDFに関連付けされており、Konqueror内で開きます。(これはこれで軽快で便利なのですが)
 PDFファイルを右クリックして「アプリケーションで開く」「その他」でAdobeReaderを選択し、「このファイルのアプリケーション関連付けを記憶します」にチェックを入れます。
 これでPDFファイルをクリックすると、AdobeReaderが自動で立ち上がるようになります。

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