プリンタとスキャナを使用するLinuxでのプリンタの使用における一番の悩みはドライバの存在です。自分が所有しているプリンタがLinuxでドライバが提供されているかが問題です。 さて私の手元で使用しているCanon MP500は幸いにも、メーカーからLinuxドライバが提供されています。 調べてみたところ、Linuxで家庭用プリンタを使用する姿勢はエプソンよりキャノンのほうが熱心なようです。 エプソンプリンタでもメジャーなものなら、誰かドライバを開発してくれているかもしれませんが、無難に動作させたいのなら、キャノンプリンタのほうが良いでしょう。 プリンタを接続する前にドライバをインストールしましょう。 http://cweb.canon.jp/drv-upd/bj/other.html#linux この中からCanonMP500対応のドライバを選択します。 http://cweb.canon.jp/drv-upd/bj/bjlinux260.html なにやら一杯リンクがあります。 共通RPM,機種別RPM、LPRng追加パッケージとあります。説明を見るとCUPSを使う場合は共通パッケージと機種別パッケージをインストールし、LPRngを使用する場合は共通パッケージと機種別パッケージとLPRng追加パッケージをインストールしろとあります。 どちらを使えばいいのでしょう。 一言で言えばLPRngは過去の印刷方法、CUPSは最近の印刷方法。ですので迷わずCUPS用の共通パッケージと機種別パッケージをインストールします。 ・共通パッケージ ・PIXUS MP500用機種別パッケージ まずダウンロードしたRPMをクリックして、ドライバをインストールしようとすると「libxmlが足らない」と言われます。 YaSTからインストールします。 改めてドライバRPMを共通、機種別の順にインストールします。 ドライバのインストールが終わったら、プリンタを接続します。するとデバイスを見つけたというメッセージが出ますが、ここではとりあえず「いいえ」としておきましょう。 YaSTコントロールセンターからプリンタを選択します。 検出されたUSBプリンタの編集、検索でMP500と入力し、ドライバをインストールします。 場合によってはメッセージが画像のようなメッセージが出るかもしれませんが、インストールします。 無事プリンタが認識されてドライバがインストールされると以下のように正しくプリンタ名が表示されます。 テスト印刷でギーコの可愛い絵が印刷されれば成功です。 複合スキャナCanonのページにはMP500のスキャナ部は未対応とありましたが、YaSTコントロールセンタでプリンタ同様スキャナを設定したら、普通に動作しました。 YaSTのスキャナを選択します。MP500のスキャナを見つけているようです。 編集からMP500を選択します。 インストールが成功すると、スキャナが操作可能になります。 GIMPなどで動作させてみます。 取り込みから、スキャナが使用できます。 |
||