Outlook的な高機能カレンダーアプリケーション

LinuxでWindowsと共通(あるいは似通った)ソフトを採用することは意味があります。
クロスプラットフォームを最大限利用することでOSの垣根を越えられるということです。

メールクライアントで、同時にオーガナイザ的に予定管理をするビジネスマンは多いです。
高機能なスケジュール管理ソフトといえば、SunBirdとLightningがあります。
どちらもMozillaプロジェクトのソフトです。
LightningはメールクライアントであるThunderbirdの拡張で高機能なスケジュール管理ソフトを追加することで、OutLook的外見となります。
スケジュール機能をを単独で動作させるのが、SunBirdになります。
Googleカレンダーと同期して更新させる機能もあります。こういうものを使いこなせるとデキる子です。

Thunderbirdに予定管理機能を追加する

すでにThunderbirdを使用しており、OutLookのようにメールクライアントとオーガナイザをお望みなら非常に簡単です。
Lightning公式ページへ行き、Thunderbirdのアドオンをダウンロードします。



ダウンロードファイルを[ツール]-[アドオン]からインストールすると、Thunderbirdにスケジュールの項目が増えます。



単独で予定管理を使う場合

メーラにThunderbirdを使用していない、予定管理を単独で使用したい場合、Lightningと同等の機能が単独で動作するソフトもあります。
そのソフトはSunbird。

Sunbird公式ページ

SunBirdの外見


Sunbirdは0.8までは非公式の日本語ランゲージパックを適用していましたが、0.8からは公式で日本語版が提供されています。
通常Sunbirdは日本語パッケージをダウンロードして展開して使用しますが、このコンテンツの主旨として、YaSTでの管理にこだわります。

10.3に収録されているSunBirdのバージョンは0.5なので、最新版を利用するためMozillaリポジトリを追加します。
YaSTの[CommunityReposutories]でMozillaを追加します。


YaSTでSunBirdをインストールします。Translationsは日本語機能です。


スタートメニューにSunBirdが追加されます。


Sunbirdを起動します。



もし日本語化できない場合

Sunbirdがもしも英語で表示された場合、Translationのインストールが上手くいっていません。
英語で起動した場合は、別途日本語パックを追加する必要があります。
日本語化するためには、日本語パックを追加します。この日本語パックはモジラ日本のサイトには置いてありません。
英語のモジラサイトへ行きます。

http://www.mozilla.org/projects/calendar/sunbird/

otherLanguagesを選択します。


日本語のランゲージパックをダウンロードします。
(注 同じページに日本語SunBird本体のパッケージがありますので、間違えないでください)


SunBirdを起動し、[Tools]-[Add-ons]-[Extension]を選択して、先ほどダウンロードした言語ファイルを追加します。


Extensionsに日本語パックを追加し、SunBirdを再起動します。






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