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openSUSE11.2に共有フォルダを作成する
openSUSE11.2の共有は、なんだか簡単になったような難しくなったような。これらのインターフェイスはKDEに由来するので、なんとも言えませんが。
とりあえず右クリックから共有タブがあるのは安心できます。
基本的に日本Sambaの神様みたいな人が「samba.confは直接編集するな」と言ってました。そうですね。
しかしややこしいのは、KDE4ではSambaの設定がユーザレベル、管理レベルで散っているのです。だから少し構造を意識させられます。ちょっとイヤですね。
とにかくYaSTやプロパティやシステム設定を行ったり来たりする必要があります。
勘違いしないように気をつけてください。
まずはSambaを有効にして共有サービスを利用可能にします。
[YaST]-[ネットワークサービス]-[Sambaサーバ]を選択します。
初回はウィザードが起動します。
ワークグループ名を入力します。
ドメインコントローラでないを選択します。
起動タブで「起動時の動作」を選択し、自動起動とします。相変わらず自動起動が「起動時の動作」と変ですね。
ファイアウォールでポートを開くも選択します。
共有タブで「利用可能な共有」に入っているデフォルトの共有は、うざったいので全て削除します。
一般ユーザ権限で共有フォルダを作成できるように「ユーザにディレクトリの共有を許可する」にチェックを入れます。
ここにチェックが入っていないと、共有の作成はrootのみに限られます。
識別情報でNetBIOSホスト名を入力します。
システム設定の詳細タブでSambaを選択します。
システム設定です。スタートメニューの。
その中のサーバ文字列をクリアします。ここはコンピュータの一覧取得でわずらわしい説明が表示されるからです。
ホームフォルダ内のフォルダ(ここでは公開あるいはPublic)を右クリックすると、共有というタブが増えています。
ファイル共有の設定をクリックします。
タブが増えていない場合は、ちょっと時間をおいたりファイルマネージャを起動しなおしたります。
ファイル共有を有効にする、のウィンドウで単純な共有を選択します。
(この「単純な共有」「高度な共有」の設定は全ユーザに波及します。共有を作成する権限についてです)
共有フォルダの追加をクリックします。
フォルダに共有対象のフォルダのパスを入力します。
Samba共有にチェックを入れ、共有名(ここではPUBLIC)を入力します。
書き込み可能にもチェックを入れます。
共有フォルダが追加されます。
OKを押してウィンドウを閉じます。
最期に共有フォルダのパーミッションタブの「その他(ゲスト)」の項目を「内容の変更、表示が可能」を選択します。
これで誰でも書き込むことのできる共有フォルダを作成することが出来ます。
ここまででとりあえずWindowsのHomeエディション的な共有フォルダが作成できれば、まあいいでしょう。
各設定項目を整理してみます。
YaSTのSamba
Sambaサーバの起動に関する挙動、ワークグループに関する挙動、NetBIOSホスト名が指定できます。
システム設定の共有
他のWindows共有へアクセスするときのデフォルトのユーザ名
システム設定のSamba
NetBIOSホスト名、ワークグループ、ホストの説明、共有全体の挙動、共有の作成と細かい設定、共有プリンタ、sambauserのメンバの設定(ただし相変わらず動作しません)
右クリックからの共有設定
共有フォルダの作成の権限を全ユーザにするか指定ユーザのみに許可するか、単純な共有フォルダ作成、詳細をクリックするとシステム設定のSambaへ飛びます。
ややこしいですね。
共有フォルダのアクセス権を制御する
もしフォルダの読み取りや書き込みのアクセスを制御をしたい人は、若干Sambaの知識が必要となります。
例えばLinuxユーザ名ではなく、sambaユーザを作成するか、ユーザマッピングをする必要があります。
sambaユーザですが、相変わらずGUIは巧く動作してません。sambaに何故かユーザが追加できません。
/etc/samba/smbusersを直接編集したほうが早いです。どういうことだ。
ここにユーザを一つ追加しておきます。openSUSEユーザ=sambaユーザという形で記述します。
sambaユーザについてはsmbpasswd -U ユーザ名 コマンドでsambaユーザにパスワードを設定します。
アクセス権の設定は以下の手順で行きます。
共有フォルダの右クリック、プロパティ、ファイル共有の設定、共有フォルダの変更、「追加のプロパティ」をクリックします。
ユーザタブの不特定のすべてのユーザを「拒否」に。
指定されたユーザのエキスパートで「valid users」に追加したsambaユーザを追加します。
これでユーザのアクセス権が設定できます。
しかしなんかスマートじゃないですね。本当はもっとシンプルな手順があるんでしょうが。
GUIが動作したりしなかったりで、紛らわしさに輪をかけてます。
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