VLCPlayerで動画を再生する

動画のファイルの再生はLinuxではすんなり行ったり行かなかったり。
コーデックを別に用意しなくてはならないなど、面倒なこともあります。

VLCPlayerはWindows版もあり、そちらは軽量なプレイヤとして人気です。
openSUSEなどのLinuxでもWMVなどを普通に再生してくれるので楽チンです。
動画プレイヤーはこうでないと。
オマケにネットラジオの再生、DVDやキャプチャデバイスからの動画の取り込み、動画のスナップショット画像の取得、リアルタイムの動画フィルタ・拡大・縮小なども行えます。なかなか多機能で軽量なプレイヤーです。

YaSTからインストールする
インストーラでインストールする

YaSTからインストールする
YaSTからインストールする場合は、リポジトリを追加します。
[YaST]-[ソフトウェアリポジトリ]-[追加]-[コミュニティリポジトリ]-[VideoLan Repository]を選択します。


YaSTのソフトウェア管理でvlcを検索します。
vlcをチェックしてインストールします。



インストーラからインストールする場合は、本家からファイルをダウンロードします。
VLCPlayer本家

幸いなことにopenSUSEのリンクがあります。

「1-Click Install」です。素晴らしい心遣いです。
もちろん使用OSのバージョンをクリックします。


クリックするとYmpを使用してインストールしますか? と聞かれます。
「はい」を選ぶとリポジトリにVCLが追加されます。


インストーラが起動します。
適当にインストールします。

インストールに失敗するようなら、YaSTのリポジトリにopenSUSEの「メインリポジトリ(OSS)」が含まれているかを確認しましょう。

インストールが完了したら、スタートメニューに追加されています。
WMVでもDVDでも再生できます。


動画を再生すると文字化けした文が表示される

これはOSDというオンスクリーンにファイル名を表示する機能です。あってもなくてもいいんですが、とりあえず文字化けするのでは見苦しいです。
設定のOSDの項目で「OSDを有効にする」のチェックを外して無効にするか、文字コードをJapanese(Shift-JIS)を指定し、フォントにIPAフォントなどの日本語フォントを指定すると文字化けせずに表示されます。

スキンを使用する罠。日本語のファイル、DVDが再生できなくなる

VLCPlayerは様々なスキンがあり、外見が変更できます。
スキンはいろいろありますが、我らがマルチバイト圏のユーザには罠があります。
海外のスキンを使用すると日本語のファイル名が再生できなくなったり、DVDが再生できなくなります。
というのもスキンを読み込んだ拍子に設定ファイルの文字コードも変更され、戻せなくなり、設定のアチコチが文字化けして読み込めなくなるからです。
そんなときはVLCPlayerを終了し、以下のコマンドを実行して設定ファイルを削除して、初期化します。。

>rm ~/.config/vlc/vlcrc

すると設定ファイルが再生成され、元通りになります。
VLCPlayerはスキンを迂闊に使用するな、ということですね
WindowsPlayer風のスキン(Win_VLC_11.vlt))はプレイリストがウィンドウ内にあるので便利なのですが、再生できないのでは論外です。

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