Ajaxの統合開発環境

Ajaxです。なんか流行りの言葉です。
Ajaxはその性質上、開発が容易ではありません。開発環境はその生産性を左右します。
しかし現在、まだAjaxの主流の開発環境は定まっていません。
常に王道のソフトしか使いたくない立場としては、非常に困ります。

とはいえ、Ajax統合環境の一つとして検証してみます。
WaveMakerはAjaxの開発環境でありながら、開発環境自体もAjaxで作られてるらしいです。
なんかスゴイです。


実態はTomcatのようですね。一般の人にとってTomcatとは目に見えない正体不明のソフトです。
(Tomcatは一言で言えば、通常のWebサーバで出来ないことをするための特殊なWebサーバです)

とりあえずWaveMakerをダウンロードしてきます。
http://www.wavemaker.com/

Linux用を選びます。

ダウンロードしてくるのはRPMなので、ダウンロードしてきたファイルをクリックすれば、YaSTで入れてもらえます。


インストールが完了したら、起動してみましょう。
起動はコマンドラインから行います。

>/opt/wavemaker_4.0.2.xxx/bin/wavemaker.sh start

上手くインストールされていれば、その後Firefoxが立ち上がって、ポータル画面が現れます。
URLは「http://localhost:8094/wavemaker」です。
これでもうオーケーです。
プロジェクトを新規作成し、openすれば画面が現れます。


ここまできて気づきました。
私はAjaxの作り方を知らないんです。だから実行できるのかどうかも分かりません。
だからここまでです。
でも画面は統合開発としてはかなりよく出来ていると思いますね。

アプリケーションとして動作を終了するときは、起動時と同じくコマンドラインからです。

>/opt/wavemaker_4.0.2.xxx/bin/wavemaker.sh stop

なお、起動時に「start」パラメータをつけずに起動してしまうと、後からStopパラメータで停止できなくなります。

ちなみにファイアウォールさえ解放してやれば、Windowsなど他の端末からアクセスして開発することも可能です。
YaSTのセキュリティからファイアウォール。許可するサービスで8094を解放します。


ただ、そうなると他のPCから自由にアクセスできてしまうので開発としては不安です。
実行環境は考えましょう。

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