解説
(firmament i-aの前に)spiritualizedを作った時は、コンフィグや裏ゲームなど色々なものを詰め込もうとして収拾がつかなくなりかけたので、firmament
i-aを作った時は、できるだけ余計なものを取り除いたシンプルなゲームにしようと考えていました。
ゲームを作り始める前にイメージしていたのは、『ライフゲーム*1のように神様視点でミニマルなアクションパズル』だったのですが、イメージをまとめることができず、『アクションパズル』の部分がfirmament
i-aに、『ライフゲームのように神様視点』の部分がfirmament i-bになりました。タイトルの『firmament』は『天空、蒼穹』という意味で、MAINのアルバムタイトルから取りました。
このゲームは、できるだけ自由に遊べるようにしようと考えていたので、ピースが落ちてくるスピードを4段階に操作できるようにしました。スピードを上げて高得点を狙うことも、逆にスピードを下げて確実に消していくこともできます。ただ、低スピードで安全に進めるとゲームオーバーにならないので、制限時間(10分)をつけました。
最初はリブルラブル*2のように自由にラインを引けるようにしようと思ったのですが、プログラムが大変そうだったのと、縦と横だけにラインを引ける方がパズルゲームらしかったので、縦と横だけにしました。
画面右下の棒グラフは(ちゃんとした測定を行っているわけではないので不正確ですが)CPUにかかる負荷を示しています。このゲームを製作していた時は、開発機のCPUがPowerPC601/90MHzだったので、ピースのスピードを最高速(1/30秒で1ドット)にすると処理がかなり厳しくて、このグラフを見ながらプログラムを書き直したり(ピースがない場所の画像を転送しないようにする、とか)していました。
今後の予定
コンフィグの変更だけでアプリケーション終了すると初期設定ファイルが更新されないバグがありました。ゲームの進行に支障が出るようなバグではないので、しばらく様子を見てから修正します。
履歴
2000年12月20日 Vectorで公開(ver.2.0001212)
2000年12月22日 Download ASCIIで公開(ver.2.0001212)
2001年08月25日 Vectorで公開(ver.20010808)
2001年08月31日 Download ASCIIで公開(ver.20010808)
2002年10月23日 Vectorで公開(ver.20021010)
2002年10月25日 Download ASCIIで公開(ver.20021010)
雑誌掲載
2001年06月18日 MACLIFE 2001年07月号
2001年10月29日 MacPeople
2001年11.15号
2003年01月31日 CD-ROM Fan 特別編集 ROM Fan フリーウェア vol.3
関連ページ
2001年09月08日 Vectorで新着ソフトレビューに取り上げていただきました
2001年09月13日 ZDNetで紹介記事を書いていただきました
関連リンク
リブルラブルが紹介されているページ。詳細な説明が書かれたpdfファイルがあります。
NINTENDO
POWER スーパーファミコン用のソフト紹介
D3PUBLISHERから発売されているPlaystation版ヴォルフィードの紹介ページです。
SIMPLE1500シリーズ
Vol.80 『陣取り 〜ヴォルフィード1500〜』
サクセスから発売されているPlaystation版QIXの紹介ページです。
SuperLite1500シリーズ
『クイックス2000』
Quarter Note Software製作のQIXクローン、Qrax(Macintoshシェアウェア)
Qrax
|
|
*1
1970年に数学者ジョン・ホートン・コンウェイが考案した人工生命モデル。サイエンティフィック・アメリカンに掲載されて大流行した。
*2
ナムコが1983年に発売したアーケードゲーム。左のレバーでリブルを、右のレバーでラブルを操作し、リブルとラブルをつなぐラインを杭に引っ掛け、敵キャラを囲んで倒すゲーム。
|
|