解説
このゲームを製作する前、ゲーム画面のダミーを作っていた頃は、開発機のハードディスク(500MB)を増設せずに残り容量5MBぐらいで無理矢理使っていたのですが、突然ハードディスクが読めなくなり、それまで作っていたファイルはNorton
Utilitiesを使っても復旧できませんでした。結局、その後ハードディスクを増設してもう一度作り直したのですが、最初作っていた時とはちょっと違う感じになりました。
『spiritualized』を作った時、ブロックを移動させる時の半透明表示にはCopyBits*1のnotSrcBic転送モードを使っていましたが、このゲームを作っている時に初めてblend転送モードで半透明表示を行うことができました。それまでblend転送モードを使えなかったのは、OpColor(というよりRGBColor)の設定が16ビット(0-65535)ということを知らずに、8ビット(0-255)で設定していたためでした。
ブロックをフィールドの任意の場所に任意の向きで配置するには、キーボードであれば、方向キーで位置、回転ボタンで向きを決めて、決定ボタンで配置、というように方向キー+2ボタンが必要です。
同じことをマウスでしようとすると、ブロックの回転と配置を(Macintoshの場合)1つのボタンで行うために特殊な操作が必要になります。このゲームでは、新しいブロックはフィールドの空き場所に自動的に配置されるようにして、プレイヤーはそれを必要に応じて回転、移動させるシステムにしました。こうすることで、回転はクリック、移動はドラッグ、というシンプルな操作になり、連結していないブロックは何度でも自由に動かせるようになりました。
ブロックの操作については、ブロックをクリックすると90度回転しますが、ブロックが回転するのに必要なスペースがない場合は、回転したブロックが半透明表示され、この半透明ブロックをクリックするとさらに90度回転するようになっています。また、半透明ブロックをドラッグすることで回転+移動を一度に行うこともできます。ブロックを操作する部分でできるだけストレスが生じないようにこのような方法にしてみました。
一般的に、ゲームの難易度は緩急をつけながら上昇させるのがいいとよくいいますが、このゲームでは、難易度(ブロックが出現する時間間隔)は直線的に上昇して、ブロックを消した時に少し下がるようになっています。この方がシンプルでいいかなと思ったのですが、難易度の上下が直接見えにくいゲームなのであまり違いはありませんでした。別のゲームを作る時に改めてやってみようと思います。
今後の予定
現在のところ、新たにバグや不具合が見つからない限り、更新の予定はありません。
履歴
2001年12月01日 Vectorで公開(ver.20011111)
2002年12月14日 Vectorで公開(ver.20021111)
2002年12月25日 Download ASCIIで公開(ver.20021111)
雑誌掲載
2002年01月18日 MacPower
× 2002年02月号
2002年07月01日 すてきな奥さんのパソコン大好き。
No.11
2002年09月28日 CD-ROM Fan 特別編集 ROM Fan フリーウェア vol.2
関連ページ
2001年12月05日 ZDNetで紹介記事を書いていただきました
2001年12月11日 vectorで今週の注目ソフトに取り上げていただきました
関連リンク
Lost Mindsが製作した、Blobをつなげて消すゲーム(Macintoshシェアウェア)です。
Blobs
紹介ページ
Varcon Systemsが製作した、ダークな雰囲気のパイプつなぎゲーム(Macintosh)です。
Troubled
Souls (demo version) 紹介ページ
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*1
プログラムの中で使うことができる、Mac OSに用意されている命令(Toolbox)の一つで、 画像転送を行うための命令。
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