解説
ゲーム内容は、浮上する四角形(最大で画面内に32個)を矢印キーの左右(またはテンキーの46)で操作して、300秒の制限時間内に出来るだけ多くの四角形を画面上端まで運ぶ、というものです。四角形には大中小の3つのサイズがあり、それぞれスピードが異なっています(速度比は大:中:小=1:2:3、出現比は大:中:小=4:9:36)。キーを押すと全ての四角形が動くようになっていますが、キーを押す時間が短いと小だけ、または小と中だけを動かすことが出来ます。四角形を上まで運んだときの得点は、小が1点、中が4点、大が9点です。
このゲームは、ボコスカウォーズ*1の「数十人の味方キャラクタを全部まとめて動かす」という操作システムをパズルゲームに取り入れてみよう、ということで作っています。いつもはゲームのルールなどを全て決めてから製作を開始するのですが、今回は画面表示を1/60秒ごとに行う必要があり、それが開発機(Power
Macintosh 7200/90+Crescendo7200 G3/400MHz)で実行可能なのか分からなかったので、動くかどうか試しながら作り始めました。結果、ネームエントリーなど処理が重たくなる箇所もありますが、PowerPC
G3以降の機種であれば多分大丈夫だと思います。
firmament iiはLOTLOTLOT*2の影響も強く受けています。LOTLOTLOTは20年ぐらい前の雑誌に掲載されたMSX用のゲームですが、LOTLOTLOTのファイルをMSXエミュレータで動作させればMacintosh(またはWindows)でも遊ぶことが出来ます。ゲーム内容は、画面上から落ちてくるボールを、フィールドを4*4に区切る小部屋の中身を入れ替えることで、画面下のより高い得点の区画へ落としていく、というアクションパズルゲームです。パズルゲームはアイデア勝負なので、LOTLOTLOTのように雑誌に掲載された読者投稿のゲーム、今だったらオンラインソフトウェアとして公開されたゲームがアーケードに移植されるような事が時にはあってもいいと思うのですが...
今後の予定
現在のところ、新たにバグや不具合が見つからない限り、更新の予定はありません。
履歴
2003年09月27日 Vectorで公開(ver.20030909)
関連リンク
ボコスカウォーズの作者ラショウさんが運営しているMacintosh専門ソフトハウスです。
iTA-Choco
Systems
LOTLOTLOTの作者YUKIさんのサイトで、Windows用Basic言語があります。
99 BASIC
インタプリタ
LOTLOTLOTのファイルを配付しているサイトで、MSX用ゲームの製作をしています。
TPM.CO SOFT WORKS
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*1
1984年、アスキーソフトウェアコンテストに入賞、商品化。オリジナルのX1版以外にも多数のハードで発売された。MSX
MAGAZINE永久保存版にも収録。横スクロールRPG。
*2
1984年、プログラムポシェット(徳間書店)に掲載された後、アイレムがアーケードに移植(タイトルはLOTLOT)、ファミコン版も発売された。
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