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(更新履歴)

2ss.exe - SETI@Support用(?)データコンバータ

これは, 以前 I4WU から SETI@Suport への乗り換え用のツールとして公開していましたが, 大幅に機能アップして帰ってきました。
主な機能は以下のとおりです。

  1. 拙作の I4WU の他, SETILog や SETI@home クライアントソフトのデータファイルも取り込めます。 もちろん SETI@Suport のデータファイル(ss_past_data.txt)も取り込むことができます。
  2. 読み込んだデータはデータの解析開始時刻 (これは work_unit.sah ファイルのタイムスタンプや各種支援ソフトが保持している時刻情報をもとにしています) をキーにデータをソートしてデータファイル ss_past_data.txt に格納します。
  3. ユニット名をキーにして重複するデータを検索・排除します。
  4. インポートする各種データファイルはファイル名をもとに自動的に判別させることが可能です。
  5. 実行ファイル名を変えると怪しいことが...

このツールは SETI@home Reporter に同梱されています。

インストール方法

SETI@home Reporter パッケージをLHA関連ツールを使って解凍し, 展開された実行ファイル (2ss.exe) のみを使用します。

2ss.exe はWin32コンソールアプリケーションです。 一般的なその他のコンソールアプリケーションと同じように, カレントディレクトリにおいて使うか, PATH の通ったディレクトリに置いて使って下さい。

アンインストール方法

2ss.exe はWindowsのレジストリを汚しません。 アンインストールは実行ファイルを削除するだけで完了します。

起動方法

コンソール(またはDOS互換BOX)で

> 2ss

とやると Usage が表示されますので,適当に色々使ってみて下さい。 入力ファイルはコマンドラインで指定します。 (ワイルドカードが使えます) 出力先はカレントディレクトリの ss_past_data.txt に出力されます。

また,起動時に カレントディレクトリの ss_past_data.txt を読み込みます。 その後コマンドラインで指定したファイルを次々と読み込み, 最後に ss_past_data.txt に最新の結果を書き戻す, という流れになっています。

入力ファイルはオプションで種類を指定することもできますが, オプションなしでファイルを指定すると, ファイル名から簡単な推測を行い, 対応するフォーマットでファイル読み込みをはじめます。 推測は以下のようにして行われています。

  1. ファイル名が ss_past_data.txt なら SETI@Support 方式のデータファイルとみなす。
  2. 拡張子が「.csv」ならCSV形式のファイルとみなす。
  3. CSV形式のファイルでファイル名に「SETILog」が含まれている場合は SETILog フォーマットとみなす。
  4. CSV形式のファイルでファイル名に「WULog」が含まれている場合は, このSETI@home Report 独自のフォーマットとみなす。
  5. CSV形式のファイルでファイル名に「ss_」が含まれている場合は SETI@Support のエクスポートデータとみなす。 (このバージョンでは読み込みを行いません)
  6. その他のCSV形式のファイルは I4WU フォーマットとみなす。

更に

> 2ss -sh="C:\Program Files\SETI@home"

という風に -sh オプションとともに SETI@home クライアントソフトのあるディレクトリを指定すれば, そのディレクトリから result.sahwork_unit.sahstate.sah ファイルを 順に読み込み解析状態を取得します。

注意事項

念のため ss_past_data.txt のバックアップを取ってからこのツールを使用することをお薦めします。 またファイルアクセスの衝突を避けるため, このツールを使用する際は, I4WUSETI@Support などの各種ツールをあらかじめ終了させて下さい。

このツールでは, ss_past_data.txttime_recorded 情報はオリジナルと異なるフォーマットで格納されます。 あらかじめご了承ください。 (SETI@Support自体の動作には支障はないようです)

変更履歴

Version 1.00 Evaluation 2
(2000年06月18日)
result.sah の解析を厳密に行うようにしました。
-sr オプションの意味が変わりました。 ってまだ, SETI@home Reporter 独自のデータファイルは(表向きは)ないんだよなぁ。 (内部的には既にできてる)
ソースファイルの内容はかなり変わりました。(^^;)
Version 1.00 Evaluation
(2000年06月14日)
取り敢えず公開してみる! 反響があるのかないのか, さて,どうでしょう。 (^^;)

このページについてのお問い合わせは spiegel@alles.or.jp まで

[SETI@home Reporter]