そのほかいろいろ
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こころ
    夏目漱石のこころです。自分の小説電子化プロジェクトの第一弾です。3年ほど前に丸写ししたものを今回公開することにしました。VZエディターとATOK6という組み合わせでしたが、はっきり言っていまの某M社製IMEよりよほど優れたFEPだと思っています。それほど入力そのものは快適でした。下手な解析アルゴリズムが働いているよりよほどシンプルに出来ていますので、ある程度変換結果が読めるというのがポイントです。

Museワンポイントどころではないレッスン
     Museの入力に参考になること間違いなし。ここでは、楽器の細かい解説を通して、Museの打ち込み技法にも触れていきたいと思っています。ほとんど、楽器のことに終始しているような気がするが気のせいだろうか?
 


巨人応援日記

      巨人ファン必見のページです。今シーズンオフのためあんまり書きませんが2001年のシーズンが始まるとかなり更新が期待できます。(ADSL環境に移行する予定なので なお予定は未定という言葉もある)なお、当面は、数日分まとめてアップするという手法をとります。
 

航空機解説

      太平洋戦争で、活躍&登場の航空機中心です。

クイズ       いろいろとクイズがあります。目指せ高得点!
日頃感じていること
 
 
 ここにはいろいろと、日常思っていることや主義主張を盛り込んでいきたいと思います。たぶん人によっては絶対それは間違っているよとか、賛成とか思うことがあると思います。目標は、とりあえず100キロバイト突破というところです。だんだんに継ぎ足していく予定です。感想や意見は掲示板まで。新しいものは、一番下です。がんばってスクロールしてください。
 
その1日本人の歴史観について

その2Museデータの書き方について

その3コンパクトカメラについて

その4PCのサウンド環境について

その5巨人について

その6入試制度について

その7自衛隊について

その8ADSLについて(追加あり)

その9歴史についてその2

その10原子力潜水艦事故について

その11圧倒的支持率について

 本題に入ります。まずは日本人の歴史観について問いたい。(いきなりまじめな話)みなさん歴史上の好きな人物は誰ですかときくと、絶対に織田信長とか入ってくると思う。理由を聞くと格好いいからとかというのが相場であろう。それ自体は別に何とも思わない。では、どれだけ織田信長について知っているかといえば天下統一を成し遂げたとかいうのが一般的な常識の範囲だと思う。いっぽう、太平洋戦争のことに関してはみなさん認識が薄いと思われる。織田信長というのは、天下統一という大きな大義名分をもって戦ったようにされている。(ここの戦を見てもそれぞれに大義名分というのはまがなりにもある)

 それでは、太平洋戦争はどのような理由において始まったかという問いには多くの人がとまどうことと思われる。太平洋戦争で活躍した司令官の名前をどれだけ知っているのか。誰もが知っている真珠湾攻撃を発案したのは誰なのか。(山本五十六です)そもそも、学校等で歴史を習うのだがどうしても、このあたりは3学期のあわただしい中行われ、しかもあまり入試などにも出題されないことから軽視されているように感じる。

 しかし、僕にはこの4年間にもわたる戦争は、現代日本において大きな損出とさらに大きな教訓・技術などを残していったように思えてならない。しかしながら現在の日本では太平洋戦争そのものについてタブー視されている傾向が見られる。中国等は今でも日本に謝罪をせまっているし、日本政府としても実際に謝罪している。別に謝罪することが悪いとはいっていないが、その前にもっと謝るべき国家が他にあるのではないかと考える。

 そもそも日本が開戦をせざるを得なくなったのは、アメリカの圧力によるもの。もっと具体的にいえば、近代国家を支える血ともいうべき石油を止められたことが原因にある。(実際にはすでに日中戦争は始まっていた)つまり、一か八か対米戦争を仕掛けるかそのまま何もせずにアメリカに屈した形になるかのどちらかしか選択肢はなかったといえる。それでは、開戦を決意しなかった場合はどうなっていたのであろうか?おそらくは、アメリカになめられたままになっており、今の繁栄は得られなかったものと考える。一度、負けたからこそ、アメリカの良い部分そして悪い部分もさえ吸収することにより今の繁栄があったと考える。端的な例が自動車である。戦前、アメリカ車といえば安くしかも高性能というイメージがあった。しかし今はどうだろうか?日本車の方がやすく高性能しかも小型で取り扱いやすい。アメリカの車はどうも燃費も悪いし図体が大きいだけというイメージを持っている方が多いのではないだろうか?

 日本にまったく力がなかったらアメリカに屈することになったろうが実際にはそうではなかった。十分にアメリカに渡り合えるだけの兵器はあったのである。1年くらいの間なら十分互角の戦いを演じることができるだけの自信があったのである。時の連合艦隊長官、山本五十六もそのように上奏していた。

 開戦を決意させるもっとも大きな要因として零戦の存在があるといわれている。正式には零式艦上戦闘機という代物だ。その名の通り戦闘機である。三菱飛行機が開発した当時世界一の水準を行く戦闘機であった。

 一般に戦闘機の性能要求としてあげられるのが、スピード、上昇力、軽快な運動性能、火力、長大な航続距離、防弾性能などである。これらは互いに矛盾しており、スピードを上げようと思えば翼の面積を少なくする必要があり、運動性能に支障を来す。航続距離だけを追い求めると燃料を大量に積む必要性があり運動性能、速力に支障を来す。このように、飛行機特に戦闘機の設計には互いに矛盾した事項をどうバランスをとるかというこの一点にかかっている。零戦はこれを防弾性能を無視することによって、軽快な運動性能、長大な航続距離、たぐいまれなる上昇力、そして圧倒的な火力を手に入れた。攻撃は最大の防御というが、まさにその言葉通りのものだった。

 そんな名戦闘機があった故に、開戦する決断が出来たといわれている。どこまでそれが真実なのかはわからないが。大艦巨砲主義の人にとってはそれが大和であったとかないとか。  ちなみに大和とは当時(今でも)世界最強の主砲を搭載した戦艦である。戦艦というのはその設計思想上自艦の主砲弾に中距離において耐えうるだけの装甲を備えるものであったためその防御力も凄まじいものだった。史実では、大和は沖縄特攻作戦(菊水作戦)において、アメリカ軍の執拗なまでの、航空攻撃によって沈んでいる。最近になって、海底に沈んでいる大和の姿が確認された。余談だが、宇宙戦艦ヤマトはその大和を再利用して作ったものである。あんまりフネを宇宙船に再利用することはお薦めできないのだが……。

 もう一つ日本が開戦に至るまでの説明として地政学的な説明がある。アメリカという国家は独立以来西漸運動を進めてきた。ところが、アメリカ西海岸に到達し見るべき陸地がなくなってしまった。そこで、目を付けたのが極東である。また、日本も第1次世界大戦後旧ドイツ植民地を国連からの委任統治ということで、太平洋地域を任されていた。その両者はいずれ太平洋の真ん中で衝突するのは目に見えているだろうということだ。

 非常に乱暴な論理展開であるがいおうとしていることはわかると思います。ともかく日本は開戦してしまったわけで始めたものは終わらねばならないのだが日本にはアメリカを屈服させるだけの力はなかったわけで(一時はアメリカ太平洋艦隊をほぼ消滅させた時期もあったのだが)日本の無条件降伏という終わり方をする。

 問題はここからだ。勝てば官軍よろしく、すべてアメリカのいうことが正しく格好よくというイメージを定着させてしまったのだ。

 さらに、教育制度一つとってもアメリカと同じスタイルの6・3・3・4制というものに改められた。だいたいにしてアメリカという国は多様な人種がいて、しかもすべてが英語を読み書きできるわけではなく中にはスペイン語をしゃべる人やもっと他の言語をしゃべる人もいる。そんな多種多様な人たちを教育するために考えられたシステムである。対して、日本はほとんどすべての人が日本語を何ら不自由なしにしゃべる。これほど国民が違うのに同じ教育システムをとるのは不思議以外の何者でもない。悪くいう人にいわせるとこれは、愚民政策に他ならないという。ちなみに戦前の教育制度はドイツのそれをまねして作られたものだ。こちらの方が、現実に即していると言っていいであろう。

 そのほか、思想もアメリカの都合のいいように変化していった。何でもアメリカのシステムを取り入れたがるのもこの一端に他ならないであろう。そんな状態だから、あの戦争は過ちだったとしている。もちろん戦争をやること自体に正義はないと思う。しかしながら、実質的に日本が戦争せざるを得ない状況を作り出したのは、アメリカをはじめとするABCDに違いない。しかしその戦争の中でいったい何が起こったのかということをまったく知らないまた知ろうとしない。ここが最大の問題点だと思う。つまりは、物事をきちんと理解することなく物事を判断してしまうことである。

 倫理的なものにおいても触れなくてはなりません。戦争というのは、戦場で敵味方の命のやりとりをするいわば極限状態にあります。その極限状態で人はどのような行動をとることができるかそれも大きなテーマです。

 史実を書き記した本がたくさんありますが、その中でも「大空のサムライ」は特に戦闘機による空戦について詳しく書いてあります。一瞬の判断が大きく戦局を左右することになるのが空戦です。毎日のように繰り広げられる空戦がある中で、どのようなことを考えながらどのような思いで戦っていたのかということがよくわかります。資料的な価値から見ても、毎日日記を残していったものをもとに書かれている本なので価値があります。ぜひ、正巻、続、戦話の全てを読んでみることをお薦めします。

 先に、大きな教訓や技術を残していったと書いたが、どういうことなのかというと、たとえば戦艦大和(宇宙戦艦ではない)や、武蔵を造った技術というのは戦後の大型の船舶の建造に大変役立ったという。2000馬力級のエンジンを量産できなかった理由である、優秀な工作機械のなかったところも、戦後日本の工作機械メーカが、シェアーほぼ100パーセントになるまで成長している。また教訓というか日本人の特性というものもこの大和だとか先にでてきた零戦だとかというものにでている。どういうことなのか?日本人は、その世代の製品では最後には最高のものを作り上げるが、次世代に移るときに、決定的なものを作れずに終わってしまう。つまり失敗してしまうという点である。

 大和は、巨艦同士が自ら搭載する砲を打ち合って雌雄を決する艦隊決戦においては、最高の性能を有していた。ところが、次の世代つまり時は空母の時代に移っていたのだ。これでは勝ち目はなかった。

 また、零戦は1000馬力級の戦闘機としては究極ともいうべき性能を誇っていたが、次の2000馬力級の戦闘機はついにまともな活躍が出来なかった。わずかに紫電改が活躍の場を得られたくらいなものであろう。ところがアメリカでは、ヘルキャットを代表とする2000馬力級の戦闘機が次々と造られ零戦を追い込んでいったことはあまりにも好対照である。

 戦後の社会においても同じ事が言える。80年代前半にはすでにISDNの技術は完成していた。そして、日本ではそれはそれなりに普及した。その当時、電話回線を利用したデータ通信はせいぜい300bps程度であった(モデムなどという代物ではなく音響カプラの時代だ)から、ISDN(64000bps)はそれに比べれば途方もない速さを誇っていた。

 しかし、当時とあまり状況は変わっていないのは周知の通りだ。欧米ではすでに、ADSLとかCATVインターネットが主流になっていて、ISDNはほとんど使われていない。ふつうのアナログモデムも現在では下りが56000bpsとほとんどISDNと変わらない速さを誇っているためあまりISDNにする意味を見いだせなくなっているが、またフレッツISDNというものを売り出して定額料金を武器に浸透していってるように感じる。

 しかし、ADSLなどと冷静にスピードを比較してみると、ISDNが64kbpsADSLが640kbps以上と10倍くらいまたはそれ以上のスピードがでる。それでいて料金はさほど変わらないのだからばからしい話である。いくら首相がIT革命を押し進めようとしたところで現状がそうなのだからあまり信用ならないといったところか。

 とにかく、ISDNという過去の情報インフラとしては明らかに日本の方が勝っていたものをA(x)DSLで今のところ完敗を喫していると言える。

 話は戻ります。今まで、零戦というものの写真でもプラモデルでも絵でも何でもいいから見たことがない人。一度見てください。そして、アメリカの当時の戦闘機、たとえばワイルドキャットあたりと比較してみて下さい。どちらが美しく、そしてどちらが醜く見えますか?零戦の方がきれいだという人の方が多いと思います。

 純工学的に見てこの優れた製品を作り出すことの出来た日本をもっと誇るべきだと思います。戦争を行うための兵器とはいえ、今の日本があるのはこの零戦のおかげかもしれません。

 戦前、多くのアメリカ人の持っているイメージというのは、たとえば中国は「眠れる獅子」というように一目置いていたようですが、日本はせいぜい「イエローモンキー」という言葉に象徴されるように、見下すべきものと見ていたようです。

 それが証拠に、シェーン・ノートという人が、日中戦争で零戦がデビューしそれがかなりの高性能という情報をつかみそれをアメリカに報告していますが、とうのアメリカ政府では、援軍ほしさにでたらめな情報を送ってきたに違いないと思っていたようです。つまりは、日本にそんな戦闘機を造る技術はないと思っていたのです。そして、日本の戦闘機は紙と竹で出来ていると信じられていたようです。(嘘のような話ですが本当です)

 同じく、イギリスでも状況は変わりません。もともと、航空技術を日本に教えた国の一つであるため、自国の戦闘機をしのぐようなものが開発されているなどということは思うべくもなく、航空では三流と思われていたようです。そのため、戦争が不可避だと察知すると極東地域に配備した戦力は戦艦二隻に航空では、アメリカからお払い箱となったF2Fバッファローにいまにも大英博物館入りしそうな、ソードフィッシュ雷撃機と設計意図不明のフルマーだとかいう爆撃機である。(違ったかな?)

 F2Fは、まともな方だが性能はお世辞にもよくない。それでも、ソ連相手のフィンランドでは最高傑作機として使われていたようだが、ソ連の戦闘機搭乗員の質が劣悪だったためといわれている。ソードフィッシュというのは、複葉の当時の水準から行けば超鈍足機ともいおうか、とにかく魚雷をもった状態ではふらつきながら飛んでいるのがやっとという機である。イギリスはそれが優秀機と信じ込んでその後継機種を開発しようともしなかったのだからいったい何を考えていたのか不明である。さらに、フルマー爆撃機に至っては、どの性能をとっても中途半端な理解不能の機である。本当に設計意図不明である。

 ともかく、どちらにしろなめきった戦力しか送ってよこさなかった。幸いといったところだろうが、日本軍はそれらを半月ほどで撃破することになる。特に、戦艦は当時最新鋭のものが含まれていた。それを、航空機で撃沈したことは特筆すべきであろう。

 このように、大したことがないと思われていた日本の力を太平洋戦争冒頭で見せつけられては、アメリカやイギリスでも認めざるを得ない。ここに戦後の日本の原点があるのである。日本という国の優秀さを見せつけ、認めさせたのである。アメリカの軍事力の庇護で日本は高度成長を果たすことが出来たというのは揺るぎない事実である。また、アメリカにとってもそのことが十分すぎるメリットがあると思ったから、そうしたのだと思う。(もっとも冷戦中の前進基地としての価値も高かったが)

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   その2
 
 Museデータの書き方について、考えたいのですがみなさんはどういう書き方をしているのでしょうか?Museデータの評価の一つに、可読性というものがあるとおもいます。MIDIデータとは違って、Museデータは書き方ひとつを工夫することによって人が見てもわかりやすくすることが出来ます。わかりにくくするようにすることも出来ます。

 まず、必ずデータの先頭には作成者、作詞、作曲者の情報、あるいはそれ以上の情報を書くべきだと思います。できれば、メールアドレスとか書いてもらうと感想とか送ることが出来ます。事実、僕はメールアドレスが書いてあるMuseデータを見つけたら感想などを書くようにしています。また、開発者様からの書き込みによると*HEADも書いていないようなデータは評価が落ちるということを聞いたことがあると書いてありました。ともかく作成者ぐらいは書いてもらいたいと思います。だって、せっかく作っても誰が作ったのかわからなくなっては寂しいでしょう?

 データの書き方は必ず、スコアー譜で書くこと。パート譜で書くとあとで見たときに訳が分からなくなります。できれば、一小節ずつ区切って書くといい。そのとき、小節番号を振っていく。手元の楽譜にも共通の小節番号を振っていくとあとで見たときにデバッグがしやすい。1小節ずつというのは、なぜかというとあまり、一行を長ったらしく書きたくないからだ。見にくくてしかたない。

 あと、あまりマクロ命令は使わない方が見やすくなる。ただし、同じ小節内で無名マクロとか使うのは有効である。マクロ命令を使うところは、たとえばドラムとかまったく同じものが繰り返されるところだ。

 このような作り方で、やるとかなり大きなファイルになりがちである。しかしその分、やることが定型化するので変なところで頭を悩ますよりとにかく打ち込んじゃえというやり方ができる。要するにただ、楽譜から写すだけだったら、何も考えることがないのである。また、みんなが同じ書式でMuseを打ち込み始めたら容易に人が作ったのを解読することができる。間違いも指摘しやすい。もっとも、最近はデバッグの方法をして譜面モニターという強力な武器がある。しかし、ちゃんと直すためには、譜面モニター上での位置とMuseデータのデータ位置がすぐにわかるようにしておくべきである。

 それでは僕がどんな打ち込み方をしているか?それは、Museの殿堂からダウンロードして確かめてみてください。


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その3
 コンパクトカメラについてもの申す。最近のコンパクトカメラの望遠化は歯止めなく続いている。そこで当然のように起こる出来事がぶれ写真の量産である。

 それでは、なぜぶれ写真が起こりやすくなるのかを説明する。望遠というのは、写る範囲が狭いということだ。写る範囲が狭いから相対的に大きく写る。それで、被写体だけ大きく写しているわけではなく、ぶれまで大きく写してしまうことになる。

 なぜぶれてしまうかというと、シャッターがおりた瞬間カメラが動いてしまうからだ。人間がいくらカメラを固定して持っているといっても、厳密なことをいえば動いてしまっているのだ。それが望遠になることでより拡大してしまっているのである。

 さらに悪いことに、コンパクトカメラというサイズの制約から、レンズが暗くなってしまっているのである。一般にレンズの明るさというのは口径を焦点距離で割ることによって求められる。つまり、コンパクトにしようとすればレンズは暗くなるし、望遠にしようとするとまた、レンズは暗くなる。(望遠=焦点距離が長い)

 レンズが暗くなると、その分シャッタスピードを遅くする必要がある。それが意味するのは、ぶれやすくなるということだ。

 結果として、コンパクトカメラの望遠はレンズ性能の片鱗も見せずに写りが悪いとかいうことになってしまう。コンパクトカメラこそ三脚などのぶれ対策は必要なのだ。また、感度(ISO800とか1600)の高いフィルムを使うことも有効である。

 やむをえず、手持ちでの撮影になるときはぶれに対して細心の注意を払うこと。脇をしっかりと締めて撮影することがポイントである。正しい構えで撮影することは、ぶれないで撮影するだけの技量を高めることになるので、大事である。

 もっとも一番いいのが、一眼レフを使うことである。第一レンズの性能も格が違うし。望遠一つとってもふつう2本セットで売っていることが多いが(標準レンズと望遠レンズのセットのこと)そのうちの望遠レンズを使ってみるとコンパクトカメラとは全然望遠の度合いが違う。一番望遠にしたとしても(たいてい300ミリ)晴天時ならよほどおかしな撮り方をしない限り、ぶらさずに撮影できるはずである。

 ちなみに僕のもっている機材といえば主力がニコンFE2、レンズがAiニッコール35−70F3.3−4.5とトキナーのAT−X100−300F4である。たまに、ニコマートと50ミリF1.4の組み合わせてとるときもある。まあ、マニュアルフォーカスということもあり、初心者がいきなり使いこなすには、難しいかもしれない。しかしながら、それなりの性能は約束されている。

 あともう一点、一眼レフを買うならいま中級レベルくらいがとても熱い。F80とか、EOS7とかは上級機種にせまる性能を持っている。レンズは別に純正品でなくてもいいと基本的には思うが例外的に本体がキヤノンの場合のみ純正レンズを強く勧める。理由は一つせっかく超音波モータ搭載レンズを安く使えるのだからこの恩恵にあずからなければキヤノンを選ぶ価値が半減する。超音波モータの利点は速くしかもほぼ無音だということだ。

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その4
 PCのサウンド環境について考える。

 みなさんは、どんなサウンドカードを使っているのだろうか?また、ここには「Muse使い」がたくさん来ることが予測されるが、どんなMIDI音源を使っているのでしょうか?多くの人が、サウンドカード内蔵の音源だったりするのではないか?

 パソコンの中にはたくさんの電子部品がありそれぞれ多かれ少なかれ干渉しあっている。そんな中で、「音」という、人間の五感の中でもかなり鋭い聴覚を刺激するものがかなりどうでもよく扱われているような気がする。雑誌の特集にもプリンターとかグラフィックボードとか液晶とかいう特集はよく見かけるがあまりサウンドカードについての特集は見かけない。

 せめて、音源はパソコンの中から追い出したいものである。でも、そういう製品はみんなが買わないから高いんだよな。だいたいにして、コンポなんかでも結構音の悪い製品が出回っていたりする。そんなことだから、いいものの値段は下がらない。そういえば、「人気者でいこう」の芸能人格付けチェックで、あれだけ外すのはいったい何?そんなにいいものというのがわからないのかな。ONKYOの音結構好きなんだよな。いま、スピーカーはONKYO製のものを使っている。MIDI関連だったら、ローランドかな。YAMAHAと名の付くものあんまり好きじゃないし。

 同じローランドでも、やはりソフトとハードでは音が全然違う。それでも、ハードの方は同時発音数の制約や音色の少なさから、ソフトの方で聞くことが少なくないが、音を聞けば今どっちの音源で聞いているかがわかるくらいの違いはある。

 問題は、同じストリングならストリングを聞いてちがう音として演奏されることではなくて音質の問題である。以前、museの掲示板の方で音源による音の違いが問題になったことがあるけどもっとも根本的な問題として音質の問題。また、音源によっては、様々な波形加工の命令を実行できないものとかもある。もっとひどいのだとモノラルとか。音源自体が非常に高価なものであればしかたないですむ話であるけど少なくともここにくるmuserの方々は一応音楽を楽しもうと思っていると思う。必然的に音質というものはこだわりたいものである。いうまでもないことだが、一般的に手に入れることができる範囲でもっとも音質に優れているのはローランドやヤマハが出している外付けタイプの製品である。現在のフラッグシップである、SC−8850とMU2000の音は甲乙つけがたい。音質自体は文句なしにトップレベルであり、どちらがいいと選ぶ決めては好みくらいしかないであろう。

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その5

 巨人について考える。  まぎれもなく、巨人ファンなのだが、別にどうでもいいんだけど、最近の補強はすごいものがある。今年の優勝はお金で買った優勝だという声も聞こえてくる。

 でも、優勝って本当にお金で買えるものなのだろうか?確かに、巨人には、名だたる大砲がずらりと並んでいる。仁志、清水、高橋由、松井、清原、江藤、二岡この辺からはいつホームランが飛び出してもおかしくないような陣容である。200発打線とかよく言われるけど、巨人の中でコトし本当によかったのは、中継ぎ陣であると思う。岡島、木村、南、柏田、三沢、野村などがよく活躍してくれたと思う。シーズンの終わりの方までずっと防御率が2点台だったのは、近年まれにみる投手王国といえるのではないかと思う。

 それでも、戦力ほどに勝てないのには理由がある。相手が、必死こいて向かってくるのである。巨人戦に先発するピッチャーというのは、だいたいエース級であることが多い。エース級のぴちゃーというのはなかなか打てないものである。だからエースと呼ぶ。ヤクルトに巨人が負け越した理由は、ヤクルトが徹底してエース級をぶつけてきたということもあるかもしれない。たまに、ローテーションの谷といったらそのピッチャーには失礼だが、そんなときは5回をもたずにノックアウトしていることが多い。

 日本シリーズだってダイエーの先発陣はぼろぼろだったでしょ。今年のダイエーは本当に信頼できるエースというのがいなかった。だから、打たれる。これは、始まる前からある程度わかっていたことだけど。去年までは、工藤という先発の柱がいたけどその工藤がいなくなったダイエーには、中継ぎで繋いでいく野球しかできなくなった。そこのところがこの短期決戦での大きな敗因ではないかと思う。(ダイエーファンのみなさんすいません)今年のドラフトでとったピッチャーがどこまで通用していくかが楽しみだ。

 さて、今年の補強もすごい。すでに、ダイエーから吉永をとった。どうやら、キャッチャーとして使えるらしい。150本塁打を放っていることから、長打力も期待できる。ただし、ここ数年代打としての起用が主だったので、リード、守備面の不安はある。

 さらに、予定通り中央大の阿部慎之助もとった。打撃には定評がある。ぜひ、村田真の後継者となってほしいものである。ここ数年、ドラフトでとった選手が、1軍に定着しすばらしい活躍をしているので、是非来年も続いてほしい。そうすれば、もう穴がなくなる。

 かなりの巨人軍ファンがその名を覚えるのに苦労するであろう韓国人もまたはいってきた。チョンミンテである。まったくもってチョソンミンだとかチョンミンチョルに今度はチョンミンテ。なんだかよくわからなくなってきたぞ。しかし、今度のは実力が違うらしい。韓国一のピッチャーだとか。去年は二〇勝しているようだし。今年は一八勝だったけ。これで活躍できなければ、韓国にたいしたピッチャーはいないということなのか。そういえば、韓国のイチローとか呼ばれていた、リーボンジョブもあんまりたいした選手だとは思えなかった。一アウト一塁とか出回ってくると、なんとなく併殺打ってくれそうな気がしたし。もちろん打たれたときもあったような気がするけど。(巨人ファンたるもの巨人のピッチャーは絶対に打たれないイメージをバッターには100%ホームランのイメージを持って応援すべし)

 とにかく、巨人が勝てばいいというのがいちファンとしての実状である。徳光さんと一緒だね。セリーグの優勝決定戦のような試合もいいけど一方的にぼこぼこというのもいい。(松井ががーん、清原もがーん、高橋ががーん、ついでに仁志、後藤、清水、二岡もがーん、とどめに、江藤、マルちゃんがどかん)そしてたまには、スミ一で勝ちたい。むかし、斎藤雅樹がよくそんな試合をしていたような気がする。(がんばれ二〇〇勝!工藤も敵ながら阪神星野も)

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その6

 入試制度について考える。

今、僕は情報通信を学んでいるが、そんななかで高校で物理を習っていなかった人が大変に多い。情報通信には物理の知識が不可欠なのにだ。とくに、通信やコンピュータのハードの理解に物理、特に電気分野の理解が必要なのはいうまでもないことだが、高校で物理をやってきていないということは入試科目において必須でないためだ。

 僕にはこれは無謀としか映らないのだが。というのは、大学のそれぞれに癖のある教授についてそれを最初からマスターしようというのは難しいと思うからである。少なくとも、高校の先生というのは、教員免許を持っているため、多かれ少なかれ、生徒にものを教えるという技術が鍛えられているはずである。その分それ以外の人に教わるより理解が早いのは当然ではないかと思う。もちろん、大学の教授の中にも教え方がうまい人はいくらでもいるがその逆もたくさんいるのは事実である。

 無理にでも、入試科目に加えればある程度の素養は出来ているから、どの程度できるとかそういうのは抜きにしてもやっていないより遙かに習熟は早まると思う。

 こんなことを書く理由は一つ。大学の物理の授業が高校の復習にすぎずつまらないからである。他の人はどう思っているのかは知らないけど僕には、はっきりいって物足りない。まあ、僕の目指す道、プログラマーにとってはそれほど突っ込んだ物理の知識は必要ないのかもしれませんが。

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その7

 自衛隊の是非について考える。

 まず、自衛隊は合法化どうかという議論があるが、あるものは仕方がないと思う。あの、日本共産党でさえ「自衛隊は当然活用されるべきである」という内容の議論がなされたというくらいだし。

 それでは、純粋に国を守るための組織としてみた自衛隊は、どうあるべきかを考えていきたい。(政治的でなく純軍事的に)

 まず、軸となるのが、航空自衛隊である。おそらく有事の際には飛び道具による攻撃というのが最初に考えられる。このときに活躍せねばならないのが「こんごう」を筆頭とする、イージス艦である。その名前の通り、盾となるべき艦である。元々、自衛隊というものはアメリカ太平洋艦隊を補完する形で整備されてきたものである。本来、イージス艦は何を守るように設計されたものかというと空母である。日本の場合守るものが空母でなく日本そのものである。そういう意味での海上自衛隊の整備が進めばいいと思う。

 最後は陸上自衛隊である。これが活躍するようでは、日本はもう終わっている。(後方支援で活躍するという意味ではない)活躍するということは、敵が本土上陸を果たしているということとほぼ同義ではないかと思うのだ。故にこれに金をかける意味はほとんどないと思われる。90式戦車など税金の無駄遣いだ。そんなもの作るんだったら、国債を減らせ!百歩譲って、海上自衛隊に金を回せ!日本は大陸国家ではなく、海上国家である。ゆえに、海上自衛隊が結局のところ、他国の侵略から身を守る抑止力となるのだ。

 それでもって、現代においてもっともおそしい攻撃が大陸間弾道ミサイル(ICBM)による、核攻撃である。そんな馬鹿なことをする国家があるとは思えないが、核とミサイルがある限りその可能性はゼロではない。その抑止力となっているのが在日米軍であるというのは明らかであろう。日本は非核三原則を唱えているが、その在日米軍が核を持ち込んでいないという確証はない。うう、ここに至ってはどんなに金をかけても自衛隊は役立たずか。

 結局のところ現時点での情勢において敵国となりうる存在は北朝鮮というところかな。正式な国交もないし、いったい何を考えているのかよくわからん。それでも、食料援助するらしいが、そのうちどれだけの食料が一般庶民まで届くかは疑問である。

 いずれにしろ、自衛隊のありがたみをもっとも感じるときは災害援助であることはいうまでもない。東海地震に生き延びることが出来たらたぶん世話になるに違いない。ところで、自衛隊はいつから災害援助隊になったんだという気もしないでもない。

 結論として、陸上自衛隊は災害時の活動ができる程度でもかまわないのではないかと思う。そのかわり、航空自衛隊並びに海上自衛隊で日本本土に敵を近づけることなく撃破する。というのが最善ではないかと思う。しかし、領海が12海里というのはちと狭すぎるのではないか?領海並びに領空を干犯したならば正々堂々と撃破できるというものだが。(あくまで国際法上は)なんだか、戦前の帝国海軍の基本方針みたいになってきた。(太平洋戦争の戦いはもともとの方針からだいぶはずれている。真珠湾攻撃などやってはいけない部類ものにはいる)日本近海に敵を引きつけて一挙殲滅するという基本方針にだ。実際、「大和」などはそういう作戦に基づいて性能要求をされている。つまり、敵の方が速力に勝っているのは分かり切っていたが、敵は攻めてくるものとしてそれを迎え撃つ立場にあるのだから速力よりは、火力を重視というように。そういった作戦があるのは背景に日露戦争があるのはいうまでもない。あれは、見事に敵を一カ所に(バルチック艦隊のこと)集め火力を集中させる(敵前一斉回頭のこと)ことで勝ったと言える。とにかく敵を日本本土に上げないということが重要である。ミサイルなども未然に撃墜することが重要である。そういうことに防衛費は使ってもらいたいな

 余談ですけど、僕は自衛隊が戦国時代とか太平洋戦争中に迷い込むことをテーマとした小説が好きです。そのほか、戦争中にタイムスリップもの。文明シュミレーションものとか。羅門祐人の「天軍戦国史」はその中でも好きなものの一つです。「青き波濤」とか。結構現実にそういうことがあり得たとしてもそれに近い推移をたどるかなという説得力があります。志茂田景樹の「PKO軍団戦国争乱に突入す」シリーズより説得力があるというより、志茂田さんの方がムチャクチャだったりする。技術屋の視点から見るとね。「戦国の長嶋巨人軍」も同じ。いくら見本があるからといっても、小銃なんてほいほいできるものではないでしょ。周辺の基礎技術とかがあって初めてできることではないのかと思ったりする。せめて、製鉄一つとっても反射炉くらい作ろうよ。いくら職人が器用だからといってもやはり優秀な工作機械は必要でしょう。これ、戦時中に2000馬力級の戦闘機用エンジンが不調だらけというのと同じ理由。少しは、ひとつの製品を作るのにどういう技術が必要なのかを考えてもらいたいものである。アイディアと設計書で製品が作れると思ったら大間違いである。

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その8

 突然ですが、いま
ADSLに移行することを考えています。いや、それだけではうらやましいなという人もいるかもしれませんがその仕様がものすごいんです。なんと、ADSLのくせに遅い。たったの256kbps。下りが640kbpsにサービス変更!上りも256kbpsになった。まあ、ダイヤルアップよりは遙かにましなのですが。しかも、はいろうと決意した理由がどうも大学のインターネット環境FTP転送用のポートがふさがれてしまっているんではないかと思うのです。FTPでホームページをアップすることが出来ません。繋がりません。プロキシーサーバとか関係しているのかな。そんな感じなんで、無料プロバイダーを使ってこのページをアップしています。

 一点ものすごくどうしようか迷わせた理由があります。それはそのプロバイダーがすこぶる評判が悪いことです。メールの設定が間違えていたり、遅かったりまあ、図書券くらいもらえるかなって感じです。サービス開始が2001年の2月から2001年の4月かららしいのでちょうど暇になる時期と重なってちょうどいいかなという理由もあります。なんだかなという感じであります。まあ、総合的に考えて初期費用が23000円25800円とADSLにしては安いということ、5500円4980円(1.5Mbpsプラン)で使い放題ということ。まあ、多少遅くても繋ぎっぱなしならそんな気にすることはないということより入会を決意した次第です。まあ、月額使用料に関してはDSL使用料の値下げなんて話がでているのでもうちょっと安くなるのではないかと見ています。

 8月30日全ての問題がなくなった。たしかに、一週間前の23日に機材一式が届いたが、障害があった。内容は、
  • かかってきた電話がすぐに切れてしまう。
  • 上りの速度が出ない
  • 電話で会話中に雑音が聞こえる
  • 電話をかけようと(かかってくる)とADSLの接続が切れてしまう
    というようなものだ。当初、まったくADSLに接続することが出来なかったが、2番目の上りの速度がでないということを妥協することで何とか接続していたのである。そこで、個人では手が終えないまたは機材等の故障が考えられるので、業者に工事をしてもらうことにした。

    そして迎えた、30日の工事日。結果はあっけなかった。なんと、レモンガスのセキュリティーが入っていたのだった。それを取り除いたら結果は良好。全ての障害がなくなっているではないか。ということでめでたく本格的な常時接続となり得たわけです。

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    その9

     まえに、歴史の教科書の中で、太平洋戦史があまりにも軽く扱われていると書きました。書いてある内容を見ると、軍人の名前ででてきているのが東条英機くらいなものだろう。しかし、所詮は陸軍大将である。太平洋戦争というのはその名の通り、主戦場は太平洋であり、海の上での戦いが多かった。そこに陸軍はあまり関係ないであろう。中心となるべきは海軍である。しかし、海軍軍人の名が記してある教科書はそうは多くない。

     さて、以下の問題に答えられる人が何人いるのだろうか?

     問1、次の文章の中の空白を埋めよ。

     1941年12月8日日本海軍は、(   )軍港を空母6隻をもってを奇襲攻撃し湾内に停泊していた、多くの艦艇を撃沈した。この攻撃の発案者は時の連合艦隊長官である(   )である。

     問2、このとき使用した、軍用機の機種を3つ挙げよ。

     問3、このとき使用した、「我、攻撃に成功せり」という意味の電文はどのような内容のものだったか

     問4、この攻撃で打ち漏らしたとされる、目標は何か1つ挙げよ。

     さて、どのくらいわかったであろうか?ほとんどわからなかったのではないでしょうか?それでもわかったところがあれば、
    掲示板までお願いします。有名な真珠湾攻撃のことでもよく知らないなんてどうかしてると思いませんか?

      さらに、ミッドウェイ海戦のことについてもどれくらい知っているのだか?ミッドウェイでは日本は大敗を喫した。しかし、アメリカが物量に勝っていたとか、性能面で優れたことがあったとかいう理由で負けたのではない。油断していたところをアメリカにつけ込まれたようなものだ。

     情報戦に負けたという見方もできる。当時日本の暗号はほとんど解読されていたようです。したがって、かなり詳細な日本の作戦もわかっていたのです。

     日本側が投入した戦力は主なところで空母4隻アメリカ側は空母3隻と日本側優勢でした。ランチェスター第2法則に従うとすると、アメリカ側が全滅とすると日本側に2隻無傷で残り1隻が中破程度1隻が撃沈という結果になるはずです。

     しかし、そうはならなかった。なぜかというと、日本はミッドウェイ攻略と敵空母の撃沈という2つの目的が課せられていたのです。ミッドウェイは必ずその場所に存在しているが、空母の方はあるかどうかもわからない。そのため、ミッドウェイへの爆撃用意をしているときに、敵空母発見の報が入り、あわてて艦船用の爆弾に換装している間に敵攻撃隊が日本側空母に襲いかかり、まだ取り付け作業中だった爆弾に誘爆しあっという間に撃沈の結果となった。

     原因はいくらでもみつかる。人事一つとってもこの艦隊を率いていたのは南雲忠一であったが、もともと、専門が水雷であった。そんな人が空母部隊を率いているのだからお世辞にも適任とは言い難いだろう。航空専門の提督であったならば陸用爆弾のまま攻撃隊を出した可能性もある。確かに97艦攻での水平爆撃は命中率を期待できないが、九九艦爆の攻撃でもって空母の飛行甲板を使用不能にすることは十分可能であったと思われる。そののち、第2次攻撃でもって97艦攻による雷撃でとどめを刺すという方法もあったと思われる。また、もっていける空母をすべてもって行かせなかったことも原因の一つである。兵力の集中は常識である。(あと1隻MO作戦で無傷の正規空母があった)

     でもやはり、一番主な原因は1つの作戦にも関わらず、2の目的を持ったことだろう。せめて、敵空母を撃沈することとミッドウェイ攻略を同時にやるとしても優先順位をつけるべきであっただろう。

     このことは一般社会においても十分にあることだと思う。一つのことを成し遂げることも難しいのに一石二鳥とはなかなかいかないものである。結局両方ともダメになってしまうことの方が多い。

     補足説明:当時艦船への攻撃方法は大きく分けて3つあった。

     1,魚雷を用いた雷撃

       命中率は20%程度。(攻撃機を用いたとき)破壊力は絶大。もっとも効果的な攻撃方法である。喫水線下に穴をあけ、ほとんどの艦がそこに装甲を備えていない(あっても薄い)ため有効。しかも日本の潜水艦用魚雷は酸素魚雷といって航跡が残らないため魚雷の発見が難しい。よって、よけるのが難しい。また、命中するにあたって、点でなく線の上に敵がいればよいという特性のため、たまに狙っていない目標に命中することもあり得る。

     2,爆撃機による急降下爆撃

       命中率は70%を越えることがある。破壊力は小。戦艦などの厚い装甲をもつ艦は撃沈まで持ち込むことは困難。空母に対して飛行甲板を破壊するには、絶大な効果をもたらす。また、巡洋艦、駆逐艦などにも有効である。ただし、敵の対空射撃にさらされている時間が長いため、対空射撃で撃墜されることが多い。

     3,攻撃機による水平爆撃

       命中率はほとんど当たらない。破壊力は大。戦艦の厚い装甲を破ることも可能。あまりの命中率の悪さからあまり行われない。後に反跳爆撃という方法が開発された。水切りの原理を用いたもので、これにより命中率は格段に向上した。ただし、これはきわめて特殊な攻撃方法である。

     邪道、世にも有名な体当たり攻撃。

       大戦末期には組織的に「神風特攻隊」と称して行われた。これ以前にも、帰還が絶望的になったことを悟った機が自主的に行った事例も少なくない。しかし、組織的にこんな攻撃方法をやるくらいなら、さっさと降伏すべきである。しかも体当たり攻撃専用の機体も開発していたというのだから困ったものだ。必勝の信念もいいが、国のためと信じて体当たりしていった搭乗員は浮かばれない。

       しかも、費用対効果で見てもいい方法とは言えない。飛行機が一機確実に減るという事も言えるが最大の損害は、せっかく何とか飛べるようになった搭乗員をみすみす殺してしまうことだ。ちゃんとした飛行ができるようになるまで習熟させるためには、程度にもよるが最低三〇〇時間ほど。戦前では、二〇〇〇時間を超える搭乗員も多かったという。つまり、一日四時間ほど飛べるとしても、三ヶ月近く掛かってしまう計算になる。それでも、やっと飛べるくらいの程度であって機種別に要求される飛行、たとえば戦闘機であれば、敵機を撃墜するためのあらゆる特殊飛行ができなければ一人前とは言えない。指揮官機に一糸の乱れもなく追従する機動も出来なくてはならない。これがどの程度難しいことなのかは、フライトシュミレーターなどでもその一端を知ることができるだろうと思う。もっとも、あれはゲームであり本物とはまた難易度を異にする。

       せめて、本当に敵艦に突っ込む程度の技量を備えてから行くべきである。もっともそんなことができれば敵機も撃墜できるのだ。これを機械化すると対艦ミサイルとなる。

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    その10

      今回の潜水艦事故について。なぜ、今回の事故は起こったのだろう。そもそも、潜水艦というのもは、潜っているときが一番安全であり、いざというときにしか浮かんでこないものである。それでも、浮かんでくるときには、慎重に慎重を重ねるべきである。今の艦はコンピュータ制御されているため今回の事故が起きたような急浮上が可能だが、本来は大変危険な行為である。

      潜水艦を無理矢理急浮上させれば、以前は海面から飛び出してしまうこともあったのである。そもそも船というものは軽いものである。とにかく、水に浮かぶということは、比重が1より軽いということだからである。

      しかも、今回は民間の船が数多く航行しているところでの、訓練だったという。これでは、船にあたるのも確率の問題であった。潜水艦側からしてみれば、今回は小さな船だったからほとんど無傷でいられたようなものの、中には、10万トンを超えるような大型船舶も航行しているわけで、これらにあたった場合は、いかに丈夫な潜水艦でもただではすまないだろう。

      そもそも、現代戦における原子力潜水艦の威力は凄まじいものがある。楽に、世界一周をやってのけるだけの航続距離があり、しかもものによっては核兵器も搭載している。その気になれば、ただの一隻で世界を混乱におとしめることも可能である。それだけの破壊力を持った潜水艦ともなればエリート中のエリートが乗艦しているということが想像に難くない。

      それでは、そのエリートたちは今回の事故があり得るということを想像し得ただろうか?むろんそれは確率の問題であり得ると分かっていただろう。でも、そのための対策を講じなかった。隠密性が武器である潜水艦。完全に周りの様子を知るには、自ら音を発するアクティブソナーを使うしかない。パッシッブソナーでもある程度は分かるが、距離がまったく分からない。海中の温度分布により音は屈折したり反射したりするからだ。一〇〇キロも遠くで起こった音がすぐそばかのような大きな音で聞こえることも珍しくないという。

      今回の事故現場は根拠地真珠湾軍港のすぐそばであり、軍事的見地から見てもアクティブソナーを使ってもさほどの問題は起こらなかったと思える。太平洋のまっただ中で作戦実行中ならともかくとして(そもそも作戦中だったら浮上しない)訓練中である。浮上すれば、宇宙空間に浮かんでいる偵察衛星に発見されることは時間の問題であるし、その直前にアクティブソナーを使ったとしてもたいした問題はないのではないか?それをやらなかったところに問題がある。

      日本の対応も残念なものでならない。せめて、潜水艇の一つでも出したらどうだろうか?日本には「しんかい」シリーズの550メートルの海底にしてはオーバースペックすぎる潜水艇がある。まあ、海底調査用の潜水艇だから、管轄的に難しい問題があるが出来ることなら、沈んだ船の映像くらいは楽にとれるので是非使ってもらいたい。それこそ、機密費で何とかなるだろう。また、国会ですんだことをゴチャゴチャとやるのはやめてほしい。それよりも前向きに今から何が出来るかということを考えてほしい。そういう意味では、野党のいっている危機管理というものは、本当の意味での危機管理ではない。「今現時点で何が出来るか」ということを考えてもらいたい。責任追及なら、馬鹿でも出来ること。エリートならエリートらしく揚げ足ばっかりとっているのではなく、今何をすべきかということを考えてもらいたい。珍しく森首相の援護をするならば、下手に動き回って、結局何がなんだか分からなくなるよりましだが、今は、携帯電話という便利なものがあって、結局居場所が分からないなんてことはあり得ないということを理解していなかった。それでも心配だったら、アンテナをいっぱい立ててもらえばいいじゃないか!ということだ。それとも、「盗聴法」が気になるのだろうか?つまり、「これはPHSですか携帯ですか?」などと聞いているようだから駄目というものだ。それを教えてあげない周りも周りだが。ワープロ専用機とパソコンの区別も付かないからこういうことになる。結局ITと騒いでいる首相本人が一番ITとはなんたるかが分かっていないような気がする。自分が分かってないことを進めようとしているのだから、支持率が落ちるのも当然か?その辺は周りのサポートがあってか、まともな路線ではあるけど。ああ、結局援護どころか自殺点入れているし。やっぱり、たまのゴルフを楽しみたかったんでしょう。それでも、ハーフで上がってきたみたいだけど。

      まあ、沈んだ船を引き上げるのは困難なことだと思われる。200メートルくらいだったら、潮の流れが穏やかであれば可能なのだろうが、550メートルだと、かなり難しい。それに船というのは想像以上に柔らかいものだし。単純にクレーンで引き上げたら、ボキッと船体が折れてしまうかもしれませんよ。

      遺体を見つけるのも困難だと思われる。まだ、死んでいるとは限らないのだが、もし、死んでいた場合は難しい。とくに、機関室にいたと思われる方は逃げ遅れたのではないかと思われる。とすると、まだ船の中にいる可能性が高い。

      なんと事故当時、民間人が舵を握っていたらしい。だいたいにして、潜水艦という機密の固まりに民間人を乗せることでさえ驚きなのに舵を握らせていたとは!いっておくけど、潜水艦の操縦というのは自動車のそれとは違って3Dの機動なんだぞ。飛行機に近いものがある。舵の効きも、そんなにいいものではないはずだし。まったくもって、非常識この上ない。これでは、アクティブソナーはおろかパシッブソナーさえろくに聞いていなかった可能性があるではないか?本来静寂に保たれるべきソナー室にまで民間人が入り込んでいたというのだから。

      もう、潜水艦が本来の軍艦の役目ではなく、単なる遊覧船と化している。それでいて、あれだけの軍事費を使っている。これはあってはならないことだと思う。それでいて、アメリカの外交は砲艦外交に近いものがあり、世界一の軍事力を背景に、様々な紛争に介入していく。なんだか許し難い感じがしてきますね。



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    その11

      小泉新政権が発足し、80%、90%という信じられないような高支持率を記録しているけどこれは果たしてどういうことなのかを考えていきたい。

      まず、支持すると言うことはどういうことなのか?主に、テレビ局、新聞社による調査である。方法は、電話による聞き取り調査というのが主なやり方のようである。でも、それはどういう選び方をしているのだろうか?よく聞かれる方法として「無作為」というやり方だけどその元の名簿はどういうものだろうか?ただの電話帳からだろうか?過去の懸賞などにより得られた名簿だろうか?まず統計の取り方にいつも疑問を感じている。さらに、支持すると答えたひとはどのくらいの気持ちで支持すると答えたのであろうか?なんかおもしろそうとかやってくれそうというただそれだけの理由で支持するというものだろうか?それとも、一つひとつの公約、政策を吟味した上での支持だろうか?

      過去に、凄まじい支持を集めた政治家というと僕は一人の男を思い浮かべる。ヒトラーである。小泉さんがヒトラーのような独裁者と入っていないけど共通点もある。それは、大きな手振り身振りを使って演説をする点である。人々の関心を集めるためにもっとも手っ取り早い方法の一つである。いや、政治に関心を引き寄せたという功労は大きいものがあるだろう。政治をわかりやすくした。国会中継でもかなりの視聴率を上げている。それだけ、期待を寄せられている。でも、圧倒的支持というのは暴走しやすい環境とも言える。人は誰しもおだてられれば普段では考えられないようなことをするものである。この高支持率というものが本人にとって「おだてられている」のと同じにならなければいいのだけども。

      そもそも、民主主義において与党と野党の関係というのは、与党は政策を担当し、野党はその政策をチェックする役割がある。野党がなくなった時、実質的に独裁政治になる。この以上に高い支持率は野党の役目を失わせかねない。つまりは、野党が攻撃的な発言をすると国民からの電話が殺到するというものである。野党といえども、一定の国民の支持のもとにやっているのだから、そんな抗議の電話が相次いだら何も言えなくなる。そういう状態が危険だ。そういうのを独裁政治という。

      つまりは、本人にその気がなくても結果的に独裁状態になってしまうのではという危惧がある。もちろん、日本にはそれを防ぐ仕組みがある。また、そのような状態にするほど日本国民は馬鹿ではないということを信じたいところである。

      現在のところ、マスコミ各社も小泉総理大臣よりの立場でものを言うだろうけどその裏にある欠点を見抜く力が問われる。ちょうど、森前総理大臣が酷評されていたけど、それでも長所はないわけではなかった。それが分かるかどうかというのと同じだ。だって、全くの実力がない人だったら永田町の変な考え方を持った集団でも総理大臣にはしないでしょう?(小泉寄りの一文)



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