なやんでいるようじゃのう。
ひとつ話をしようか。
「算数」ということばには、まず、かぞえるという計算の意味がある。
江戸時代には数学、明治時代には算術と同じ意味に使われていたんじゃ。
知ってのとおり、小学校では、教科のひとつだ。
「数」、「量」や「図形」の意味を知ったり使えたり、すじみちを立てて考えたりできるためにあるのじゃ。
「数」って、1,2,3…のこと?
0.1,0.05,…もあるよ。
そのとおり。

0,1,2,3…などの整数、0.1,0.05,…などの小数、1/2などの分数も「数」なんじゃ。
それらの「数」の意味やたし算などの計算の仕方を学ぶのじゃ。
中学校や高校の数学では、数のはんいがもっと広がるぞ。
「量」って? cmなどの長さやリットルなどのかさ、kgなどの重さがあるよ。
ああそうね。
ほかにも、角の大きさもあるわね。
「量」としては、長さ(距離),重さ,時間というもととなる量と,面積(広さ),体積(かさ),速さ,角の大きさなどの量があるぞ。
たとえば、長さの意味を学びながら、長さのはかり方も見つけていくのじゃ。
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