数学関数についての紹介。索引を用意しております。
ABS関数 | RND関数 |
ATN関数 | SGN関数 |
COS関数 | SIN関数 |
CINT関数 | SQR関数 |
EXP関数 | TAN関数 |
FIX関数 | |
INT関数 | |
LOG関数 |
中学、高校数学(数学A)で習う絶対値を求める関数がABS関数です。
用例
書き方は、 ABS ( [数式] )です。
用例
100 a=27 110 input "-100から100までの整数を入力して下さい。",b 120 print abs(b\a) 130 print abs(b) mod a 140 end
CINT関数は、任意の数値を四捨五入した数値を返します。
書き方は、CINT( [数式] )である。
- 例えば、cint(3.5)は4、cint(-16.091)は-16が返る。
- CINT関数はあまり利用されません。
ある角度における余弦を求める関数。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
書き方は、COS( [角度(ラジアン単位)] )です。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
ラジアン=(度/180)×π π=円周率
FIX関数は、任意の数値の整数部分を返します。
書き方は、FIX( [数式] )である。
- 例えば、fix(3.5)は3、fix(-16.091)は-16が返る。
- INT関数とFIX関数は、引数の[数式]の計算結果が負の値になるときに違います。例えば、int(-16.1)は-17、fix(-16.1)は-16です。
- FIX関数はあまり利用されません。
INT関数は、任意の数値を超えない最大の整数を返します。
書き方は、INT( [数式] )である。
- 例えば、int(3.5)は3、int(-16.091)は-17が返る。
- このように、int関数は完全な切り捨てではありません。とくに負の値には注意して下さい。
自然対数(eを底とする対数)を求める関数。exp(x)の逆関数です。
なお、常用対数(10を底とする対数)など、底がeでない対数 logax を求めたいときは、 底の変換公式
(変数)=(loge3)/(loge10)
などとして下さい。
書き方は、LOG( [数式] )です。
なお、常用対数(10を底とする対数)など、底がeでない対数 logax を求めたいときは、 底の変換公式
logax=(logex)/(logea)
を使って下さい。
たとえば、常用対数 log103 がほしいときは、(変数)=(loge3)/(loge10)
などとして下さい。
乱数とは、その名の通りデタラメな数のことです。
RND関数では、0から1までの中で、何か適当な数を返します。
プログラムの1例として、乱数の四捨五入プログラムを取り上げましょう。
書き方は、RND である。
- 例えば、4から6の範囲の数が欲しい場合、RND*2+4とすればできます。
- aからb(a<bとします)までの範囲の数が欲しい場合、RND*(b-a)+aとします。 aやbに適当な数字を当てはめて考えるとよいでしょう。
- RND関数が返す値には規則めいたものがあるので、これを消したい場合、 予めRANDOMIZE VAL(RIGHT$(TIME$,2))を入れて下さい。
プログラムの1例として、乱数の四捨五入プログラムを取り上げましょう。
100 cls 3 110 randomize val(right$(time$,2)) 120 print int((rnd*9+3)+0.5)) 130 end
ある角度における制限を求める関数。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
書き方は、SIN( [角度(ラジアン単位)] )です。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
ラジアン=(度/180)×π π=円周率
ある数の正の平方根(ルート)を求めます。
書き方は SQR([数式]) である。
- [数式]の結果は正でなければなりません。 負の平方根は虚数となり、N88-BASICで求めることは出来ません。
ある角度における正接を求める関数。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
書き方は、TAN( [角度(ラジアン単位)] )です。
私たちが普段慣れ親しんでいるのは「度」ですが、数学の世界では普通「ラジアン」を使います。 「度(°)」から「ラジアン」には次の関係があります。
ラジアン=(度/180)×π π=円周率