ここでは、プログラムでは欠かせない主要な構造を持つ命令(if,for,while)の紹介です。
あるときは --- 、そうでないときは === を実行したいときに使います。書き方は
if [条件] then [条件が成り立つときの処理] else [条件が成り立たないときの処理]
- ifの直後には条件を書きます。これが成り立つかどうかで、その先の処理が決まります。
- thenの後ろには条件が成り立つときの処理を書きます。条件が成り立ったとき、この処理が実行されます。
- elseの後ろには条件が成り立たないときの処理を書きます。条件が成り立たなかったとき、この処理が実行されます。なお、else以降は省略できます。
- if ... then goto 4730のように、 then の後ろがgoto文の場合、gotoは省略できます。 elseについても同様です。
プログラム例 : 奇数/偶数の判定
100 input "変数aに整数を入力して下さい",a
110 if a%2=1 then print "aは奇数です"
else print "aは偶数です"
120 end
上のプログラムは、ユーザーが入力した整数が奇数か偶数かを判定するものです。 110行では、aを2で割った余りが1なら(=aが奇数なら)、aは奇数ですと表示し、 0なら、aは偶数ですと表示します。
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for-next命令は、一定回数同じ処理を繰り返したいときに使います。書き方は、
for [変数名]=[初期値] to [終値] step [増分]
...(繰り返したい処理)...
next ([変数名])
...(繰り返したい処理)...
next ([変数名])
- カウンタ変数
- 繰り返しの回数を決める要素の一つ。省略できない。 カウンタ変数は普通の変数なので、変数名の付け方は変わりません。 本サイトでは、FOR-NEXT命令に使っているものということで「カウンタ変数」と呼ぶことにします。 また、途中の処理でカウンタ変数に値を代入したりしても構いません。
- 初期値
- for文を最初に処理したときに、カウンタ変数に代入される値。 省略はできない。
- 終値
- カウンタ変数が終値になったらfor-next内の処理をやめ、nextの次の命令を実行する。 省略はできない。
- 増分
- カウンタ変数の値をいくらだけ増やすかを決める。もし省略すると、増分は 1 として実行される。
100 for i=0 to 4 110 print "変数iの値は";i;"です。" 120 next i実行結果
変数iの値は0です。 変数iの値は1です。 変数iの値は2です。 変数iの値は3です。 変数iの値は4です。
このように、for-next構文は、変数を使って繰り返す回数を決めます。 このように、for-next構文に使われる変数をカウンタ変数と呼ばれることがあります。 本サイトでも、for-next構文に使われる変数をカウンタ変数と呼ぶことにします。 また、fot-next構文の中にfor-next構文を入れることも可能です。 これをネスト(入れ子)と呼びます。 但し、カウンタ変数は別のものにしなければなりません。
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for-next命令は、一定回数同じ処理を繰り返したいときに使いますが、
WHILE-WEND命令は繰り返す回数が決まっていないときに使います。書き方は
WHILE (条件)
...(繰り返したい処理)...
WEND
...(繰り返したい処理)...
WEND
- while文に指定する条件
- while-wendの中を繰り返すための条件を書きます。 なお、処理を条件の部分を-1とすると、無限ループになります。
100 i=0 110 while (i<=4) 120 print "変数iの値は";i;"です。" 130 wend実行結果
変数iの値は0です。 変数iの値は1です。 変数iの値は2です。 変数iの値は3です。 変数iの値は4です。▲このページの一番上へ|△戻る