賛成意見:(主に)作家達の思い (1999/10/13)
反対(?)意見:『金銭』で問題は解決出来るのか? (1999/10/12)
送金問題:銀行は儲けさせとうない!(^^; (1999/10/14)
特に、palmfan.comで 取り上げて下さった廣瀬@PalmFanさんには、心から御礼申し上げまする(^_^)
また、御賽銭箱やメールを通じて、多くの皆様から御意見を頂き、
心より感謝いたしまする <(_ _)>
多数の御意見を頂いておるので、全ての方をここで御紹介できないのは
口惜しき事じゃが、どうかお許し下され。
ちなみに、神社へのお参りには今回指摘した「前願い」もあるが、 願いが叶った際に神様に感謝して行う「御礼参り(後参り)」もある。 (むしろ、こちらが本当の意味での御参りだそうな。) そんな訳で、御賽銭箱へ単に感謝の文面を投じて頂いても 結構じゃぞ(^_^)無論、この場合は、お賽銭は無くても あってもどちらでも良いぞ(^_^)既に指摘した事じゃが、感謝の気持ちそれ自体が、最も 大切なお賽銭なのじゃからな(^_^)
当然の事じゃが、反対意見は御賽銭箱へ投じてはならぬぞ(^^; それは、わしへのメールにて表明されよ。
さて、今日は皆に 2つの御神託を伝えておこうと思う。 それは、
また、後者は、当たり前の事を言っているようじゃが、
今回は日本人のメンタルな側面を扱う問題だけに、
実際に議論が始まった時、議論の進め方を一歩間違えると、
両者が対峙し、抜き差しならぬ状態になる怖れがある。
よくfjネットニュースで見掛けるような、不毛な議論に陥る怖れがある
という事じゃ。
言葉で言う程、簡単な事柄ではないぞぇ。
日本人は議論に慣れておらんしのぅ(^^;
実際、公開前に、知り合いの有志の間で限定公開した際には、
意見が真っ二つに割れた上に、詳細に見れば、全員別々の意見になる
という混乱状態に陥っておったのじゃ、このお賽銭ウェアという概念は。
(まぁ、当初の原案は、わしの表現力不足で多分に誤解を招く文章であった
せいでもあるのじゃがな(^^; )
現在の所、まだ、外部からの明確な反対意見はないが、
いずれそれは現れ、議論になるだろうと、わしは思っておる。
そこでじゃ、ここでは、まず、寄せられた御意見を、出来るだけ編集せずに
皆に公開したいと思う(勿論、御本人の了解を取った上でな。)
お賽銭ウェアに賛同のあなた、反発しているアナタ、どちらでもない貴方、 是非、自分と違う意見を持った人の意見を 見て下され。そしてもう一度、自分の意見を考えてみてくだされ。
そして、皆にはこの御神託を心に留め置いて頂き、不毛な議論へ走らぬよう、
一人一人が努めた上で、御議論頂きたいと願っておる。
この議論は、反発に反発を重ねるFlame Warであってはならぬ。
日本にフリーウェア文化を定着させるという目的の為の、
建設的な議論にせねばならぬ、わしはそう思っておる。
そして、これだけは心から御願い申すが、今回の件、 決して他人事だとは思わないで下され。
立て札にも書いたが、これはフリーウェアを利用する一人一人の 意識改善が無ければ実現し得ない事じゃ。 しかも、事態は悪くなる直前の様相を呈しておるしのぅ。
『無関心』は最も邪悪な行為である事、心されよ。
氏は賛同のみならず、 御自身の嫌な体験を生々しく証言され、 文面公開にも快諾頂いた。ここで改めて御礼申し上げまする。
氏が体験されている事は、まさに、わしが10年前に体験した 悪夢の再現であり、心中、察して余りあるものじゃった。
ユーザ側が、普段目にする事のない作家の心の叫びに 耳を傾けられよ。
J-Info作者・金井氏の証言
さてさて今日は、新たに2人の作家の証言を加えておこう(^^)
和囲麻雀の作者として知られる吉田氏と、
LuncherMenu,DB Explorerなど多数のPalmwareの作者として
知られるEndo氏(fatal-error.com)
の御意見じゃ(^^)
和囲麻雀作者・吉田氏の証言
金井氏と多田氏の意見が、割と対極をなす強い主張なのに比べると、
このお二人の意見は、素直な実感という気がするのぅ(^^;
わし自身は、公開前は金井氏の意見に近い懸念を持っとったが、
実際に公開を始めて皆からの反応が集まってくると、殆どが
励ましなので、今では、このお二人に近い感想をもっとる♪(^^)
(Palm世界に関して言えばな。(^^; )
この他、作家以外の方からも多数の意見を貰っておって、そういう 色々な方からの意見を見ていると、少しずつじゃが 『共通項』と『相違点』が 見えてくるのぅ。
要点を挙げると、
但し『酷い目に遭った』という証言の多くには『Windows世界では』 という但し書きがついてあったりして、各々が経験してきた世界により差が出ている。
総じて、palm世界ではユーザに良くして貰っている という点では、(わしを含め)多くの作家が共通している。
つまり、広く日本全体のネット社会という意味では、多くの人が ユーザの意識に対する懸念を持っている。
「palm世界ではユーザに良くして貰っている」という意見が多いのは、
palm世界では、先人たちがそのような周知活動をしてきてくれていたおかげ、
と言えるかも知れない。
(勿論、今までが小規模コミュニティーだったという側面も確かにあるが。)
という所かのうぅ。
結局の所、手法という意味では決定打はなく、今出来る最良の事は、こうやって
情報発信し続ける、作家が気持ちを表明し続ける事なんじゃろうな。
(まぁ、多くの作家は(わしもそうだが(^^; ) 単にプログラム作りたいだけで、
意見表明などというのは面倒だと感じているので、継続して実践するのは、
中々難しいのじゃがな(^^; )
それにしても、palm世界は作家にとって居心地が良い♪(^^)最近実感するのぅ(^^) このような良好な状態になったのは、やはり 偉大な先人の御功績が 大きかったのじゃろぅな(^^)
皆からの意見で度々引き合いに出されるのが、 一筆啓上運動(Palm航空の機長さん)であり、 J-OSの山田氏の人柄のお話じゃ。
わしはpalm世界に参ってまだ日が浅く、この御二方とは全く面識が無いが、 皆の話からは、この御二方を始めとする先人が palm世界を盛り上げようと御尽力してこられた事が 伺えるのぅ(^^)
特に、山田氏の高い思慮に裏打ちされた温和な言動は、氏が単にコンピュータスキルに
長けているだけではない、優れた人格者である事が
伺えるのぅ(^^)
さすが皆から『神様』と慕われるだけあるなと、敬服するばかりじゃわい(^^)
(御本人は『神様』呼ばわりを嫌がっているという話じゃが(^_^;))
(今の)palm世界に満ちている作家達を応援する気持ち、これが、作家が やる気を持続できる大きな心の支えに なっているのは明らかじゃ(^^)この気持ちに対する先人の功績は計り知れぬものじゃろう(^^)
残念な事じゃが、palm世界の外、特にWindows世界は、改めて指摘するまでもなく 不毛な砂漠地帯じゃ、作家にとっては、今もなおな。
だからこそ、このpalm世界は砂漠の中のオアシス とでも言うべき異彩な輝きを放っておる、日本のフリーウェア世界ではのぅ♪(^^)
だが、このオアシスはとても脆い物だという事、皆には忘れないで
頂きたい。皆でこのオアシスを維持しようと心掛けぬ限り、「オアシスの
水は乱用され、たちまち枯渇してしまう」じゃろう。
特に、乱用しそうな勘違いした者達が入り込みやすい現状ではな。
逆に、palm界から、この良き精神が日本の全てのフリーウェア/シェアウェア世界に 発信されれば、何と素晴らしいじゃろうか(^_^)そうなるよう、皆と共に行動したいものじゃ(^^)
・・・まるで最後のオチは環境問題みたいな話になってしもうたのう(^^;
まぁ、本質的に両者は似ているのかもしれんな(^^;
「限りある『資源』を大切に」とな(^^;
代表的なものは、
というような御感想じゃ。これらの多くは、作る側の作家ではなく 使う側のユーザから頂いておる。
ここは重要なポイントじゃ。 何故なら、この事は、日本のフリーウェアの矛盾は、 ユーザの悪意ではなく、(悪い言葉で申し訳ないが)ユーザの勘違い・無知 から起こっているという事を示しているからじゃ。
悪意から起きた現象は易々とは直せぬが、無知から起きた現象は、知れば態度が 改められる、すなわち、多くの日本のユーザが 『善意のユーザ』に変わり得るという事を示しておるからじゃ。
わしの仮説から始まった実証実験であったが、このような(暫定)結果が出た事は、 日本のフリーウェアの将来に 希望が持てる結果と言えよう(^_^)
実際、今回のPalmGZipに関しては、わしの所には多数の感謝のメールが
届いておるし、(少なくても単純使用に関しては)シェアウェアのように
金銭強制も額面強制もしておらぬのに、見ての通り、1000円前後の
御寄進が集まってきておる。
アクセス数が1000ヒットである事考えると、これは大変な金額と
思うのじゃが如何かな?(^_^;)
作家からのアクセスキー寄進も来ておるし、横柄なメールも1通も届いておらぬ。
今はわしは、1フリー作家として 公開して良かったと思っておる(^_^)
10年前を思い起こせば、こう思える事自体、何と幸せなことじゃろう、 そう思えるのじゃ(^_^)
今回の実験結果を、作家の方々、ユーザの方々は、それぞれ、どう捉えられるであろう?
貴方にとっても、希望の持てる未来であったならな、
わしは今、そう思っておるぞぇ♪(^_^)
多田@S.P.C.さんより、御賽銭ウェアに対する御意見を頂いたので、 下記リンクから辿ってみて下され。(特に御賽銭ウェアに賛同した人はな。)
「お賽銭ウェア」を読んで感じたこと、または私のフリーソフトウェア観
いやいや、ようやっと骨太の対極意見が来て、
安心したわぃ(^^;
「前口上」でも書いたが、事前の試行では、多田さんに近い反発意見を多く貰ってたので、
アクセス数が2500超えてるのに、何の反発も来ない事に、不気味ささえ感じてたのじゃ、
最近(^^;
特にシェアウェアでもないのに寄付を強要されると
感じるというのは、事前試行の時にも起きた大きな問題じゃ。
まぁ、よくよく読んで貰ったら、別に強要する気がさらさらない、それは
横暴なメールを止める為の『手段』でしかない事には
気づいて頂けるじゃろうが、この点が引っかかる人は少なくないじゃろうな。
(わしの表現力の無さか、わしがお賽銭を「金儲けの為」に持ち出したと
勘違いする人は、やはり後を絶たぬのぅ・・・。小金は要らぬよ。
本気で金儲けするなら、もっと賢い手段を取るわな(^^; 実際、見ての通り、
(振込みの)御賽銭は殆ど集まっておらぬわぃ(^^; )
多田さんとわしとでは、ネットワークに対するボランティア精神の強さに 若干の違いを感じるな。それが行動の優先順位の差となるのじゃろう。
わしは「ネットワーク社会にボランティア奉仕しよう」などという大仰な事は 考えておらぬ。「あくまで趣味で、その趣味で、喜ぶ人が居るならそれで良し (非常に軽微なボランティア精神とでも言うべきか?)。ネットワーク社会より、 仕事なりプライベートなりの実社会を優先する。だから、趣味の為に、 実社会が疎かになる(特に無理やり疎かにさせらる)ような状況は2度と御免である。」 という基本姿勢じゃ。
ネットワークへの還元より、個人の生活防衛に重きを置いてるのかもしれんな。
多田さんも申しておられるが、 ボランティアとは自分の余暇を社会に還元する行為であり、 余裕をなくしてまで奉仕することまでをボランティアとは呼ばないのじゃ。
こうやって色々見てみると、(多田さんもご自身で指摘されておられるが)、 多田さんとの違いは金銭という手法の問題や、 個人としての優先順位の差の話で、ユーザ意識の問題や、ボランティア精神の認識などは、 わしとあまり変わらぬような気がするのぅ。ま、先方は「お前と一緒にすな!(^^;」と 思われるかもしれんが(^^;
(ちなみに、多田さん、わしゃ、作者が他のユーザより偉いなどとは思っておらぬよ(^^; 立て札に表現してみたつもりじゃが伝わらなかったようじゃな(^^; これも表現力のなさか(^^; )
多田さんが「最後に」で言っている通りのネット社会が出来れば、そりゃ最高じゃ♪(^^) わしとて、TOWNS版Linuxの移植を初代から受け継ぎ、3代目・4代目移植者に伝えた経験を 持つ者じゃ。それを望む気持ちは同じ事ですわぃ(^^)>多田さん
じゃが、(日本全体のネットワーク社会で見れば)今もってそれが実現されず、
わしからみれば、横暴の被害ばかりが目に付くのも、また事実ですわぃ。
多田さんのような視点の高い人ばかりじゃない、それがネット社会でしょう。
感じ方の違いでしょうが、わしは今すぐ実効のある手法を取りたいと思いますわぃ(^^)
そして、同じく「最後に」で指摘されている通り、「作者は、できないことはできないと
公の場できっぱり言えばいい」、それをわし流にエンターテイメントを加えて表現したものが、
この御賽銭ウェアだと解釈してくだされ。
改めて言うが、多田さんにはそう感じられぬのだろうが、御賽銭は問題提起の「手段」、
小金は要りませぬ。
その点には御理解を賜りたいと思うのぅ。
いずれにせよ、この意見は重要じゃぞ(^^)御賽銭ウェアを鵜呑みにして しまったアナタ、わし個人としては嬉しいが(^^;、実際にはこういう反発をしている 人がいる事、よくよく肝に銘じてくだされ。
さて、そんなヨタ話はおいておいて(^^; 今日の話題は、銀行振込や物品供与など、 実際のお賽銭の状況についてじゃ。
先日ようやく振り込みの詳細を掴む事が出来たのじゃが、1055円という金額は
2人の方々からの御寄進だという事が判明した。
しかも片方は、わしの古くからの友人がシャレで
「御縁がありますように(^^;」と555円を
振り込んで来た物だと判明した。
茶目っ気のある奴じゃわい(^^;
・・・という事はじゃ、palm関係者という意味では、実質的に 一人の方が500円を振り込んでくれただけ という事になるのぅ(^^;
まぁ、元々、金銭目的などないから額自体は構わぬのじゃが、この結果自体には
ちょっと意外な感を受けたのぅ。
わしゃ、10円とか100円の寄進が10人位から来ておるのか?とばかり思っていたわい(^^;
それに引き換え、絶好調なのがシェアウェアの制限解除キーつまり、 作家からの物品(?)の御寄進じゃ(^^)
ここでは御芳名だけにしておくが、KDICの川島様、 和囲麻雀の吉田様、 わしも愛用している(^^; fatal-error.comの Endo様から、御励ましの言葉を添えての御寄進申し出を頂いており、 大変感激しておる♪(^^)これだけで一体何円分に相当するのか(^^;
まぁ、作家からの御寄進が多いのは、お賽銭ウェアの概念が、作家の方々の 心に響いたせいもあったろうし、 実際、自分でpalmwareを作ってしまうようなヘヴィな方々(^^;には、PalmGZipの ようなヘヴィツールの受けが良かったせい、というのもあったんじゃろうがな(^^;
しかしじゃ、振り込み寄進と物品寄進のこの落差は何なんじゃろう?
元々、単なる使用には金銭を課していないせいもあろうし、
単にユーザと作家の立場の違いというのもあるんじゃろうが、
それにしては違いがあり過ぎるような気がするのぅ(^^;
ここで示唆に富んでいたのは、KDICの川島様のお話じゃ。
川島様は、有り難い事に、物品の御寄進だけでなく、振り込み御寄進までしようと、 わざわざ銀行まで御足労頂いたそうじゃが、振り込みの あまりの手数料の高さに閉口して 御寄進を断念されたそうじゃ。(既に充分な御寄進頂いておりますので、 どうか御気になさらずに(^^)>川島様)
確かに、振り込み手数料は高いのうぅ(^^;
わしと同じく、三和銀行に口座を持っていて、かつ、インターネット
バンキング登録などをしておると、振り込み手数料は105円じゃが、
もし、他銀行から窓口行員にやってもらったとしたら、
何と630円も取られる(^^;
これじゃ、御寄進額より手数料の方が高くなってしまう(^^;
本末転倒じゃて(^^;
かといって、クレジットカード決済は作家側に猛烈な負担が行くので、
フリーウェア(個人)用としては殆ど不可能じゃ。
会社でやろうとしておるが、凄まじいぞぇ(^^;
一番健闘しているのは、NiftyやVector等の所謂シェアレジ(送金代行サービス)
じゃが、これとて手数料105円は取られるし、額は固定じゃ。お賽銭ウェア用としては
不適当じゃな。
(アコシスは1円からの可変送金で素晴らしいが、出店側の年会費が・・・(^^; )
「銀行に儲けさせるのは不本意なので・・・」という川島様の お言葉は、概念の議論はともかく、お賽銭ウェアが、実践の問題として 「日本の小額送金システムの問題」で阻害されて いるのかも・・・という事を示唆しておるな。(話がえらく大きくなってきたのうぅ(^^; )
まぁ、以前から言っておるが、御金にした目的は、わしが利益を得ようとするものではなく、
ユーザが自分が得ている利益について自覚して貰う手段なので、
ま、これはこれで構わんじゃろ(^^;
後は、金融自由化など、しばらくは世情を見守るしかなかろうぅ(^^;
お賽銭ウェアへの御意見の中には、各種の小額送金サービスに関する情報なども
寄せられておるが、今の所、決定打はなさそうじゃのうぅ。
(プロブレムさん、お知らせ感謝じゃ♪(^^))
まぁ、企業は儲けねばならんので、儲けにならん様な送金サービスはやって くれんじゃろぅしな(^^;
最後に、今回の話とは、ちと関連は薄いが、 わしと似たような事を考えている人が居る事を紹介しておこう(^^)
わしのが「フリーウェア」に関して「お賽銭ウェア」を 唱えたものなら、 これは「ホームページ運営」に関して「投げ銭システム」を 考えている人たちの話じゃ(^^)(佐々木さん、お知らせ感謝じゃ♪(^^))
投げ銭システム推進準備委員会
実は、ここは公開前から知っとったたんじゃが、 ちょいと個人的に思う事(主に会社絡みの事情(^^;)があってのぅ、 今のところ賛同表明はしておらぬが、趣旨には大いに賛同出来るのぅ(^^)
でも、この方々も、やはり送金システムで困っておられるようじゃな(^^;