第2話 〔 夢 幻 の 世 界 〕 Mugen no Sekai |
「・・・・・。」 「・・・・・えっと・・・。」
翌朝、玄関で私を見るなり先生は黙りこんだ。
「・・・やっぱ、でかけるの、やめましょうか」 「え・・・!?」 「・・・。いや、冗談です、行きましょう」 「はぁ・・・。(冗談・・・・?今のって明らかにやめようとしてたような・・・)」
「ちょっと歩きますか」と言った先生の後ろを、無言でついていった。 道場に来るときとは全く違う感じの服を着た先生は、大人ってかんじで、 「ぶ!!」 先生が急に立ち止まったので、思いっきりぶつかってしまった。
「ごめんなさいっ」
先生が、私の手を掴むと、なんと半透明になっていた。
「…え!?」
意識が遠のく瞬間、優しくほほえんだように見えた…。
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あ、あれ〜? つ、次は必ず近藤さんを・・・。 ついにトリップです。 since 2005.06| メニュー|サイトTOP | |