メールマガジンを読んでいると、書かれている情報そのものは、かなり有用だ。それが、ネット上の情報の寄せ集めであれ、書き手の個人的な経験であれ、そんなことは関係ない。私にとって初耳であれば、それはかなり有用である。

 そうではあるが、なかには段々段々、もうどうにも鼻持ちならなくなってくるメールマガジンが少なからずある。一生懸命、我慢するのであるが、耐えきれなくなって登録削除する。

 たとえば、経済情報のメールマガジンでありながら、子供が産まれてどーたらこーたら、毎回読まされる。おまんのジャリどーでもええわっ!

 そかと思うと、自画自賛のあらし。作者のメールマガジンを誉め讃えるメールを誇らしげに載せる。載せて載せて載せる。たまにだったらいいけど、ええかげんにしとけっ!おみゃーら、そーしていつまでもケツの穴舐めあってろ。おぞましぃ。

 せっかく書いてある内容が目新しいかと思うと、それに対する書き手の意見がみょーに偏向していて、私の考えと相容れない場合、ヘズィテイトする。こいつは国粋主義者かっと思わされたり、右翼系?と思わされたりする。度重なると、削除オサラバ。

 株式まわりのメールマガジンもいろいろ試した。究極的には、やっぱり相場がどうなるかを知りたいからなのであるが、ほとんどのメールマガジンは今晩のダウやナスダックの結果を踏まえずに発行しているので、まったく役に立たない。
 同様にして、週間予想も、金曜のアメリカ市場の結果を踏まえずに予想しているので、私に言わせればまったくナンセンスなのであります。

 私はモメンタリーを最大限に重視しております。というのも、株価というものは、常にさざ波のごとく上げ下げしておるのでありますが、この振幅は10〜20%と、けっして無視できるような幅じゃないのですな。

 インターネットで株取引をする人こそは、デイトレーダーは言うに及ばず、当然ながら短期での上げ下げを狙っている訳で、そういう意味では今晩のアメリカ市場の結果を見ないで述べている御意見なんか、有り難い訳ないんす。それなのに、株式Webなどの今週の株式予想欄も、金曜のダウを見ないで書いてあり、そして書きっぱなし。せめて、なにか大きな動きがあった場合は、随時、今週の予想をアップデートしてくれよん。それこそが、ネットに与えられた重要なる役割じゃないかい。
 週にいっぺん書いて終わりだったら、ネットの意味ないじゃん。

 そういう意味では経済関係の雑誌、とくに月刊誌などは、発刊された時点で既に陳腐化して、なんの意味もなくなってしまっていることが多い。同時多発テロや、株価を大きく揺さぶるようなニュースが出た後などは、それ以前に言及されたコメントをどこまで受け入れていいのか、まるで分からんじゃないか。

 また、株価の買い推奨ゾーンの値を、既にしてはるかに下回ってると、この本っていったいと思ってしまう。しかも堂々と新しげに売っている。

 こういった馬鹿げた状況を救済すること、リアルタイムで対応することこそがネットの役割なのに、それを自覚してるファイナンシャルWebがないのだから、まことに脳天気なものだ。ぷんすかぷんすか。
 私は、だからこそ、ネットで真に有用なWebはないと感ぜざるを得ないのだ。まさか、経済月刊誌を読んでから予想した記事をWebに載せてるんじゃないだろーねぇ。
(ギクッ)

 やれADSLだ、光ファイバーだなどと、インフラのほうは着々と整っていくけど、コンテンツのほうは、実にお寒いかぎりだ。
 常時接続ADSLの最大の売り文句は、オンデマンドで動画を配信できることだと思われるが、まず第一にパソコン画面でムービーを見るのはつらい。ましてや、それが液晶画面であれば、なおさらだ。まだまだ液晶画面はモタモタ映る。それに、パソコン画面はふつうせいぜい17インチだ。(それ以上でかいと却って扱いずらい。)ところが、パソコンの出力の端子にテレビ用の出力は標準装備されてない。(なんと面倒なことだろうか。)

めんどくさーい。おおきに儲かりまへん。

 第二に、ADSLに月3000円支払うなら、レンタルビデオが少なくとも10本借りられる。月に10本以上も新作のハリウッド映画は配給されないから、よほどの僻地のオタクでもないかぎり、レンタルビデオで充分だ。年間で考えれば、DVDデッキ買ったってお釣りがくるぜ。

 動画の配信にそれほどのメリットがなければ、他にこれといったコンテンツが無いかぎり、ADSLにするなんのメリットがあろうか。

パソコンを使いこなすだけのコンテンツなし。

 どうにもパソコンは部屋の片隅に押しやられる運命にあるようだ。
(虫歯が痛いので愚痴っぽくなってしもうた。しくしく。)

 

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