acGetHistory
説明
AutoCADヒストリー文字列を取得します。
書式
Object.acGetHistory(retHistory,[DelimiterList],[retInStrCancel],[ByReal=False]) As Boolean
| 引数 | 説明 |
|---|---|
| retHistory | ヒストリー文字列が返されます。DelimiterList引数に複数のデリミタを指定した場合は、分離されたヒストリーが配列で返されます。 |
| DelimiterList | 省略可能です。空白以外を指定すると指定した文字列以降のヒストリーをretHistoryに返します。複数のデリミタをパイプ文字「|」で連結して指定することも出来ます。 |
| retInStrCancel | 省略可能です。取得したヒストリー文字列内に"*キャンセル*"が含まれているか否かを返します。 |
| ByReal ※3.0.0以降 |
省略可能です。Trueを指定するとAutoCAD2004以降の場合でもヒストリー内の英数カタカナを半角に変換しません。詳しくはこちらをご覧下さい。 |
戻り値
| 戻り値 | 説明 |
|---|---|
| True | 正常終了しました。 |
| False | 異常終了しました。エラーの詳しい内容はShowErrorメソッドで確認出来ます。 |
使用例1
'ヒストリー文字列全体を取得します
Set
Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acGetHistory retHistory
MsgBox retHistory
使用例2
'「LAYER」コマンド以降のヒストリー文字列を取得します
Set
Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acGetHistory retHistory,"LAYER"
MsgBox retHistory
使用例3
'「X
=」「Y =」「Z =」で区切られたヒストリーを抽出します
Set
Acad=CreateObject("AcadRemocon.Body")
Acad.acGetHistory retHistory,"X =|Y =|Z ="
MsgBox retHistory(0)
MsgBox retHistory(1)
MsgBox retHistory(2)