kr_ryo 徒然日誌 <2002年12月15日分>

三國志製作記8〜ようやくコマンド固まる〜

12月は忘年会シーズンだから忙しいんだ〜となんだか本末転倒ですが(^^;やっぱり飲み会忘年会が多くなってきました。年末年始休みにはスキーにも行きますし、好んで忙しくなっているような(^^;;;

さて、三國志製作。ようようコマンド体系をひねり出しました。できるかどうかは別として、趣旨はこういう感じというのをご公表します。

まず、人事、内政、軍事、渉外、情報の5大コマンドにわけました。渉外というのは、外交というと国同士になるけれども、三国以前は本来対内交渉なので渉外です。

それから、それぞれのコマンドの中身は責任者任命と指示がメインです。たとえば人事だと、太守任命とか九卿任命がありますし、内政だと、実務責任者の「治中」任命と、治中指示や、もちろん太守指示があります。

まず、任命は、太守任命コマンドで誰かをどこかの太守にするだけです。その後、異動コマンドで武将をその太守の直属にします。太守が何かをやりたいときは、今度は太守が自分の直属の武将を治中任命で治中としたり、治中の部下の従事にしたりします。太守がプレイヤーでないときは全自動で行われます。責任者の治中と従事は具体的な内政活動を行いますが、これまた全自動です。具体的に開墾をしたい!から開墾コマンド+実行武将指定→実行という感覚と似てますが、開墾治中任命+従事任命→開墾活動開始で、解任するまでずっと続きます。短期間でやめさせると、何でやめさせるんだ…と不満に思うこともあれば、長期間同じ地位だと、俺はなんでこんなことばっかりやらされるんだろう…と不満に思うこともあるでしょう。いや、不満ばっかりじゃなくて(^^;適材適所でその仕事にあっていれば、やめたくないということもあるかもしれません。こういったそれぞれの人物についての思いや考え、噂などの調査を情報コマンドで直接行ったり、上位の者や部下が報告に来たり、直接太守などを呼び出して報告を求めたりすることもできるように考えています。もちろん君主が自分で直接その武将のところに訪れたり、直接呼び出したりということもできると思います。

こういう風に、現実同様基本的には責任者に任せるスタンスですが、指示もできるようにします。税収重視、発展重視、実施経費の多寡、といったところで大まかな指示ができる形ですね。

といことで、基本的にそれぞれの城の内政としての任命や指示は、太守におまかせです。武将を太守の部下として、太守が指示を出すというような形にしたいというのは以前お話ししましたが、そのまま用いています。ですので、無能な太守を任命すると、不適材不適所になったり、部下が不満に思ったりすることでしょう。また、あんまり忠誠心のない太守だと独立したり裏切ったりすることは、よくゲームで再現されてますね。では、君主は地方の太守の内政に口出しできないのか。いえいえ、太守に直接指示を出したり、自領全体の内政担当を任命できたりします。もっとも、全体の内政担当の効率は低く、経費は高くします。自領全体の担当がある城に重点的に内政を行うような指示が出せるようにしてもよいですが、せっかくの太守委任が意味がなくなったりする気もしますね。まあ、太守と全体担当との軋轢があるような形になればおもしろいですね。

内政ばかり書きましたが、軍事についても、太守の率いる城の駐屯部隊と、君主の本城に駐屯する軍団をわけ、将軍を任命して軍団を編成し、各武将を配置するような形にします。軍団長の将軍は太守と同じ扱いで、君主が各武将を部下として任命した上で、軍師や参軍や部隊長などに軍団長が任命していくこととします。経理補給担当も必要でして、下手な担当を貼りつけると異様に経費のかかる軍団になったりして、途中で兵糧切れをおこして退却することがある、というのも面白そうですね(^^

軍団の活動は基本的に訓練で、開戦命令や屯田命令、掠奪命令は君主が出せる形式です。それでも、前線に駐屯させると、軍団長勝手に開戦したり、屯田や掠奪をしたいという軍団長の意向確認があったりするような形にします。攻め込まれたときに軍団や城の防衛担当に配属されていない武将も戦闘に参加できるかどうかは、どういう風な感じになって、どういう時に行われるのか検討中です。

検討中といえば、荊州の総司令官としての関羽や陸遜とかの太守を超えた広域を支配する部下の扱いです。州の刺史やら牧としてもよいのですが、そもそも刺史やら牧やら扱いは当初からどうしようかなあと考えていて、華北の州は規模が小さすぎて意味がなく、華南の州は規模が大きすぎて刺史と君主の支配地域がイコールだったりして、なかなか難しい。ここはやっぱり都督ですかねえ。後漢の制度メインのため、意外と都督とか大都督といった制度は意識的に外してきてたのですが、検討した方がよさそうですね。州にとらわれない上、軍事権ももっていて使いやすそうな感じですし。

ということで、コマンド体系の主なものをお知らせしました。細かい内容はまだ詰めきっていないですが、基本的にこういう雰囲気の三國志ができるかな、とお分かりいただけたでしょうか?(^^;ゲームの制作も小説や芸術と同じで、制作者の見ている世界観・主観が内容に大きく影響すると思います。現実のどの部分を重視したりとか、どういう仕組みになっているかとか、創作と同じく決定するのはなかなか苦労しているんですけどこれがまた楽しい(^^ゞということもいえるんですよねえ。また、これが人によって異なった三國志のゲーム、小説になったりするんでしょう。人によってはこれは違う!と思われることもありますが、私は史実に対しこういう解釈をしたということです。けれどもいがんでたりすることもありますので(--;)皆様のご意見を取り入れつつ前進していきたいと考えております。。。

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