kr_ryo 徒然日誌 <2003年4月27日分>

三國志製作記19〜バランス・詳細・画面〜

今年のゴールデンウィークは全然ゴールデンではないですね〜戦争やら新型肺炎やらだけでなく、そもそもゴールデンではなかったというのもゴールデンウィークぽくない原因でしょうねえ(^^;うちの会社も暦通りです。うーむ。

というような話とはあまり関係なく(^^;先週まででようやく見えてきた三國志製作、当初案とえらい違いのような気もします(^^;;;もともと大量の武将、詳細かつ多種のパラメータ、複雑な内政、戦争など、ちょっとした超大作(?)な感じをイメージしてました。それがすっかりシンプルで、それでも史実にはできるだけ沿った感じの内容に転化していってます。まあ、製作者の好みの変化もありますが、大作がプレイして面白いかどうかが見えにくくなったのが原因かもしれません。

さて、今週で詳細設定など細かい点を詰めていきたいと思います。まず内政について、数値累積型からイベント対応型に変更したため、内政担当武将というのがほとんどいらないようになりました。また、登場武将を高級官僚&武将と位置づけたため、これまた雑用はさせられない。さて、多くの武将はいったい普段は何をしてすごすか?軍隊で訓練しているのか?内政には本当に武将は不要か?

また、三国時代は税の担い手=軍隊に入るべき民が減少していました。そのため、収税だけでなく、徴兵も結構困難になっていました。これは人口が減少したわけではなく、苛政を避けて逃散し豪族の荘園に逃げ込んだためだそうですが、これにより、軍隊は官兵だけでなく豪族の私兵や異民族を含む傭兵などで構成されるようになったそうです。そのため軍隊を編成するのに、君主や太守が武将に兵を授けるだけでなく、そもそも私兵をもって参加するような者もいたようです。こういった事情をシミュレートするのは割と面倒くさいだけでなくそれほど意味がないのではないか?とも思えます。基本は費用をかけて徴兵するとして、やはり武将に付属すると考えた方がよいのか、君主や総大将が、戦闘の際に分け与えると考えた方がよいのか。映画や物語では「○○に兵8000を授ける」とかやっていたはずなんですけども…ただ実際は戦闘前に急に指揮官が決まるというのも、軍隊としてはどうかという気もします。指揮官から兵卒まで、普段の訓練を通してようやく軍隊として機能するような気はするのですが…

さらに、国力は内政値のような単一ポイントで構成するのですが、これによって生じた資金はいったいどのように使われるのか。軍事費やら内政費やら兵糧やら、さらには褒美にも外交の際の手土産にも使うとしたら、かなりバランスよくしないといけません。

まず一点目。普段の武将たち。二点目とも関わりますが、登場人物自体軍人としての武将が多いうえ、武将ではないとしても軍事参謀やらで登場することが多いです。基本は軍隊暮らしだと思います。まともに戦うためには、地道な訓練が大事なんでしょうねえ。内政だけを担当していた武将というのはほとんど登場していなかったような気もします。そう考えると、やはり内政は登場しない官僚たちががんばっていたというべきでしょう。太守や補佐の郡丞がいて、何かイベントがおこった時に城にいる武将に命じるという感じでしょうか?何もなければ訓練でもしているということになるんでしょうか。

これについて、君主の側だと、情報分析する武将や外交担当武将、君主の相談役に各領土の監察担当武将、さらには経理担当武将や財政担当武将、スカウト担当武将なんてのもいたのかもしれません。こういう連中は名前が出ててもおかしくないような高級武将でしょうね。ところが地方の城ならば、それこそ駐屯将軍以外は重要な武将が来ることは少なかった…来てたら左遷だったのかも(^^;…ということなんでしょうね。とすると、君主の側にそれなりに武将がいて、州都などに監察武将(刺史かな?)がいて、前線に駐屯将軍がいて、内陸国には太守くらいしかいないというのは、それはそれでありそうな話…だったんですね( °O °)ということなら、単に武将がいて、普段は訓練しているというのはそれはそれで合理的ですね。

二点目、兵隊たち。イメージ的には、総大将が兵を全部指揮していて、一部を配下武将に授けるという感じなのですが、これについて、1つには武将と兵の上部に軍団というものを設定するかどうか、2つには軍団をつくるとして、総大将が武将に兵を授けて出撃すべきなのかどうか。

そもそも軍団だけが兵を持つということも考えられます。軍団の下に参謀やら部将やら兵糧担当やらの武将がいるという構造で、兵は一括して軍団に所属し、大軍団にしたければ兵も武将も多く配備するという感じです。これに対し、兵をもつ武将を参加させて軍団を編成するという方法もあります。前者では基本的に複数武将の参加を前提としたかなり大がかりなものになる必要があり、武将一人が軍を率いるというこれまたありそうな方法が取りづらくなります。後者では、軍団は単に一緒に行動する武将たちというだけで、有機的なつながりはあまりないため、軍団であることの意味がなくなる可能性があります。

参謀や部隊長など、将軍の部下の武将達の活躍で…というシーンも見たい気もしますが、基本的に君主が総大将ならともかく、軍団の一武将の下の部将が物語で大きく取り上げられたということが少なかった気がします。そしてバランス上も下積み時代の将来の大物武将を早く登場させねば数が足りず、登場した将来の大物武将をわざわざ下級の部隊長につけておくというプレイも取られづらい気はします。結局優秀な武将は若くして総大将とされるような…もともと登場武将は高級武将であるべきという発想であったので、やはり軍団は兵を率いる武将の集まりということにしましょう。やはり軍は普段から同じ指揮官とともに訓練に励む方がよいですね。

とするとして、先程あげた欠点である軍団がそれほど有機的でないという点があります。兵は武将ごに属するとして、軍団を編成する際に、副将や参謀、兵糧担当の武将を配属する形にしましょう。兵糧担当の武将がいなかったり無能だったりすると、軍団活動がしづらいとか経済的でないとかがいいですね。

三点目、内政値から生じる資金のバランスです。SWGでもそうでしたが、軍隊の維持や軍事活動にも資金が必要とすることにして、さらに戦争や内政イベントにも資金が必要としていきます。ここら辺のバランスは…細かいですね(^^;また設計書で検討します。

ということで、そろそろ画面レイアウトを変更したり、パラメータを設定したりする段階にまで来ました。詳細な設定ができているとプログラム自体には今までかけた時間よりはるかに少ない時間で作り上げれるとは思いますが、それでもやはり本格的にプログラムに移るとそろそろこの日誌も書く余裕がなくなってくるかもしれませんね( °〜 °)けどもきっと、kr_ryo版三國志が待たれていると考えれば!(^O^)

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