先週は台風が来て大雨になる!という予想がまったく崩れ、ほとんど降らないまま、台風は日本からそれてしまいましたね〜!まあこんなもんなんでしょう。洪水や崖崩れなど被害が出ないでよかったよかったというところ(^-^)
さて、新規導入したUMLツールJUDEですが、微妙にRoseに慣れた身に違いを感じるものの、しっかり動いています(^O^)やっぱりフリーとは思えない便利さで、手書きとは雲泥の差ですね。フリーとはいえ、ユーザからアンケートを積極的にとって、どんどん改良しようとしているところがいいですね〜(^-^)オープンソースに準じるパワーがついて、有料版にも反映されるというところでしょうか?ただ、予想通り7月20日に登場した最新の1.6版は、26日には1.6.1版が登場してしまいました(^^;;最新版は長持ちしない、というジンクスがまたひとつ達成されたわけです(--;
ところがツールが便利だとしても、やっぱりルールができていないと書けません(T-T)毎度まいどのコマンド押し内政は排するにしても、言ってみれば銀英伝の艦隊が三國志の軍団という感じに、武将が組織に取り込まれると、さて、どうなんでしょう?これまでさんざ武将の個性をコマンドや地位役職で表そうとしていたのとまったく正反対になっている気がするんですよね。そうそう、それこそ無名武将にも光を!なんてことをスローガンに、なんとか仕事を考え出そうとしていたのとは違う方向性なんです。
しかしまあ、無名武将を活躍させるがために、大量のコマンドを必要にしたり、つけれるべき役職を多くするのは、それだけ見ても本末転倒です。まずもって小勢力時代は武将が足りなさ過ぎ、大勢力になるとやっぱりあまる、という状況はそれほど変わらない気はしますね〜常に武将が余っていないというような適正な状況は、よく考えたら早々にせよ劉備にせよ、味わっていないわけで、また、配下側にすれば、常にポストに対して武将が過剰で、競争はしているのです。
それに、個性はほうっておいても出てくるもんであって、組織化したら出てこないというのはまるで現代のフリーター の発言のような………いや、関羽や張飛の個性は組織化が未熟な傭兵一派劉備軍だから出たのであって、諸葛亮がしたように組織化すると、この個性はかえって邪魔になる、という論もありましたね〜そうすると、無名武将であっても諸葛亮のいうとおり動けば、魏延なんかよりも使いやすい、ということに落ち着いてしまいます。む、やっぱり組織化は個性がとおらないという感じですね(^^;;
そこまで言わなくとも、少なくとも軍団長や太守なんかの組織のトップは、さすがに有能な連中をつけるわけです。無名武将は組織の下の方にいて目立たないわけですが、張飛軍団大暴れとなると、やっぱり放っておいても長は目立つわけです。むしろ、同格の武将と、その場限りの総大将がわらわらと攻め込むよりは、常に張飛が総大将をしている軍団の方が、張飛という人物についてはより一層目立つわけですね。組織化は言ってみれば、多数の武将を集約して名前を付けた、いわば抽象化であって(りんごやみかんやびわやももを、抽象化して果物、というようなもの)10人の無名有名武将をつねに10人別々に判別するわけでなく、張飛とその一党、もしくは張飛軍団と考える方が人間にとって自然です。つまり、無名武将はどこまでいっても無名であって、有名武将はやっぱり抜きんでて、頭をもたげるわけです。
私もつらつらふりかえるに、今まで城にいる10人が10人、別々の武将を把握するのに、まあ張飛がいるところとか、10人いる集積地とかで考えていたわけです。そうすると、かえって張飛もぼけやすいうえ、その他の9人はより一層意識にのぼりにくいわけですね。で、攻め込ませるに常にこの10人をセットにして考えているわけですから、やっぱり意識にのぼりません。意識にのぼるとすれば、攻め込んだ先でより有能な武将を捕まえたとき、誰を外してこいつをいれようか、ということだけです(^^;で、その時は能力順に決めるわけですね。たとえ関羽と関平を一緒に動かしていたとしても、徐晃なんかをつかまえて、他に馬超とか豪傑がごろごろしていれば、関平をはずしたりするわけです(^^;;
そうすると、武将は常にばらばらであったとしても、プレイヤーの意識の上ではセットなわけです。組織化していないといいつつ、やっぱり10人1組なわけですね。特に攻め込み武将数上限が決められているゲームでは、上限武将を揃えられれば、ほとんどの場合その上限数1セットで戦争するわけですから、これはもう、組織と変わらないわけです。違いは、組織として何かできるわけでなく、あいかわらず1人1人で動くのと同じばらばらというだけです。で、ばらばらだから個性が発揮できるかというと、そんなわけはないですね。ただ、数値の上下の違い程度だったりします。
そう考えると、実際もそうだったと考えてもいいわけですから、やっぱり組織化すべきでしょう。次に問題になるのは、では、様々な行動は、組織として行動しているのか、やっぱり個人として行動しているのか、というところです。
いつも参考にする銀英伝4では、提督の能力にかなり偏りがあり、副官が提督にない能力を補うわけです。たとえばヤンは統率力は最高なれど、運営力が最低なので、運営力のあるフレデリカなどの副官をつけるわけです。それによって艦隊としての総合能力を上げることができます。この能力補正が、置き換えであるか平均であるかは疑問のあるところですが、その分野について副官におまかせなら置き換え、基本は提督一人でやるものの、あれこれ副官に指図して補助してもらうなら平均でしょう。しかし実際問題として、提督が1人で何でもするわけはないので、置き換えの方が妥当な気もしますが、これまたいくらなんでも副官が何でもかんでも提督に代わってするわけはないので、そうすると平均のような気もします。
同じように、組織として行動するならば、長の能力を中心に平均化するのがより適切な気もします。長が最高能力を持っているならば長の能力でしょうが、長の能力を補正する場合は、無能な者を含めて全員分平均化するか、最も有能な者と長の能力を平均化するかは検討しないといけないでしょうね。
逆に、組織は組織として、個人が行動していると考えると、長の能力が足りない分を、最高能力を持つ他の者が行っていると仮定して、その者の能力で置き換えて考える方が適切ですね。ここで仮定としているのは、長が必ずしも自分が最高能力を持たない分野について、最高能力の者を見だして、そいつに任せるとは限らないということです。よくある話ですが…(~_~;)部下の能力に嫉妬して仕事をさせない、というようなことも考えられるでしょう。この辺は組織のマイナス要因でもありますね。
ここに、組織はどうやって行動しているのかの実態を考えないといけないわけです。たとえば軍団が駐屯地で徴兵するとします。軍団長張飛の運営力はやや低い(^^;;ものの、部下に多少は運営力のある曹豹がついています。……って、いきなりかなりヤバい状況ですね(^^;;さて、しごきの張飛は武勇に優れ、訓練は猛烈な勢いでします。それこそ曹豹をぶっ飛ばすくらいのことをするわけです。こういう場合は、曹豹の能力を加味するなど、長と部下の能力を平均化するなんてことはありえません。そうやって張飛の能力発揮の邪魔をすればぶっ飛ばされるだけです(;^_^A
逆に、徴兵や兵糧調達なんかは、張飛がやったら強盗人さらいまがいになるわけです。もちろんイメージですが(^^;;実際は汝南山賊時代に多数の手下を集めるなど………やっぱり強盗人さらいとしか思えないですか(^^;;;
とすると、いくらなんでもやりすぎだ張飛、と劉備にさとされて、曹豹に徴兵させるわけですね。となると、張飛が手出ししていればともかく、そうでなければ曹豹の能力で解決する方が適切でしょう。これだと置き換えが一番イメージにあいます。
部下が数人いればどうでしょうか。曹豹だけでなく、麋芳や陳登がついていたとします。実行するのが最高能力の者として結果を求めるなら、他の2人はいなくてもいいわけです。もちろん張飛が比較最高能力を持つ陳登でなく、曹豹に命じるかもしれないことは問題になります。また、3人いれば3倍の効果があるんじゃないか、ということも問題になります。
しかし先程の張飛の訓練を見ても、張飛が長でなければこれまた問題になりますけど、張飛が長であれば、長の思うがままに動かして、効果を発揮するわけです。そこに曹豹の能力を付け足して、とはなりません。とすると、3倍の効果ではなく、命令の実行者として、その能力の持ち主の能力が発揮されると考えるのが妥当でしょう。むしろ、3人よればあれこれ議論した結果、中途半端なやり方になったりするかもしれません。3倍どころか、3人の平均というのがいいところでしょう。それどころか3人の協調、ということになると、結果は最も能力の低い者の結果に合わせる、ということにまでなったりするかもしれません。あくまで仕事の内容によりますが…それこそ兵隊ではなく、武将がする仕事です。単純作業じゃあないわけですから、3人よれば3倍とはいかないでしょう。
ただ、訓練にせよ徴兵にせよ、武将が多いから大きな規模でできる、というよりは、武将が司令塔となって無名官僚どもを働かせる、というべきでしょうね。いくら武将が1人ではなく3人いたからといって、300人の官僚にはかないません。これは戦闘でもそうで、3人の武将が300人の雑兵に……勝てるかもしれませんが、300人の雑兵を率いる1人の武将には勝てない可能性の方が高いでしょう。というように、結局武将が何人いるかが問題なのではなく、いかに今いる兵や官僚を動かすか、ということの方が問題です。
つまり、10人の三下武将に率いられる1万の兵より、張飛に率いられる3千の兵の方が強い可能性があったり、10人の雑文官武将よりも1人の諸葛亮、ということです。こう考えると、軍にせよ政にせよ指揮する人物の能力次第であって、数ではない、ということが考えられます。
ということで、組織の能力は長を基準に、優秀な補佐により能力が置き換えられる、というのが最も適切であると考えられます。ただし、長が不得意分野について部下のうち最も優秀な人物をもって能力を置き換えることができるとは限らない、というところがミソです(^^;;はっきり言えば、置き換えずに自分でやっちゃうこともありえるわけです。俺様の方が曹豹なんぞよりより兵を集めることができるわい、というわけです(^^;;;
こう考えていくと、まあ、1人組織でも別段問題はありませんが、優秀なやつが多ければ、いっぱいべたべた張り付けることもできていいわけです。そして、魏がそうであったように過当競争におちいってしまっても、それはそれで仕方ないわけです。優秀な奴は常に世に出るわけじゃあないのです。
さらに、今企んでいる、武将の能力をまったく非表示にしたとしても、組織化することによって問題がずいぶん減ります。というのも、能力がわかったとして、優秀な人物であっても、長がちゃんと使うことができるかどうかはわからないからです。逆に、君主は優秀な人物を見だして長に据えるという難問が待っています。それでも、しょうもないコマンド押し内政のために毎回能力の昇順をやって、上から順番に選んでいくよりかは、試行錯誤の結果優秀な人物をようやく抜擢する方が、シミュレーション的にもゲーム的にもおもしろくないですか?(^O^)
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