如月十七日・水曜日・月齢27.3
−特別篇−
さて、入水した携帯電話レポートです。
第1章・事ノ起リ
場所は風呂。
お湯を入れたはずなのに、
後で見てみると溜まっていないという、
前代未聞空前絶後の怪現象の解明に乗りだし、
文字通り身を乗り出す。
ぼちゃん。
「ぐあー!わー!(以下一通り奇声を発す)」
胸ポケット・・・か・・・。
(因みに風呂は奥にある栓がうまく嵌ってなかっただけ)
電光石火の動きでサルヴェージ。
「電源消さないとショートする」と思い、
素早く電源を消そうとするも、液晶には既にノイジーな画面が・・・。
まあ兎に角、水の入った状態で電源入れるのは拙かろうと、
「携帯電話乾燥ミッション」開始。
(この辺りで「あ、ネタになる」と思い始める)
第2章・作戦其ノ壱
まずは、振る。
や、外から見て隙間があんまり無かったから、
中には浸水してないんじゃないかと楽観的観測をしていたのだが、
出るわ出るわ。振れば振るほど月島雫さんが。
で、振って出せるだけ水を出したところで、
私の頭の上にフィラメント式の裸電球が煌めいたのです。
「乾燥剤だ」(笑)
(そもそも乾燥したら直るのか、
等と云う疑問はもう事象の地平に置き捨てている)
早速、海苔缶から二つほど乾燥剤を拝借し、
吸湿力アップのためにレンジアーップ!(所謂「チン」)
携帯電話の開閉部を開けるだけ開いて袋にポン。
こちらが、その時の御姿です↓
最早完全にネタのために行動してます。
なかなか見られないですよ〜。
携帯電話と乾燥剤をビニール袋で密閉した姿。
日付変わって、昼。
もうよかろうと開封。
触ってみると、携帯電話がなんか「かさかさ」してる(笑)。
機械に手の水分を奪われたのは初めての体験でした。
で、電源ON・・・どきどき。
横線横線横線横線横線横線横線横線横線横線横線横線。
ボーダーボーダーボーダーボーダーボーダーボーダフォン?
いや〜ん。
・・・まああれだけ豪勢に水没したんだから、
無傷な方がおかしいんだけども、矢っ張り哀しいやね・・・。
でも、横線は入っているものの、
何が表示されてるかは解るし、文字も読める。
操作も普通にできるし。
うし。どうせ修理に出すんだからここは、
「バックアップ大作戦」だわ!
第3章・作戦其ノ弐
まずはメール。
愉快な友人達の残した大量の保護メールを出来るだけPCに転送。
てか、メールも送れるのね。タフだわ。
しかし、10通くらい送ったところから画面の線が増え、
色がおかしくなってくる。
やばいやばいやばいやばいやばい。
もう殆ど色の識別も付かない状態で作業を続けるも、
半分くらい送ったところで、ディスプレイはほぼ真っ白に。
ディスプレイの内側に水滴ついてきてるし(ひい)。
しかたなく半年ほど前に購入した携帯電話ユーティリティを使用。
あまりの使いにくさと品質の悪さにずっと放っておいたのだが、
まあメモリダイアルくらいはとれるだろうと、再インストール。
〜しばらく使い勝手の悪さ等に苛立ちつつ作業〜
結局、機種が対応してなかったり色々あって殆ど役に立たず。
敢えなく「バックアップ作戦」断念。
もうやるべき事はやった。ボーダフォンショップに行こう。
午後4時過ぎの薄暗い街(?)を愛機(自転車)で駆ける。
第4章・修理ヲ依頼スル事
到着。修理依頼。
すると「あ、データ取れますね。」
「修理に出してもデータ残るかも知れませんね。」
おおおっ!希望が!
いや実際結構あやしいらしいけど!
で、修理代金見積。
まあ水没だからな〜。\10000はかたいだろうな〜、と覚悟する。
「え〜と、水没ですと最高で\28000、電池パックも交換ですと\2600追加で、
ボーダフォン・アフターサービスに加入しておられますから、
修理代金90%offで\3000ちょっとですね。」
・・・\3000?
安っ。安安っ。
ボーダフォンBANZAI!(アメリカンに)
・・・さてさて、前回の外装修理から一週間経たないうちに、
また病院送りにされたかわいそうな○○ちゃん(未命名)。
どうでもいいっちゃいい写真データその他は残るのか!?
続報は再来週。予定。
○補記
ボーダフォンショップから借りた代替機。
シャープ製のがきれていて、東芝製の割と新しいやつ。
つ、使いにくい・・・。
慣れもあるんだろうけど、
ボタン配置とか色々使いにくいですよ・・・。
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