ベル打

ヘルプ
「 はじめに 」
目次
  1. ベル打とは
  2. 使いかた
  3. 最後に
  1. ベル打とは

    ベル打(べるうち)をご利用いただき、誠にありがとうございます。 ベル打は、ポケベルや携帯電話 / PHS で使われている入力方式を利用し、テンキー(キーボード右側に配置されている数式入力用のキー)だけで文字を入力することを可能にするソフトウェアです。


  2. 使い方

    実際にベル打を使ってみましょう。 ベル打は Windows 起動時もしくはログオン時に自動的に起動します。 ライセンスを登録していない場合は、試用版として動作し、起動時に「バージョン情報」を表示します。


  3. 最後に

    ベル打を知っていただくために、使い方や機能を簡単に説明しました。 詳しい説明を省略したため、いろいろな疑問が残ったかと思います。 詳しい説明は「ヘルプ」からご覧になれるので、ぜひ一読してから、ベル打をご利用ください。


    作者はこれまで、携帯電話からメールが利用できるのは便利だとは思っていましたが、文章がすらすらと入力できないため、使う気にはなれませんでした。 すらすらと入力できないのは、入力方式を覚えていないからですが、「10個程度のボタンで日本語を入力するなんて無理があり、とても覚えられるものではない」と考え、「苦労して覚えてもすらすら入力できるわけがない」と思い込んでいました。

    しかし、携帯電話でメールを書く人は増え、PCよりも携帯電話で書く方が楽だと言う人も少なくないようです。 「もしかしたら覚えるのは大変なことではないのかもしれない」し、「覚えてしまえばすらすらと入力できるのかもしれない」と思うようになり、興味が出てきました。

    普通のキーボードは無秩序にキーが並んでいるため、目的のキーを探すだけでも大変で、キー配列を覚えるにはかなりの時間がかかります。 しかし、携帯電話のボタンはわずか十数個だけしかなく、日本語入力をする場合は、50音順に規則正しく並んでいるので、キー配列を覚える手間はかかりません。 しかも、携帯電話の入力方式の1つであるポケベル方式は、日本語入力方式として広く使われているローマ字入力と、基本的には同じ方式で日本語を入力します。 ポケベル方式を使うのは特別難しいというわけではなく、キーさえ押しやすければ、ローマ字入力に近い速度で文字入力ができそうです。

    実際にベル打を作り、目標入力速度60字/分にして、利き腕ではない左手でベル打方式(ポケベル方式を少し改良した入力方式)の練習をしてみたところ、数時間で日本語入力の練習をすべてクリアできました。 この速度はローマ字入力では約100打/分に相当しますが、ローマ字入力でこの速度の入力ができるようになるには約40時間かかるという実験結果がありました。 それに比べるとはるかに短い時間で達成できたことになります。 その後、ベル打を使って片手でこのドキュメントを書いたり、「練習」を続けたりしているうちに、短期間で日本語入力の練習をすべて110字/分でクリアできるようになりました。 この速度なら、商工会議所のワープロ検定1級(80字/分)も夢ではありません。

    このドキュメントをベル打方式で
    入力した場合の各キーの使用率
    13.1% 15.9% 14.6%
    15.7% 9.0% 3.4%
    4.0% 4.4% 6.8%
    10.7% 2.5%
    ベル打方式で文章を入力してみると、以外に入力しやすいことに気がつきます。 50音の表の並び順は日本語の使用頻度順に近いといわれていますが、そのことが関係するようです。 このドキュメント(「はじめに」)を入力した場合の各キーの使用率を調べてみると、多い順に 8 (15.9%) 4 (15.7%) 9 (14.6%) 7 (13.1%) 0 (10.7%) 5 (9.0%) となっており、この6つのキーだけで8割近くになります。 7 8 9 4 5 の使用率が高いのは、1打目には使用頻度が高いあ・か・さ・た・な行、2打目には母音が割り当てられているためで、 0 の使用率が高いのは濁音などでも利用するためです。 右手でテンキーを使う場合、人差し指で 1 4 7 、中指で 2 5 8 、薬指で . 3 6 9 、親指で 0 を押しているのですが、使用頻度の高いキーを、各指が均等に分担し、しかも打ちやすい位置にある2つのキーを主に押していることがわかります。 そのため、入力がしやすいのです。 これは右手に限らず左手で入力した場合も同じことがいえます。

    今では携帯電話などでポケベル方式を使って文章を入力するのも苦にはならなくなりましたが、「っゃゅょ」などを入力するのにモードを切り替えたりするのは、やはり面倒です。 ベル打方式のように数字以外のボタン( *# )を使って「っゃゅょ」などを入力できるように改良したポケベル方式を業界標準として規定し、全ての機種に搭載して欲しいものです。 また、PDAやゲーム機などでもテンキーを装備し、改良型ポケベル方式を搭載してもらいたいものです。


    ベル打についてのご意見・ご要望などはメール(aruzisu@yahoo.co.jp)でお願いいたします。 個々のメールに対してお答えすることはできませんが、ヘルプに書いていないことなどはホームページにFAQ(よくある質問とその回答)としてまとめたいと思います。 不具合につきましては、バージョンアップにて対応する予定です。 ホームページは、ベクターの作者情報のページよりご確認ください。


    多くの方にベル打を使っていただければ幸いです。

© 2002 あるじす.

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