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スケルトンコードについて

 

 

 スケルトンコードは、スケルトンプログラムとか、単にスケルトン、日本語では骨格とか、雛形、などと言うこともあります。呼び方はどうでもよいことで、"Win32 API ベースのプログラム" を C/C++ を使って書くときは、以下に具体的に示す スケルトンコードの部分はいつも決まりきった形で、これをいつも 1から組んでいくことはしません。面倒くさいし、たとえ出来ても書き下す労力にはあまり意味がありません。そして、それをコピー(&)ペーストしたり、テキストファイルで自分用のスケルトンを用意しておいたりして使います。

 Win32 API を使ってはいても、C 言語のソースプログラム ( .c なり .cpp ) であることはかわりません。

 スケルトンコードには、部分的な修正を加え、さらに自分のコードを具体的に書き加えてプログラムを構築していくことになります。どんなに上級プログラマになろうともその原始的な状況は同じです。スケルトンコードの考え方(というのは言い方としては大げさですが) は、MFC や VCL にもあり、それらでは "プロジェクトの開始" 時に自動的にスケルトンコードを 「吐い」 てくれて、そこからコーディングをしていきます。[スケルトンコードを1から作ってみる]

 例えば、C 言語のプログラムでは、 void main() { return 0 ; } という部分は、書くことになにほどの手間をとるわけでもない簡単な骨格にあたりますが、この形を覚えきらないうちは、これも言ってみれば C 言語プログラム (16 ビットのコンソールアプリケーション) のスケルトンコードにあたるでしょう。

 ここで言う スケルトンコードは、C/C++ と Windows API (Win32 API) を使って書く、GUI の Win32 アプリケーションのためのものです。両者とも、ソースプログラム(ソースファイル)の種類としては、.c なり .cpp の C 言語ソースで、C(/C++) コンパイラによってコンパイルを行います。Win32 API を使えるかはコンパイラの拡張にかかっていますが、基本的にフリーコンパイラではたいていそのように拡張されています。

 

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