簡単なソースを書いてコンパイルしてみる
最終更新日:2004-06-08.
では、なにか簡単なソースを書いてプログラムを作ってみましょう。
その前に。
ソースでは「<」(小なり)、「>」(大なり)という記号が
でてくることがあります。
これをそのままhtmlファイルに書き込むとhtmlタグと混同してその文字が
正しく表示されないことがあります。
ソースをhtmlファイルに貼り付ける際には気を付けていますが、
もし、ミスがありましたらお許しください。
Cのソースを書く道具は、普段使用しているエディタです。
普通の文字が書けて、それらの文字を編集できれば良いです。
+------------------------------------------------------------+
/* filename=no003-1.c */
#include <stdio.h>
int main( )
{
puts("HELLO");
return 0;
}
+------------------------------------------------------------+
上記、「#include」の行から6行分をファイルにコピーして、
「hello.c」のような適当な名前で保存します。
そして、コマンドプロンプトで
LCC HELLO.C
と入力してコンパイルしてみましょう。
コンパイラの設定やソースの記述ミスがなければ、正常に
実行されます。
そして、「HELLO.EXE」というプログラムが作成されます。
次に、コマンドプロンプトで
HELLO.EXE
を実行すると、先ほどソースに書いた
HELLO
という文字が表示されます。
どうですか。
簡単でしょう。
そして、プログラムっておもしろいでしょう。
上記のputs()は関数の内の一つです。
これは、指定した文字列を表示するという働きをもっています。
そうそう、main()というのも関数です。
これは、最も大切な関数で、メインとなる関数です。
必ず一つあって、最初にこの関数が実行されます。
そして、ここからサブ関数が実行されて、複雑な処理ができるのです。
処理が終了すると、終了コードが返されます。
ここでは、「return 0」の部分です。
上記の処理では終了すると「0」という値が返されます。
これを次のプログラムなどで利用することもできます。
Cのソースを書くとき、いくつかの約束事があります。
それを見ながら、こういう処理をしたいな、
それにはこういうソースを書くとよいな、
そして実際にプログラムを作成して実行する、
その結果、なにかバグ、エラーなどがあれば
そのバグを探して修正していく・・・。
そんな風にしていくとプログラムも楽しくなるでしょう。
では、もう一つ。
ユーザが入力した文字列を表示するようなものを作ってみましょう。
上記のソースにちょっとだけ追加します。
+------------------------------------------------------------+
/* filename=no003-2.c */
#include <stdio.h>
#include <string.h>
int main( )
{
int i;
char work[1024];
printf("これから、入力した文字列を表示します。 --> ");
gets(work);
i=strlen(work);
if( i>0 ){
puts(work);
printf("が入力されました。\n", work);
}
else{
printf("入力した文字はありません。\n");
return 1;
}
return 0;
}
+------------------------------------------------------------+
上記のソースをコンパイルして実行すると、以下のように表示されました。
これから、入力した文字列を表示します。 --> ABC
ABC
が入力されました。
上記の「ABC」の部分はユーザが入力した任意の文字列です。
文字列が入力されていれば終了コードとして0が返されます。
入力されていなければ1が返されます。
gets()関数では改行コードは含まれません。
戻る