APP2 (0xFFE2) カラープロファイル Back
カラープロファル出力に対応したデジタルカメラやPhotoshopなどのソフトでカラープロファイルを記録する項目を選んだ場合、このセグメントが記録されます。
中には、撮影や編集時の色を忠実に再現させるためのデータが記録されています。
ただし、このセグメントのデータを利用し表示や印刷を行うには、対応したソフトや使用する機器それぞれに対応したプロファイルデータが必要となります。

ICC Profileとは、International Color Consortiumと言う団体により規定されたカラーマネージメントに関する規格です。
対応ソフトやプロファイルを用意し、モニターを調整(キャリブレーション)したり、作業する室内の明かりや見る角度さえ厳密に指定される非常に取扱いの難しいもので、言わばプロ向けの規格です。

一般向けには、印刷用途に限られますがPIMやExif Printなど取扱いの比較的容易な規格が有ります。


解析例

APP2 :ICC Profiles (1/4) Draft Version 3.4 Tag = 10
APP2 :ICC Profiles (2/4)
APP2 :ICC Profiles (3/4)
APP2 :ICC Profiles (4/4)

JpegAnalyzerでは、セグメント名とバージョン、含まれている情報数(タグ数)を表示します。
また、ツールメニューの
組込み情報>JPEG ICCプロファイルで内部を詳細表示する事が出来ます。

プロファイルのデータで大きいものはJPEGのセグメントサイズを越える場合が有ります。
65536バイト以上有るプロファイルの場合、別のAPP2に分割して記録されます。

JpegAnalyzerでは(序数/全体数)を表示し、個々にAPP2を表示します。
ヘッダがあるのは1つ目のデータだけなので、値が表示されるのは1つ目のAPP2だけです。
バージョン表記について
ICC Profile内部のバージョンコードとバージョンが一致しないので、そのコードの最終バージョンに直して表示しています。
内部コード プロフィル版数 JpegAnalyzer上の表示
0200 3.0/3.01/3.2 Draft Version 3.2
0210 3.3/3.4 Draft Version 3.4
0220 2.2.0 Version 2.2.0
0240 2.4.0 Version 2.4.0
0400 4.0.0/4.1.0 Version 4.1.0
0420 4.2.0.0 Version 4.2.0.0


参考資料
サイトInternational Color Consortiumの右のリンクICC specifications から仕様書PDFファイルをダウンロード出来ます(英文)