保存オプション - BMP

画像イメージをBMP形式で保存する際の情報を設定する項です。

BMP形式は基本的に無圧縮の画像フォーマットなのでファイルサイズが大きくなるというデメリットがあります。
反面、Windowsの標準形式なので高速に表示でき、多くのアプリケーションが対応しているというメリットがあります。

◇ 各部説明

保存オプション - BMP 色深度 トップダウンで保存 圧縮フォーマット ビットフィールド設定 Preview

色深度

いくつの色を使用して画像を保存するかを設定します。
色深度を大きく設定すればたくさんの色を使用できますが、その分ファイルサイズが大きくなります。

色深度使える色数
1 Bit2
4 Bit16
8 Bit256
16 Bit65,536
24 Bit16,777,216
32 Bit16,777,216※1
※1ビットフィールドを設定する事で最大4,294,967,296色使用可能

トップダウンで保存

通常、bmp形式は画像データを下の行から上に向かって1行ずつ順番にファイルに格納する保存方法(ボトムアップ)が標準です。
トップダウンで保存とはボトムアップとは逆に、画像データを上の行から下に向かって格納する方法です。ただ、トップダウンで保存されたBMPに対応していないアプリケーションも存在するので注意が必要です。

圧縮フォーマット

一様にBMPといっても幾つかの保存方法があります。その保存方法を指定する項目です。
ただ、「無し」以外のフォーマットに対応していないアプリケーションも存在します。

フォーマット解説
無し 無圧縮で保存します。これが標準です。
RLE ランレングス圧縮して保存します。
この項目は色深度4 or 8 Bitの場合しか指定できません。
BitFields ビットフィールドを設定して保存します。ビットフィールド設定を参照。
この項目は色深度16 or 32 Bitの場合しか指定できません。
BI_JPEG イメージをJPEGイメージで保存します。
保存されるJPEGには保存オプション - JPGの設定が反映されます。
BI_PNG イメージをPNGイメージで保存します。
保存されるPNGには保存オプション - PNGの設定が反映されます。

実は、「BI_JPEG」と「BI_PNG」を指定して作成されるBMPが正しいかどうかは作者にも判りません。実物を見た事がないからです。
もし「実物を持ってる」「資料あるよ」という人がいましたら情報提供お願いします。(^^;)

ビットフィールド設定

コンピュータはRGBという発色方式を用いて全ての色を表現しています。
例えば色深度16 Bitでビットフィールドが R:5,G:5,B:5 と設定した場合、R,G,Bの各要素は5ビット分(32段階)の色合いを持つことができます。
仮に「赤要素を細かく表現したい」場合は R:14,G:1,B:1 とすると、R要素は14ビット分(16384段階)という精度で保存することができます。ただ、G,Bの要素は1ビット分(2段階)の精度しか保存できない事になります。
つまり目的に合わせてビットフィールドを設定する事で、自分の理想に近いイメージのBMPを作成する事ができます。

この項目は色深度16 or 32 Bitの場合しか指定できません。

Preview

現在の設定を適用して画像を保存した場合、どのような画像イメージになるかをプレビュー表示します。

ファイル名・形式を一括で変換するのオプション設定の場合、このボタンはありません。