まず言っておきますが BCCとはBorland C++ Compilerの略です。
このコンパイラ(Compiler)とは詳しく書くとなかなか面倒なのですが簡単にいうと、 プログラム(ソース)を機械がわかる形(機械語)に変換するものです。
ごく一部の人は
100 INPUT R
110 LET S=R*R*3.14159
120 PRINT S
130 END
(BASICで円の面積を求めるプログラムです)
と書けばこれはプログラムなのでそのまま動くと考えていることがあるようです。
(私もそうでした)
しかし実際にはそんなことはありません。
昔のコンピュータはこのままで動いていました(?)が、現在は動きません。
(昔のコンピュータがこれで動いてたのはインタプリタというものがあったからです)
そこでコンパイラを使うわけです。
ここではC言語用のコンパイラの話をします。
まず有名なのがVisual C++でしょうか。ちょっと高い気がしますが、
安い方らしいです。
VCと略されることが多いです。
次はBorland C++ Builderでしょうか。
C言語用のRADとして有名です。
BCBと略されます。
RAD(ラッド)とはVisual Basicのように視覚的にプログラムを作成できるもののことです。
BCCはこれのコンパイラ部分だけ取り出したようなものでRADは使えません。
しかし、RAD用のコンパイラなので、
できあがった実行ファイルはVCよりも重くなってしまいます。
フリーソフトとしてはLSI C-86試食版なんてのもあります。
これはLSI Japanが体験版として出しているものでスモールモデルしかコンパイルできないようになっています。
(あまり大きなプログラムは組めないということです。)
又、GUIを作ることができません。(こちらは正規版もおなじです)
というより16ビットDOS専用です。
現在ではあまり見かけませんが、C言語専用です。
(他のはすべてC++も使えます)
また、BCCと同じでコマンドラインツールなので、専用の開発環境がないとDOSが使えない人には扱えません。
開発環境はフリーのものが色々あります。
BCCと比べるとずっと軽いので、(ファイルサイズが800KB程度です)
Windowsのアプリケーションを作る気がない人はこちらでもいいかも知れません。
ちなみにふぇんるは使ったことがないので詳しくは知りません。
そしてこのホームページで取り上げるのがBorland C++ Compiler(BCC)です。
上にもある通り、BCBのコマンドラインツールです。
コマンドラインツールですが、GUIを作れます。
逆に、Win32専用なので16ビットDOSは作れません。
GUIとはWindowsベースのアプリケーションのことです。 (微妙に違う。DOSのGUIもある)