Windows XP の活用

Windows XP が必要な(私の個人的)理由:    
     1. BCB5 は、Windows 7, 10では正しく動作しないので、Windows XP(以下 WinXP)が必要である。
     2. Digital Mars C/C++ Compiler が使う デバッガ―は、WinXP にはあるが、Windows 7, 10にはない。
    
 3. 16ビット時代のソースコードを購入し所有している。 これを WinXP とそれ以降のOS用に改造したい。 
        そのために WinXP が必要である。
     4. 旧いHLPタイプのヘルプファイルは Windows 10, 11 では読むことができない。 WinXP が必要である。
     5. その他、WinXP では正しく動作するが、 Win7, 10 では、部分的に動作しないソフトがいくつかある。 
        そのために WinXP が必要である。

Windows XP を必要としない(私の個人的)理由:
     1. WinXPでなければ動作しないゲームソフトを持っていない。
     2. WinXP でなければ動作しないハードウエアは、持っていない。


どの方法でも Windows XP はインストールできる
(複数のパッケージ版 WinXP を所有しています):

     1. HDD(Hard Disk Dirve)にインストールできた。
     2. SSD(Solid State Drive)にインストールできた。
     3. Windows 10 上の Hyper-V に 仮想マシンとして WinXPをインストールできた。
     4. Windows 10 上の VMware Player に 仮想マシンとして WinXPをインストールできた。
     5. Ubuntu  20 上の VMware Player に 仮想マシンとして WinXPをインストールできた。

      6. Java の Virtual Box に WinXPをインストールした経験はない。
      
     1.から 5.までのどの場合でも ライセンス認証ができました。

            補足1.: Windows XP インストール BIOS設定など のページ
        補足2.: Windows XP ライセンス認証の今昔など のページ

Windows XP の実行スピードの速い順(ただし Hyper-V上の vm WinXPは除いた):
     1. WinXP (SSD)
     2. WinXP (HDD)
     3. Ubuntu20 (SSD)上の vm WinXP
     4. Win10 (SSD) の上の vm WinXP

     1.と 2.の比較では、体感上実用的差はなかった。 2.で十分であった。
     2.と 3.の比較は、だいたいの使用感によるものです。
     
3.は、4.よりも、実行スピードが速い。 
       数値計算では、2倍実行スピードが速い。

     WinXP 時代の 私の PC よりも 3.と 4. の方が、断然速い!
             (もちろん 1,と 2.の方がさらに速い。)
     したがって、WinXP 専用のPCを用意して
      1.または 2.を採用する必要はなく、

         3.または 4.の方式で、「私の目的には」十分でした。

       Windows XP の活用に関しては、3.または 4. の方式,、つまり、
       Windows10(SSD) または Ubuntu20(SSD) 上で
     VMware Player を使い、仮想マシン Windows XP を作成し、
     活用する方式がおすすめです。

      
補足1. Hyper-V 上の vm WinXP は、サウンド(音)の出力ができません。 使ってみると楽しくないので
            上のリストから除きました。 Hyper-V 上の vm Ubuntu 18, 20 でも同じ。
      補足2. Hyper-V 上の vm WinXP, vm Ubuntu 18, 20 から、サウンド(音)の出力ができるようにする方法があるようです。

              YouTubeやHPで見たことがあります。 しかし、私はうまくできませんでした。
      補足3. Hyper-V 上の vm WinXP は、実行スピードがたいへん速く 1.または2.と同じ。 VMware Player 上の
            vm WinXP よりも格段に速い。 この点はすばらしい。 同じ仮想化でも 異なる方式のようだ。



Windows XP から Webサイトを かろうじて閲覧することは可能ですが、
  「あちらこちらを、広く、きれいに」閲覧したり、ダウンロードすることは困難です:

     WinXP用 IE6, 8 を使い http:// で始まる Webサイトは表示できる。
     しかし、仕様上、https:// で始まる
 Webサイトは表示できない。 
     したがって、最近の主要なWebサイトはどれも閲覧できない。 例えば、
     MSのHP, MSNニュース, Yahoo Japan, 各新聞社、YouTube などは、
     表示できない。
     Googleの検索もできない。(致命的に不便!)       

     そこで、 Firefox をインストールしてみる。 
     2021年6月現在の Firefox の最新版は 89.0 ですが、
     旧版のWinXP用の最終版  Firefox 11.0b8 を使う。
     https:// のWebサイト にアクセスできるようになり、
      文字を読むことはできるようにはなるが、
      そのレイアウトを含むデザインまでは必ずしも 正しく、きれいに 
      表示できない。
     Googleでの検索は、いつまで待っても検索が終了せず、検索ができない。
     http:// のURLで始まるWebサイトでも同じ。
 以上からわかるように、
    Windows XP で楽しくインターネットをブラウジングすることはできない。 このため
    自然に Firefox も使わなくなる。 Webの閲覧も少なくなり自然に止めてしまう。
    セキュリティ上ちょうどよい。
    私は、インターネットを閲覧する時は、ホストOSである
     Windows 10(SSD)やUbuntu 20(SSD) 上のブラウザーを使うことにしている。 
    ファイルのダウンロードは、ホストOSである Windows 10(SSD)やUbuntu 20(SSD) で行い、
     仮想マシンの Windows XP (vm WinXP) に コピー、貼り付け をしている。
 


Windows XP 用 メールソフトはどれが使えるか?
     Thunderbird の最新版(2021年6月現在)は、78.11.0 です。
     旧版のWinXP用の最終版 Thunderbird 52.5.2 などを使ってみた。 

    私のメールアカウント 電子メールソフト(on WinXP)   
 Thunderbird 52.5.2 Outlook 2003  Outlook Express 
     MSN ***@outlook.com X 
 Google ***@gmail.com X  X
 Yahoo ***@yahoo.co.jp  O

X:  メールアカウントの設定がメールサーバーに拒絶される。 送受信はできない。
MSN office365の場合、タイムアウトしていないのに即タイムアウトしたことにされて、送受信はできない。
gmail の場合、”安全性の低いアプリなので(アカウントの設定を)ブロックした” とされて、送受信はできない。
gmail のWebサイトにログインをしてブロックの解除設定をすると、アプリ(Outlook 2003, Outlook Express)の
有効化も可能のようだが、せっかくなのでそのまま受け入れている。
O:  メールアカウントの設定ができる。 送受信もできる。
ただし、 Outlook Express から ***@gmail.com 宛にメールの送信をすると、
”安全性の低いメールソフトからの送信なので取り扱いはできない” と
gmail サーバー から応答があり
配信を拒絶される。 ただし、拒絶されずに配信されたこともある。

      以上から、メールの送受については、
       WinXP用の最終版 Thunderbird 52.5.2 を使えばよい。


私は、仮想マシン vm WinXP をこれまで長期間活用してきた:
   Win7の初期は、Windows XP Mode を使い、
   Win7 の中期以降から現在までは、
     VMware Player による仮想マシン vm WinXP を使ってきました。
     でも、毎日のように使ってきたわけではありません。
     vm WinXP を1-2週間使い、その後、1-2か月間まったく触らないの
     繰り返しでした。


私の 仮想マシン vm WinXP の全削除、新規再インストールの方針:
   1.vm WinXP に動作不良が現れ使用感が悪くなったならば、vm WinXP 全体を
      削除して新規インストールする。 (これまで多数回行った。)
   2.vm WinXP がウイルスに感染したならば、vm WinXP 全体を
      削除して新規インストールする。(この経験は、ありません。)
   3. 上記 1.と 2.を ”気軽に” 行う。
       vm WinXP上には、大事なファイルを元々置いていない。 
       せいぜい、コンパイラのプロジェクトフォルダぐらいです。

Windows XP は、セキュリティ上安全性が低いと Web上にはたくさんの解説があります。
   そのとおりだと思います。 異論はありません。

それでは、私の パソコンは、どのぐらいウイルスに汚染され、実害を受けてきたか?     
    ホストOSである Windows 7 で トロイの木馬タイプのマルウエアを 3-4回
    検出、削除した経験があります。
    ホストOSである Windows 10 では、今のところまだありません。     

    vm WinXP の マルウエア(ウイルス)の感染については、一度も経験していせん。 
    ただし、汚染されているのに、気付かなかった可能性はあります。 

    ウイルス感染による実害を経験したことは、幸い一度もありません。
    
    以上は、私の場合の事実ですが、だからと言って、
    vm WinXP が安全だとは言えません。
    注意、警戒が必要です。

Windows XP の活用 2021年
       結論: Windows10(SSD) または Ubuntu20(SSD) に
VMware Workstation Player をインストールをして、 その中に
     仮想マシン Windows XP を作成し、活用する方式がおすすめです。


前に戻る