世界観紹介


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世界

今回は、本の外で繰り広げられる物語がほのぼのしているので、RPG中RPGの方は、ややグロテスクな感じにしてみました。
本の外は、なんだか変なことに巻き込まれた以外、普通の日。他愛のないおしゃべり。からかったりからかわれたり、おでかけの計画をたてたり。
それでも、ゲームを進めるにつれ、次第に本の中の物語と、本の外の世界の関連が明らかになってきます。


宗教

この世界の宗教は、根本的にアミニズム(自然の構成要素それぞれに霊魂があり、それを司る神/精霊もいるという宗教観)です。地球の宗教ももちろん信仰されていますが、一神教は、地球とはかなり違った形に変容しているという設定です。これは、自然の個々の基本構成要素に、それを司る精霊が実際にいるためと、「空を飛ぶ」等の、地球で言う奇跡の多くは、こちらでは日常的な出来事であるためです。


精霊と妖精

精霊や妖精の名前などは、他の作品から採っていますが、設定は変えています。精霊は、自然の構成要素を完全に知る存在、より強大な力を持つ存在、妖精は、個々の物体に属する存在です。最大の違いは、精霊は他の宇宙に属しており、現世での生命がありませんが、妖精にはあるという点です。精霊は肉体のない自律魔術プログラムという設定です。


召喚

ゲーム中ゲームの中の召喚には、正規のものとイレギュラーのものがあるという設定です。

正規の召喚は、契約に基づき、精霊を呼び寄せ、働いてもらうというものです。
ホノリオの召喚では、召喚者のMPが報酬になっています。ボス戦後、アポカリュプセが召喚した「全てを無にするもの」では、召喚者の命が報酬になっています。
シグーネの場合、守護王と精霊は互助関係にあります。精霊は、精霊だけで解決できない問題をシグーネに解決してもらいます。その代わり、シグーネは、精霊に助力を求めることができます。また、守護王と精霊は、共通の問題を解決することがあります。

イレギュラーの召喚では、精霊に実体を与えることで、この世界に縛りつけ、意のままに動かします。敵キャラクターがこれに該当します。実体の意識がなくなる(=戦闘に負ける)と、その精霊は、解放され、精霊界に帰ることができるという設定です。
ただ、「イピス」の精霊に限っては、精霊自身も酔狂でやっているという設定です。1面の戦闘後も、この精霊が消えずに残っていたのは、精霊使いの幻術で、あたかも負けたように姿を隠したという設定です。


『つばめ飛ぶ』との関連

プロトーエがミニイベントで言っているように、『つばめ飛ぶ』と『ヒエニアの本』での地形を対照的にするようにしました。『つばめ飛ぶ』の方がより現実より、『ヒエニアの本』では、一部を除いて、ゲームらしい地形になっています。

『ヒエニアの本』と『つばめ飛ぶ』とは、意識的にパラレルにしたところもあります。
大詰めで、水の精による「奇跡」があるところや、ガーヴァンが、イデールと同じように、自分の弱い部分を認める勇気のある人間であること、シグーネがつばめと同じく天才肌であるところなどです。




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最終更新:2007年1月23日