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第一章 速さと速度  

記念すべき第一章です!!が、しばらくはどうしても知っててもらわないといけない話なのであんま面白くは無いと思います。さらさらっと呼んでください。あんま真面目に読まないで下さい。たいした事じゃないので。

速さ
さて、ではまずは、「速さ」とは何でしょう?よく言うのは、時速30kmとかですね。
この、時速30kmというのは、良く知っているように、「一時間に30km進める」ということです。
同じように、秒速5mといったら、「一秒間に5m進める」という意味になります。
逆に言うと、一時間に車が30km進んだら、その車の速さは時速30kmということになります。
このとき、お分かりのように、「一時間に」や「一秒間に」など、「一○○に」でなければなりません。(コレを単位時間当たりと言ったりします。)なので、二時間に車が60km進んだときも、車の速さは時速30kmです。

つまり  「速さ」=「進んだ距離(60km)」÷「時間(二時間)」=60/2= 時速30km
となります。
ちなみに、「時速」と書くのは面倒なので、時速30kmを30km/h (hは一時間)と書いたりします。
また、「秒」はs ,「分」はm と書いたりします。mは大抵メートルと紛らわしいので使いません。(このsは5m/s などとよく使うので気をつけてください)

ここまでは大丈夫ですよね?

加速度
では次に、「加速度」とは何でしょう?コレは意外と忘れられてますが、物理では大事なことです。

たとえば、時速30kmといっても、車なんかはいきなり時速30kmにはなりません。
普通、時速0kmから始まって、10km,20km,25km…と増えていって、時速30kmになります。
この、10km,20km,25km…の増え方が「加速度」です。具体的には、車が走り出してから20秒後に20m/sになったら、増え方は一秒間に 1m/s ずつなはずです。(このmは単純にメートルです。)
つまり、加速度は20÷20=1、ということです。

ところで、この20÷20というのは20(m/s)÷20(s)、つまり「速さの変化÷時間」です。この「速さの変化÷時間」が加速度なのです。
このとき、「速さ」ではなく「速さの変化」が大事なことに注意してください。
速さが時速160kmでも10秒前の速さが時速150kmなら加速度は10÷10=1 になります。
ちなみに、加速度の単位はm/s2(メートル毎秒毎秒)です。(小さい2は二乗です)
なんじゃそりゃ!?って感じですが速さのm/s(メートル毎秒)をさらに時間で割るのでこうなってしまいます。
まあ、単位は「へー、そうなんだ」ぐらいに流してください。

あ、疲れたら読むのやめてくださいね。疲れてまで読むほどの物じゃないですから…

速度と速さの違い
 さて、速度と速さはどう違うでしょう!?実は同じじゃありません。考えてみてください。

答えは・・・速度は方向のある速さで、速さは方向がありません。
簡単に言うと、時速30kmは「速さ」で、「西向きに」時速30kmは速度です。なんとなくはわかりますかねぇ・・・?
まあ、たいして気にしなくても良いと思いますが、ソレこそ学生で「速度を答えなさい」っていわれて、「時速30km」って書くと、バツを貰うんですね…なんかバツのためだけに違いがあるんじゃないかって感じですが…
ちゃんと速度の合成とかやると関係してきます。でも面倒なんでここでは説明しません。


ここまで、「で?だから何?」っていわれれば吹き飛ぶような内容を説明してきましたが、一応大事なことだと思います。何となくでいいんで頭に置いといてください。別に試験とか無いんで忘れちゃったらまた読んで思い出せれば充分です。

では、次回は「運動について」です。ダイエットエクササイズとかじゃないです。ちゃんとした物理です。

         


もう少しちゃんとやってる人へ

まあそんな人がここを読んでるか怪しいですが一応。
と、いっても、今回のことはちゃんとやってる人は実は速度というのは瞬間の速度と平均の速度があることや瞬間の速度は変位の微分で加速度は速度の微分、変位の二階微分ということぐらいは知っていると思うのでとくには書きません。
あとは速度は合成するとベクトルの加法に従わないといけないため、速度と速さはきちんと区別しないと困ってしまいます。
って書いとけば(書かなくても?)多分ここを読んでる人には大丈夫でしょう


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