この部屋は、私が自らの心の傷を癒すのを目的に書いた文章を集めています。勘違いされると困るのですが、私は親を責めるために文章をここで公開しているのではありません。 私は、親の虐待をある意味「交通事故のようなもの」と考えます。 交通事故は信号や標識などで減らすことができます。でも、交通がある限りゼロにすることはできません。どんなに気をつけていても、起きるときは起きます。 子供が問題を起こすと、親が極端なほど責められます。それが決まりのようになっています。 ところが、いくら模範的な子育てをしていても、問題は起きるときには起きるのです。それはいろいろな理由が組合わさった運命のようなもので、誰のせいとも言えない場合すらあります。そんなときに親を責めても無駄です。親が責められ過ぎで疲れ切っている場合すらあります。 問題が起こりにくいように見える家庭は、問題が起きていないというより、小さな芽のうちに解決しているのでしょう。親子のコミュニケーションがよくとれていて、親が子供を本当によく分かっているので、問題が起きてもすぐ解決できるのです。 交通事故と同じで、最小限に防ぐ方法はあると思います。 親の虐待は、密室の話だけにわかりにくいケースが多数あります。わからなかったために問題を大きくしていることがかなりあります。 虐げられている子供自身も親に気遣って言わないことすらあります。 そのために子供の本当の心はとてもわかりにくいのです。 私の文章を虐待防止に使ってくださるなら、それはありがたいことです。しかし、先程書いたように、虐待はどんなに模範的な子育てをしても起こり得ます。それは仕方のないことです。 だから近くで子供への虐待が起きても、親を責め過ぎないようお願いいたします。親もどうしていいかわからないことも多いのです。 むしろどう解決したらいいのかわからない時に、私の文章を使ってほしいのです。親が普通だと思っていることに子供が傷ついている場合がかなりあるのです。 私の文章は虐げられた子供の正直な叫びと、そんな子供が傷を癒し成長していく記録です。少々極端な家庭の記録だと思いますが、虐待解決に役立ててくだされば幸いです。 |